【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】デンゼル・ワシントン/ドン・チードル/ケリー・ライリー/ジョン・グッドマン/メリッサ・レオ/ブライアン・ジェラティ
【公開日】2013年 3月1日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
フロリダ州オーランド発、アトランタ行きの旅客機が原因不明の急降下。ベテランパイロットのウィトカー機長は機体を回転させ、背面飛行で緊急着陸を行った。それはどんな一流パイロットにも不可能な奇跡の操縦であり、ウィトカーはその偉業によって一躍ヒーローとなるが、彼の血液中からアルコールが検出されるという疑惑が浮上したのをきっかけに、驚愕の事実が暴かれていく。果たしてウィトカーは英雄なのか、それとも卑劣な犯罪者なのか・・・。
【コメント】
あの逆さま状態の異常な飛行シーンなどは良くも悪くもアカデミー賞のノミネート作品という括り以外で本作に惹かれる映像ともなり、また英雄か犯罪者か?というキャッチも主人公が不条理な何かに立たされて敢然と立ち向かう正義の物語・・・なんて事も先走った感じで思っていただけに、実の所はウィトカーが抱えるアルコール依存症の問題を軸に展開されるヒューマンドラマの類だった辺りにはちと面食らいをしてしまった。・・まあつまらなくは無かったんですが、それでも映画とはいえやはりこういった重度のアル中の人などを見てしまうと個人的にはちょっと抵抗がありましたねぇ。

実際過去に自分の身近にもアル中な方がいまして、ウィトカーみたいにお酒に呑まれて悪酔いしてしまうのもそうだし、反省の色もあまり無く周りの人に迷惑ばかりを掛けてしまう姿なんかもモロにリンクしていたため、強制病院送りになって改心するまで家庭崩壊一歩手前まで行きかけたあの頃の嫌~な思い出もふとよぎってしまった(汗)。ウィトカーがマスコミから逃れるために妻の家に押し掛けた際の息子の食って掛かりようも正に当時の自分を彷彿としてたもんですから、私生活やら何やらがもう問題だらけなアル中オヤジのウィトカーの姿にも残念ながら全然共感出来ず終いで、むしろあんなノンベー&ジャンキーな状態でよく今まで職務をこなしてたなぁと、その一挙手一投足にただただ呆れるばかり。・・更に言えばその呆れの対象もウィトカーだけじゃなかったですし、都合の悪いものはもみ消そうとする弁護士らの姿勢もあんまり褒められたものじゃないから、結果的に自分が当初思ってた『正義』なんてものがすっかりと霞んじゃってましたねぇ^^;
まあ最後は土壇場の良心が嘘を抑える形ともなり、その後は禁酒も継続してるようである程度の救いは見受けられはしたものの、ただそこに到るまでちょっとムカつきの度合いが蓄積し過ぎたのも然りなので、個人的にはプラマイゼロって気持ちにはなれなかったかなぁ?出来ればウィトカーの人物背景をもう少し掘り下げたり、アルコール依存症になった経緯なんかも詳しく覗かせてくれれば、何かしら同情の余地・・はあったのかもしれませんねぇ?


本作は自分の過去の出来事とも似通った部分もあったせいか、アカデミー賞のノミネート作品で珍しくイラッとする感情ばかりが目立った形ともなってしまいましたが、でもそのイラッとさせる演技を終始完璧にこなしていたデンゼル・ワシントンに関してはお見事と言わざるを得ないでしょうねぇ。今年の主演男優賞は惜しくも逃してしまったようですけど、ウィトカーの本当の姿は予告編を観る限りでは把握できなかったってのもあり、その予想以上の悪役・・と言うよりはダメオヤジっぷりは凄くハマってて、観た価値があったと思えるならばそれはやはりデンゼルの熟練演技に尽きるかもしれませんね?
□作品オフィシャルサイト 「フライト」□監督 ロバート・ゼメキス□脚本 ジョン・ゲイティンズ□キャスト デンゼル・ワシントン、ドン・チードル、ケリー・ライリー、    ...
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アル中のお話しだったのね。
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100人以上の乗員乗客を乗せた航空機が突如、制御不能になり、墜落の危機に。 それ
安心のデンゼル・ワシントンさん。しかしこれはタイトルに連想されるパイロットの話ではなくて、アルコール中毒がテーマのヒューマンドラマでした。 背面飛行という荒業を駆使し墜
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こんにちは

>ムカつきの度合いが蓄積し過ぎた
そそそ、まさにソレです!
私も、もう少し人物像を掘り下げてくれていたら、ここまで嫌悪感を持たずにすんだかもとか、感情移入できる余地があったかもとか思いましたよ。

それにしても、会社も同僚もあそこまで放置してたら同罪ですよねぇ。
日本じゃ考えられませんねぇ。

我慢知らず

>たいむさん♪

さすがに生まれ持っての酒豪ってわけではないはずですから、もう少し詳しい詳細が欲しかったですよね。でもウィトカーの妻と子供とのやり取りを見る限りでは、おそらく家庭間の問題も入ってる気がしますね。

ホント、同僚も知ってるなら自粛させるべきなんでしょうけど、たいむさんも記事で書いていたように彼には『我慢』が足りなかったから、それもまた無駄だったんでしょうねぇ・・^^;

No title

こんばんわ~
どんなに凄い陰謀か策略に巻き込まれた?
機長かとおもったら、、、
ただのアル中機長でがっくりでした(汗
ある意味、予告ではそんなそぶりがないのがすばらしいい
予告だったのですが(苦笑

見せ過ぎも伏せ過ぎも難しい・・

>えふさん♪

予告編でも一応アルコールが検出されたという場面が出てはいましたけど、それが大元の原因だとはあんまり思えない描写でもありましたから、上手い事注意を逸らされた感じもしますねw・・でも予告編はあんまり見せ過ぎるのも駄目ですし、伏せ過ぎると本作のように『まさかアル中物語だとは!?』と面食らってしまう人も多いとは思いますので、編集の仕方が大変な気もしますね^^;

こんばんは

メビウスさん、こんばんは!

基本的には依存症の人の物語でしたよね。
いけないと思いつつも、そういう自分をコントロールできないという。
飛行機で操縦桿を持つ操縦者は「I have (Control)」と言いますが、まさにコントロールできる人が機長なわけで。
コントロールするのが役割をもつ機長のウィップは自らはコントロールできていないという、対照性がうまく設計できている話だなと思いました。

皮肉っぽくも・・

>はらやんさん♪

予告編で得た情報のみの鑑賞だったので、実は依存症の物語だったというのは面食らってしまったのも正直なところですけど、それでもつまらない印象は無かったですね。個人的には自分の過去とも比較する部分がありはしたのですが、アルコール依存症に苛まれる主人公の描写は、デンゼルの迫真の演技もあって見応えがあったのも確か。
それに言われてみれば飛行機のコントロールを己自身をコントロール出来ていないウィップが握るという対比と言うか、皮肉っぽい感じに映ってるのもウマイですね♪

こんばんは

アル中は手に負えないと聞きますが、
実際のアル中もこんな感じなんだろうと…
そういう意味ではデンゼルさんはさすがの演技達者
どうしようもない男をふんだんに演じてくれてました
しかし最後の最後で踏みとどまったのは、一度は愛した女性に死人にくちなしとばかりに罪をきせることへの罪悪感なのか、更正したいとおもっていたからなのか…
なんにせよ、希望の残るラストでよかったです

手に負えません

>makiさん♪

元アル中の親を持っていた実体験から言いますと、飲んだくれてる最中はホント手に負えなかったですね^^;でもさすがにウィトカーのように仕事中まで飲んではいなかったので、そこまで世間に迷惑を掛けていなかったのは幸いだったかも?(苦笑
まあウィトカーの態度にこそイライラしましたが、それを演じてたデンゼルの演技は確かに凄かったですね。少なくとも自分には過去を思い出させるほどの徹底したアル中オヤジでしたのでっ(笑

こんばんは!

メビウスさん、こんばんは!
デンゼルの演技は見事だと想うべきでしょうけども、彼が演じたアル中パイロットには全く共感を得られませんでした。
最後も人として当然の事をしたまでだろうって思いましたし。
当たり前の事を当たり前に描いただけの作品であって、アカデミー賞にノミネートされる程の内容じゃないと思います。

共感できず

>ヒロ之さん♪

ウィトカーにはムカつく人こそ多いでしょうけど、共感できる人は少ないかもしれませんね?それこそ同じアル中の人かもしれませんが、自分もそのアル中オヤジのせいで散々な日々を送ったのでイライラの度合いの方が大きかったです^^;まあちょっと映像や予告編で騙されたというか変に先入観を植えつけられたとこもあったので、改めるとノミネート作品としてはちょっと弱かったかもしれませんね?(汗

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