【監督】エリック・トレダノ/オリビエ・ナカシュ
【出演】フランソワ・クリュゼ/オマール・シー/オドレイ・フルーロ/アンヌ・ル・ニ
【公開日】2012年 9月1日
【製作】フランス

【ストーリー】
車椅子生活を送る富豪フィリップは、その気も無いのに介護者面接にやってきた場違いな黒人青年ドリスを採用した。全く違う世界で生きてきた趣味も嗜好も相容れない2人だったが、不躾ながらも正直で容赦が無いながらも温かいドリスの言動に、少しづつフィリップは心を開いていく・・・。
【コメント】
フランスで空前の大ヒットを記録したのを皮切りに、映画祭でも高評価、各国の興収も軒並み1位、そしてハリウッド・リメイクも既に決定したりと言う天井知らずな快進撃の噂を聞けば、自然と自分も普段あまり鑑賞しないフレンチの作品にそそくさと足を運びたくもなるわけで、そんな今年何かと話題の作品の1つともなった『最強のふたり』がようやく地元でも公開っ。『介護』と言う結構デリケートな題材を扱ってるにも関わらず、全編から醸し出されるのはユーモアある笑いの数々と環境の異なる2人の男の友情物語で、なんか鑑賞前に変に構えてた自分がアホらしくなるほど面白かったですね(笑

しかしまるでその介護問題自体をギャグとして扱ってるのでは?というくらいのはっちゃっけ過ぎてもいる内容は、はた目から見るとオイオイ・・と冷や汗が出てしまうような言動も確かに多いのですが、けどそれらを笑いに転じるテンポの良さなどが同時にとても上手く、観てて危なっかしいとか不快に思うよりもむしろ心地いい感じを抱いてしまう。
ドリスの介護風景にしても最初はとにかくいい加減で、フィリップの世話はかなり粗野で彼の災難も問答無用で下ネタやギャグに変えちゃったりしますし、車椅子も改造したり屋敷に風俗嬢を呼んだりマリファナ吸わせたりと、もう基本的な介護すらぶっちぎりで超越したそのフリーダムさには『呆れ』を通り越してしまうほど度を越えたものばかりなものの、そんな容赦の無さが逆に対等に接してくれている証だと当のフィリップには好感触。普通ならキレてもいいとこなんですけど、ここら辺はフィリップの度量の大きさと人柄も加味してるんでしょうかね?^^;
・・でもまあ確かに『障害者』と聞いてしまうと自分もやはり健常者と少し異なるという一種の固定観念みたいなものを抱いてしまう部分はあると思いますし、またその時点で自分も既に障害者と健常者の間に『壁』みたいなものを形成してる感じにもなってしまっているのですが、本作のドリスの場合はその壁を取っ払って接しているようでもありましたし、フィリップもその裏表の無い正直さに惹かれたんだとも思いますね。介護経験がないからこそ出来たドリスなりの型破り介護も、見方によっては障害者の個性を尊重したかのような1つの方法に見えなくもなかったですし・・。
それにモチロンドリスもフィリップが障害者という事を忘れているわけではないですし、実際やる時はちゃんとつきっきりで介護し、決していい加減な気持ちでやっているのではないというのも理解できるから、尚更ジーンとくるとこもあるんですよねぇ。前科持ちで手癖は悪いものの、根っこの方は家族や他人を思いやる心を持っているので、悪ノリも含めてなんか好感持てる人物でした♪


そいえば本作は実話に基づいた話でもあり、最後にはフィリップとドリスの両本人が登場するサプライズで締めくくっていましたが、よくよく見ると映画とオリジナルのドリスは別人か?と思えるくらいにどーも似通っていなかったので、これらを踏まえるとやはり大分脚色も含んではいるのかもしれませんねぇ?・・けど映画ならではのフィクション性やキャスト陣の好演出があってこそ自分も笑えて感動出来た作品でもありましたから、本作においての食い違いや差異は許容範囲と見るべきかも?ここまで面白い作品にそうした点であーだこーだ言っちゃうのも無粋な感じがしそうですからねっ^^
とっても良い映画だった。
□作品オフィシャルサイト 「最強のふたり」□監督 エリック・トレダノ、オリビエ・ナカシュ □脚本 エリック・トレダノ、オリビエ・ナカシュ□キャスト フランソワ・クリュゼ
さぁ、人生に繰り出そう。 好き度:+5点=85点 大きな期待を胸に抱き、、、。ちょっとたいそうですが。早速鑑賞して来ました。東宝シネマズ二条にて・・・・。 てっきり大感動
車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年の実話をベースにした物語です。
フランス映画だったのね~,これ。ハリウッドの好きそうなテーマだけど。実話というのがまたなんとも幸せな気持ちにさせてくれる,確かに最強のハートフル映画だった。 あらすじ:
12-74.最強のふたり■原題:Intouchables(英題:Untochable)■製作年・国:2011年、フランス■上映時間:113分■観賞日:9月14日、TOHOシネマズシャンテ □監督・脚本:エリック・ト...
口コミやブログなんかでも評価が高かった作品なので、ちと緊張ぎみに観ました。 事故で全身不随の富豪フィリップが、服役歴のある黒人青年ドリスを介護役として雇う。正反対の二人
INTOUCHABLES/UNTOUCHABLE 2011年 フランス 113分 コメディ/ドラマ PG12 劇場公開(2012/09/01) 監督:エリック・トレダノ 脚本:エリック・トレダノ 出演: フランソワ・クリュゼ・・

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洋画の上位~

メビウスさん、こんにちは^^
TB&コメント、ありがとうございますm(__)m

僕は予備知識なく観たのですが、観る前と観た後で
この映画は大きくいい意味で違った印象をもちました。
そしてテーマは本来重くなってしまうと思いきや、
まるで真間のコメディタッチ(笑)
二人が二人の友情を気付きあげていく様と、
やや破天荒な行動の数々に、
エンディングではホロッときたり、
快い感動を与えてもらいました。
今年の洋画の上位に必ず挙げる作品となりました!

どこまでが事実やら

>cyazさん♪

介護、障害を題材にした作品=重いかも?なんて思ってる時点で自分も既に固定観念みたいなものがついてしまっている感じがするのですが、本作はもう始まりからノリノリだったので凄い楽しめましたよねぇ^^本音で向き合って絆を深めていく2人の行動は映画だからこその面白さでもありましたけど、実話を基にしてるだけに、どこまでが本当なのかもちょっと気になっちゃいましたね(・・でもさすがにマリファナ吸ってたのが事実ならちょっと冷や汗モノですけど^^;)。

最近ドンパチ作品が多めだったので、こういった感動作を久々に観ると評価も甘めになりそうなものですが、これは自分も文句無く高評価。相変わらず鑑賞数少ないだけに、自分も易々と上位に食い込みそうです(汗

かなり、、、。

メビウスさん

今晩は☆彡
コメントありがとうございました!
お邪魔するのが遅くなりすみません。
私はかなりお涙頂戴を期待したもので、、、。
ちょっと肩透しを喰らってしまいましたが(笑)
お2人の素晴らしい演技には驚きと感動ものでした。
特にフィリップ役の男優さんの見事な演技には本当に脱帽もの
でした。
福祉の世界の見方も少し変わったかもしれません。
多くの人に観て欲しいものです。

こんばんは

メビウスさん、こんばんは!

書いてらっしゃるように健常者と障害者の間には知らず知らずうちに壁ができてしまったりするもの。
どうしても気を使いすぎてしまったりとかしますものね。
気を使ったことがもしかすると相手が距離感を感じてしまうことになってしまうのかもしれません。
それをドリスは軽く飛び越えちゃうところが、彼の良いところですよね。
同じように一人の人間として接することが大事なのだなと改めて思いました。

壁を作らない難しさ

>mezzotintさん♪

・・そいえば自分も『感動した』とは言ってるものの、不思議と涙は出なかったんですよねぇ?障害者であるフィリップの境遇を理解する事で涙を誘発するかと思いきや、全編ほぼ笑いに包まれていたので、そういう同情に似た感情が沸いてこなかったのかも?^^;
でもそれとは別に、確かに主演2人の男優さんの演技は素晴らしいですよね。自分はどちらも初見でしたけど、フィリップ役のフランソワ・クリュゼは全身麻痺という設定ですから目とか顔の演技で全てを体現してた感じがしますし、ドリス役のオマール・シーはコメディアンという事で、下ネタ連発などが妙に堂に入ってた気もします(笑

>はらやんさん♪

障害がある、体にどこか異常がある・・っていうのは、顔に出さない努力をしてもやはり意識はしてしまうので、道徳的な面も考えれば気を使わないっていうのは現実にはなかなか難しいことですよね。その点ドリスの何と堂々としてることかっ^^;彼は要所要所でスラムの仲間と親しくしている場面が見受けられましたけど、そういうわけ隔てなく接する人柄の良さというか優しさが、フィリップとの関係にも良く現れている感じがしたと思います。

ロングラン上映ですね!

こんばんは♪

私がこの映画を観たのは2ヶ月前ですが
その劇場では今でも上映中です。

派手な宣伝をしているわけでもないのに
同じ劇場でこんなにも長い期間上映されている映画は
私が知る限りでは初めてかもしれません。

口コミで映画がヒットするという事は
映画ファンとしても嬉しい事ですし
しかもこの映画はヒットに値する内容だったと思うので
妙に感慨深くなったりもして…

実話ベースの映画って映像再現しているだけのモノが多くて
製作者サイドの自己満足で終わっているような
イマイチ面白さに欠けてしまうイメージがあるのですが
この映画は構成にも凝っていましたし
映像の見せ方も上手く出来ていたと思います。

「介護」というデリケートな題材でありながら
こんなにも明るい気持ちにさせてくれる映画が出てきたのは
ある意味とっても凄い事なのかも?!

観れて良かった♪

>テクテクさん♪

自分のシネコンは順次公開として回ってきた類だと思うので長期上映こそ厳しいかもしれませんが、それでもその口コミや世間の評判の高さが無ければ絶対来なかったはずですから、そういう点からも本作の内容の素晴らしさが垣間見える気もしますね。

でも介護とか障害者って単語が出ると妙な堅苦しさや真面目さを感じちゃうのは自分が固定観念のように抱いてるイメージのせいかもしれませんが、本作はそういう概念を良い意味で吹き飛ばしてもくれたので、自分にとっても確かに凄いと言うか目からウロコ的な作品でもありましたねぇ♪^^

こんばんは

メビウスさん 8周年おめでとうございます!
私は5年が過ぎたところですから,メビウスさんが大先輩ですね!私も最初の勢いはもうなく,更新も他のお宅へのお邪魔も最近は滞りがち・・・・。でも辞めるつもりはなく,マイペースでも続けていきたいと思っています。これからもよろしく!

さてさてこの映画ですがほんと心地いい面白さと温かさで,ラストまで気持ちよく持っていかれてしまいました。ドリスが介護人でありながら,フィリップを全く障害者として見ていないし自分も完全に自然体で接するところが新鮮でしたね。実話と言うのがまたハッピーな気分になりました。

ありがとごじゃりますー

>ななさん♪

なんやかんやでブログも8年過ぎちゃいました^^;5年も8年も然程差を感じないように思いますし、先輩と言われてしまうとそんなそんなと謙遜しちゃうとこもあるのですが、取り敢えず不定期でも継続してる事だけが自分の取り柄でしょうか?(汗)年月も経つと環境も変わりますし、それはななさんも同じだとは思いますが、仕事や家庭に影響しない程度にマイペース更新が当面の目標。自分も長く続けてはいきたいし、ブロガーの皆様ともこれまで以上にお付き合いしたい所なので、自分としても1つ宜しくお願いいたしますです♪

・・と、ちょっと長くなっちゃいましたが、評判通りの面白さと感動だけあって、本作は自分も最後まで引き込まれましたね。ドリスの介護は確かに破天荒で常識外れにも見えますけど、マニュアルに縛られないやり方や、障害者に対してもフリーダムに接する辺りは確かに自然体。フィリップも紳士ではありますけどその性格から型に嵌るのを良しとしない感じにも見えましたから、共感というか打ち解けていったんでしょうね。
今年も残り1ヶ月チョイだから、このまま本作は今年のベスト入りかな?^^

こんにちは

障害という暗くなりがちなテーマをうまくユーモアに変えてあたたかみのある作品になってましたね!
ドリスのジョークも、欺瞞や哀れみを感じないせいか、そんなにどぎつくも感じませんでした。
健常者と障害者の壁、やっぱりどうしてもあると思いますよ。障害者側がその壁をどう思っているかは人にもよると思いますが…、フィリップの場合は壁なんて「必要ない」といってましたね

私はクラシック音楽の感想をドリスに聞いているシーンが一番好きでした!

暗さ微塵もなし

>makiさん♪

障害、介護・・。そういう単語を聞いただけで暗くなってしまうと言う考えを持ってしまってる自分は、その時点で既に壁を作ってしまっていたような気がします・・(汗)だからなのか、ユーモアと友情に溢れてて暗さも微塵も見せなかった本作には固定観念を壊してくれたような感じもしましたね。
そいえばあのクラシック曲の場面での2人のやり取りは面白かったですね。ドリスの回答は正に一般市民が思い浮かぶであろう返し方でしたし、正直自分もクラシックは曲名とか作曲者よりも『確かあのCMで使われてた曲』って感じで覚えた方が断然記憶に残りますw

こんばんは!

メビウスさんこんばんは!
これはとても心が温かくなる作品でした。
毒舌は吐くけど、ドリスのフィリップに対しての接し方には好感は抱きました。
障害者のフィリップも友達のように気楽に話しかけてくれるドリスにどれだけ元気を貰ったことでしょうか。
あの笑顔が全てを物語っていたんじゃないでしょうか。
『アルゴ』といい本作といい、実話をベースにした作品が良い感じですね!!
素敵な2時間を満喫させて頂きました^^

根っこは善人

>ヒロ之さん♪

ドリスは最初随分図々しくていい加減だとも思いましたけど、フィリップが障害者だと分ってても距離を置かず対等に接する所や、悪態の中にもちゃんとフィリップの事を思って行動してる所とか見ると、やはり随所に好感が持てる人物なんですよねぇ。それになんだかんだでフィリップだけじゃなく、使用人や他の人達にも信頼されていく辺りに彼の人柄の良さを伺う事も出来ますしね^^

実話ではあるけどアルゴと同じくエンタメ性も高かったので、映画としても面白かったですね。最初からノリノリだったので、自分も終始微笑ましかったですw

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