【監督】ミシェル・アザナビシウス
【出演】ジャン・デュジャルダン/ベレニス・ベジョ/ジョン・グッドマン/ジェームズ・クロムウェル/ペネロープ・アン・ミラー/マルコム・マクダウェル/他
【公開日】2012年 4月7日
【製作】フランス

【ストーリー】
1927年のハリウッド黄金期。映画界屈指のサイレント映画スター、ジョージ・ヴァレンティンは、新人女優ペピーを見初め、彼女を人気女優へと導いていく。しかし、折しも映画産業はサイレントからトーキーへの移行期。サイレントに固執するジョージが没落していく一方で、ペピーはスターの座を駆け上がって行くが・・・。
【コメント】
アカデミー作品賞を受賞した作品って地元ではかなり遅れて公開されたりもすれば単館のみの上映に留まったりと、都合良くホームグラウンドのシネコンで公開されるなんて事は滅多に無かったものの、この『アーティスト』に到っては公開日が遅れる事も無くきちんと公開されて正にベストコンディションでもあったのですが、それでも食指があまり動かず足を運ぶ気になれなかったのはやはり『無声作品』という部分が一因でもあったのかもしれない・・(汗)。今の時代にサイレント?と時代を逆行した作風がなんか奇を狙ったかのようにも見えちゃったってのも正直なトコなんですけども、そういう先入観みたいなのは駄目だとも改めさせてもらった感じです。

まあ映画を観るようになってからの今日まで自分はサイレント作品をじっくり観た事がないってのもありましてか、偏り目線で『眠たくなるかも?』というマイナスな印象もいの一番にあったのですが、少なくとも本作においてはそんな眠気や飽きと言ったものは誘発されなかったですね。サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代に落ち目の一途を辿るサイレントの大御所とスターダムを駆け上がっていく新人女優のラブロマンスにしましても、それほど捻った(?)展開にも見えなかった分、声と言う媒介を使わずとも役者さんの演技や合間に出て来るセリフの一端だけで充分分かり易ったっていう意外性みたいなのを感じてしまったのも、自分がサイレント初心者だからなのかも?(汗
舞台も戦前のハリウッドを描いてるだけに、おそらく本作にも『ヒューゴの不思議な発明』と同じような古き良きハリウッドの名シーンやサイレント作品の名作などにオマージュを捧げたりしてるんじゃないかとは思いますが、その辺りはヒューゴの方でもかなり首を傾げていたとこがあったので、残念ながら今回も自分はソコに面白さや懐かしさといったものを見出す事は出来なかったんですよねぇ^^;。・・ですがその分役者さんたちの演技には引き付けられた感じでもあり、セリフが無い代わりに体全体をフルに活用したような喜怒哀楽の感情はホント上手く表現されてましたし、大袈裟っぽく見えちゃうシーンがあってもどこか許せてしまうとこもあった。また主演の2人の他にもジョージの愛犬アギーを演じた犬クンの演技も凄く、意思疎通があまりに完璧過ぎるのでその芸達者振りには脱帽っ。ある意味この犬クンが個人的に一番の見所だったかもしれませんw


フランス映画初のアカデミー作品賞を含む5部門受賞という快挙を成し得たのは内容も然る事ながら、名作へのオマージュや名曲に載せての秀逸な演出、衣装やその他諸々も踏まえた総合的なものも評価されたからこそだと思いますし、かなり遅れてですが自分も実際観てみてサイレント作品の魅力に少しだけ触れたという意味でも、食わず嫌いにならず鑑賞して良かった作品でもありました。
ただ上記のように、自分はちと映画史に触れた内容などに関しましては大分スカスカなもんですから、本作の良し悪しみたいなものも必然的に役者さんの演技とかストーリーといった表面的なとこに目が行ってしまい、観て良かったと思えた・・と同時に『これが作品賞なのかぁ・・』という妙にモヤっとした気持ちも抱いてしまった。
見るべき箇所はもっとあったと思いますが、無知も手伝うとやはりどこかズれた鑑賞になってたようで、言葉を濁すと『割と普通』という結論になっちゃったのでした・・'`,、(´∀`;) '`,、(汗
やっぱり映画音楽はサイコーに好きだ♪
ランキングクリックしてね ←please click 第84回アカデミー賞にて作品賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、作曲賞最多5部門受賞 試写にて鑑賞。 監督はミシェル・アザナヴィシ...

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ご無沙汰です~

メビウスさん、こんばんは~
超がつくご無沙汰;
忘れないでいてくださってありがとうございますぅ

アーティスト…ご覧になられたんですね。
正直に言うと私もそんなにサイレント作品を好んで見る方ではないですが、チャップリンやキートンの映画などなど、サイレント作品ってイメージとしてはコメディな部分が自分の中では印象が強いです。

表現方法はどちらかというと大げさな感じでですが、でもリアルな感情や体を張った本物のアクションシーンなどにとても感動したものでした。そう、眠くなんてなりませんってw

メビウスさんも、今後サイレント作品に触れる機会があったりしたら、映画を観る上でこれまでとは違った楽しさを感じるかもしれませんよ~。

なんというか、時代もどんどん進んで、今では3Dそしてデジタル化されて、当時では考えられなかったような映像表現も簡単に可能になったりしてます。
でもなんとなくそんな時に思うのは…やっぱりスタッフの作品への愛とか役者魂を感じる作品が好きだったりしてます。
>体全体をフルに活用したような喜怒哀楽の感情
・・・まさにそれを期待して自分は映画を見てるのかなって思いました~
アギー可愛かったですよねヽ(´▽`)/


もはや年に一度の挨拶ww

>シャーロットさん♪

もうすっかり年に一度の挨拶みたいな感じになっちゃってますけど、それでもシャーロットさんのブログの方などは実は定期的にチェックしてるので、全然忘れてなどいませんよ^^(笑

自分もサイレント=チャップリンという結びつけは真っ先に思い浮かんでしまうとこがありますから、サイレント作品は喜劇が主立ってるイメージも抱いてしまいますね。このアーティストはラブロマンスのようでもありましたし、笑いよりはむしろ感動のほうが大きかった気もするんですけど、それでもジョージの愛犬アギーの一挙手一投足がコメディの要素を持ってて、自分もその仕草には結構笑っちゃったものです。

サイレントからトーキーに移り変わったように、現代の映画館も3Dの普及で2Dが少し外様にも見えてしまうこの頃・・^^;古きものは消え行く運命ですが、個人的にはジョージのような固執感も嫌いじゃないんですよねぇ。そういう執着する根底にやはり情熱とか愛みたいなものがあると思いますしねっ。

こんばんは〜

メビウスさん、長らく更新とまってたところへ遊びに来てくれてありがとです★

確かにこれがアカデミー賞かぁって感じはありますよね〜
映画人受けする内容だったと思います
期待した程じゃなかったかなぁ。

作品賞でも・・

>migさん♪

そいえばmigさんのブログの更新であそこまで間が空くのも珍しいですね。けどマイペースな更新で構わないと思いますよ。


大見得きって映画人ともいえないですし、サイレントにも疎かったせいか、作品賞にも関わらず結果淡白な観方になってしまいました(滝汗
ホント、映画通な人には良さが分かると言った感じでもありましたし、そういう点では本作と作品賞を争っていた『ヒューゴの不思議な発明』とも似通っていた部分がある気もしますね。損な内容ではありませんでしたけど、同時にちょっと好みとも違ってたかな~と・・。
こう言ってる辺り、自分ってやっぱり映画愛好者じゃないのかも・・・--;

こんばんは

メビウスさんご覧になったんですね。

メビウスさんは普通って感じなんですね。
個人的には昔のサイレントや幾つかのオマージュなど
様々な面白さが感じられました。

まあサイレントは好き嫌いは別れますよね。

玄人向けに感じてしまいました

>daiさん♪

普通という感じになっちゃったのは、やっぱり無声作品に疎いからだとも思っちゃいますねぇ・・^^;オマージュな部分もまるっきりでして、結果的に見方がヒューゴとおんなじになってしまいました(汗
今年のアカデミー賞を賑わせた作品は少し玄人向けのように感じてしまい、ホント好き嫌いが分かれてしまいました・・。

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