ステルス(評価:△)

【監督】ロブ・コーエン
【出演】ジョシュ・ルーカス/ジェシカ・ビール/ジェイミー・フォックス/サム・シェパード/ジョー・モートン/リチャード・ロクスバーグ
【公開日】2005/10.8
【制作】アメリカ
【ストーリー】
近未来のアメリカ。海軍が極秘に進めるテロ対策プロジェクト実行の為、ベン(ジョシュ・ルーカス)、カーラ(ジェシカ・ビール)、そしてヘンリー(ジェイミー・フォックス)の3人のトップガン達が選ばれた。
そして次々と成果を上げる彼らのチームに、新しい仲間である最新鋭の人工知能を搭載した無人ステルス戦闘機エディ(EDI)が加わる事になる。しかし、4機での任務遂行中、エディは突然暴走を始めてしまう・・・
【コメント】
何でも、およそ1分間のCGに8千万もの大金が注ぎ込まれているという本作。
ビル・ゲイツでも1秒間の収入が約6~7千円だから、支出面ではビル・ゲイツを遥かに超越していると言う事になります(笑
『ターミネーターシリーズ』のスカイネットなんかもそうでしたが、機械がアクシンデントやコンピューターウィルス等によって異常が起き、自我に目覚めると言うパターンは、ちょっと安直過ぎる気がするんですよね。そういったストーリー展開を何度も観てきただけに。
でも予告編で驚かされていただけはあり、確かに戦闘機が空を縦横無尽に飛び交うシーン、マッハのスピードを観る側に体感させるような演出、空中での激しいドッグファイトなどは、太鼓判を押すくらいに迫力があります。ミサイルを撃ち込んだ時の爆発・炎上する際も大袈裟なくらいド派手ですし、戦闘機の音速状態の飛行音なども(良い意味で)かなりやかましく臨場感があり、DVDを借りて家で観ると迫力が半減すると思うので、そう言う意味では映画館で観た方が断然良い作品だと思います。
しかし肝心のストーリー展開はと言うと、あまりパッとせずむしろ淡白感を隠しきれない。
驚愕の事実や、陰謀などと言ったものに緊迫感のようなものが感じられず、更には先の読めるシーンさえあったりで、特にカミングス大佐が『1人にしてくれないか・・』と言った時点で『あ、こいつ自殺するな』と、一瞬で分かりました(汗
しかも敵国が北朝鮮と言うのもまたありきたり。007の『ダイ・アナザー・デイ』でも敵国が北朝鮮で、それが元で当時色々と問題が起きたのに・・・(-_-;)
米と英はやっぱり未だに北朝鮮=敵と言うイメージを強く持ってるのでしょうか?ラストでもベンはなんの躊躇も無く兵士がごった返してる森に向かって、エディにミサイル撃ち込めと言ってる辺りからも、言ってる事とやってる事が何だか支離滅裂に思えてきました。
この映画は個人的に期待をしていた映画なだけに、このストーリーの粗さにはちょっと頭を抱えてしまいました・・(-_-;)
ただジェシカ・ビールの水着姿を見て、以外に彼女が巨乳だった事が予定外の眼福でしたけど♪(笑
しかもエンドロールが終った後のあれって・・・・『GOZZILA』や『エイリアンVSプレデター』と同じネタですか・・・(滝汗
お願いだからあそこから『続編』と言う形にだけは繋げないで下さい。
『ステルス』公式サイト