【監督】デンゼル・ワシントン
【出演】デンゼル・ワシントン/フォレスト・ウィテカー/デンゼル・ウィッテカー/ネイト・パーカー/ジョン・ハード/ジーナ・ラヴェラ
【公開日】未公開
【レンタル日】2012年 4月27日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
1935年アメリカ、テキサス州マーシャル。人種差別が色濃く残るこの街には「白人専用」施設があふれ、黒人たちは虐げられていた。この歪んだ社会を正す方法は「教育」だけ。そう信じる教師トルソンは、黒人の若者に立派な教育を施すという夢の実現に向け、ディベート(討論)クラスを立ち上げる。そして彼の熱意に触発された勇気ある生徒たち。やがて討論大会に出場し始めた彼らは、黒人というだけで経験してきた悲しい過去や秘めた怒りを「言葉」という武器に託し、大勢の観客たちの心を動かしてゆく。だが彼らの活動が人々の注目を集め始めていた矢先、トルソンの言動を「過激すぎる」と問題視した学校側は、ディベート・クラスにまで圧力をかけ始める・・・。
【コメント】
紛争・スポーツ・政治などなど、これまでも様々なジャンルを題材にしながらその時代時代に実際起こった黒人への人種差別を扱った作品が数多く作られ、自分も鑑賞の都度勉強になってる気がしますけど、今回観たこの作品で扱われているのはディベート(討論)と呼ばれるもの。1930年代のテキサスでディベート大会へと出場する1人の黒人教師と生徒達の奮闘が描かれています。・・そして例のごとく実話です。

しかしこういう作品を観る度に、黒人差別の劣悪さ等をまざまざと見せ付けられてかなり気分も重くなっちゃうのですが、本作の舞台になっているテキサス州も相当なものです。陰湿な類もあれば冤罪もあり、中には目を覆いたくなるような残虐な行為もあったりで、頻度こそ多くないもののそれでもやはり1つ1つが観ていてちょっとキツイものがある・・。それにこの時代って白人の黒人に対する虐げというのは『差別』ももちろんそうですが、その他にもなんだか『狂気』のようなものも見え隠れしてて、鑑賞してた自分もあるシーンを見てゾッとしてしまったほど。そんな風に常に命の危機すらもあった場所で、ディベートによって黒人たちの意思を公然と主張する行為というのは確かに勇気のある事だったんだなと思いますねぇ。

でも自分は正直そのディベートなるものすら詳しく知らなかったので、人種差別の歴史云々と同様、無知っぷりがまた露となって少々自虐的にもなってしまった・・。この時代からあるくらいですし、各大学で大会も開催されるくらいなので、その規模の大きさと歴史の深さも改めて知ったところ。
2対2で行われるその討論合戦は小難しい議題に哲学や歴史を織り交ぜての論戦なので、これもまた正直なところあまり良く分からず聞いてただけみたいな感じにもなっちゃってましたけど、ただ意味は殆ど理解出来ずとも討論者の熱弁の力強さなどには惹きつけられるものがあったのは確かですし、終盤でのハーバード大学との論戦では生徒達の悲痛な実体験を含んだリアルな発言にも感動してしまう。まあ多少ご都合主義にも見えちゃう展開もありましたけど、実話ならしょうがないかなと^^;


人種差別が横行していた地で迫害されながらも、その問題に臆せず立ち向かい、力強い言葉で以って立ち向かった感動のストーリーも然る事ながら、主演のみならず監督もこなしたデンゼル・ワシントンや他の黒人俳優たちの熱演も見応えがあった本作♪同じアカデミー賞受賞者でもあるフォレスト・ウィテカーとの共演も、こういった作品だからこその滅多に見れない組み合わせでもあるでしょうから、そういう意味でも本作は観た価値があったかなと思いました。

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