【監督】シモーヌ・ノース
【出演】ガイ・ピアース/サム・ニール/ミランダ・オットー/ルース・ブラッドリー/ケイト・ベル
【公開日】未公開
【レンタル日】2012年 5月2日
【製作】オーストラリア

【ストーリー】
1999年3月、15歳の少女レイチェルが失踪した。両親はレイチェルを探し回るがいっこうに行方が分からなかった。レイチェルの彼氏に聞いても行方は分からなかったが、彼女が失踪する直前、いいお金になるアルバイトがあると嬉しげに話していたという。ただレイチェルはそれがどんな仕事かは誰にも言わなかった。不安を募らせる両親は何度も警察に行くがなかなか捜査をしてもらえない。警察の対応に憤りを感じながらも娘のことが心配な両親は自分達で失踪に関するチラシを作り、何とか手がかりを探そうとするが・・・。
 
【コメント】
実話という部分に目も行けば、ご無沙汰俳優なガイ・ピアースを最近未公開の方でちょくちょく見るようにもなったという理由で借りたものの、これは個人的にちょっとしっぺ返しくらったような感じでもありましたねぇ。面白くないつまらないという意味ではなく、本編全体に漂う理不尽さとやり切れなさに『興味本位』という感情が一気に吹き飛んでしまったのでした・・(汗

実際に起きた事件でもありますしデリケートな問題もあるでしょうから、内容に過度な演出やドラマティックさは皆無ではあったものの、逆に淡々粛々とした流れで1人の少女の失踪の謎を徐々に紐解いていく本作には妙なリアリティもあれば、言いようのない不安感や張り詰めた緊張感もその都度滲み出ているようだった。本編では失踪したレイチェルの両親や犯人でもあるキャロライン、そして被害者のレイチェルの視点で事件の経緯を振り返るようにも進んでいくのですが、失踪当時の状況などの詳細がやけに事細かにも見受けられてしまったので、この辺りは『実話』と強調してるだけあって作り手の事件に対する向き合い方と言うんでしょうか、妥協をしない姿勢も汲み取れた気がしますね。レイチェルの両親の無念な気持ちにも痛感してしまう部分も多かったですし、家出と決め付けて全く捜査を行おうとしない警察の怠慢さにも怒りを通り越して呆れてしまうほどでした・・。

それと自分はこの事件の事は知らなかったので、借りる際のポイントとなった1つとしてはやっぱりガイ・ピアースら豪華出演陣に拠る所も大きかったのですが、実際観てみますと一番際立たっていたのはキャロラインを演じていたルース・ブラッドリーで、彼女の演技力はホント凄かった。醜い容姿や家庭環境を呪い、コンプレックスだらけと決め込んでいる身の上故に凶行に走る悲しくも恐ろしい女性を見事に熱演していて、これは一見の価値アリと言ってもいいくらいではないでしょうか。全裸もなんのそのな体当たりにも気合が入っていて、主演(?)のガイ・ピアースを退けるようなその存在感は、この事件と同様に記憶に残りそうな気もします。


・・ただこの事件は端から見るとキャロラインの身勝手な犯行とも取れるのですが、それでも心底憎々しいと思えなかったのはやはり当事者じゃないからか、それとも彼女の境遇を垣間見たせいでもあるからなのか・・?
そいえば自分が以前購入したとある書籍の著者の自論に、『人は生まれながらにして悪人ではなく、環境や経験がトラウマとなって歩むべき道を違えてしまう』とあり、キャロラインの境遇を見たらそれもまた言い得て妙だと思ってしまった。そういう意味では彼女の過去をもう少し遡って描いて欲しかったというのもありますね。

実際に起こった少女失踪事件を基にした作品だそうです。そう考えると非常に恐ろしい作品です。 15歳の少女レイチェル・バーバーはダンス教室に行ったきり帰宅しなかった。彼女はボ

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こんにちは♪

キャロラインの闇の中に取り込まれてしまうような作品で、衝撃的でインパクトのある良作でした
(お気に入り&下半期ベストにいれてしまったほど!)

見ている方も大変少ないんですが(勿体無い!)、これは本当にキャロライン役のルース・ブラッドリーさんの卓越した演技力がすべてといってもいいかもしれませんね
父親に裸体をさらして「私は一生醜い白豚!」と叫ぶシーンや不安定な情緒を演じるのが抜群に上手く、涎をたらしながら凶行に及ぶ様やラストのにやと笑う様子が実に「ホンモノ」らしく、恐ろしかったです

しかしコンプレックスに悩み、それをたまたま目にした美しいレイチェルの中に自分の醜い姿をみるなど、共感できるところが凄くあるんですね(だからといって殺人はいけませんけど)
だから凄くこのキャロラインが恐ろしくもあるんだけれど憎めない、絶妙な立ち位置にあったと思います
ほんと一見の価値ありな作品でしたね!
OP/EDのいっけんPOPな曲も結構良かったです

重苦しいけど・・ベスト

>makiさん♪

実話を基にした作品は個人的には大好きなんですけども、本作は内容がアレなもんですから、観終わったあとは相当しんどくなっちゃいましたね^^;
観た限りではキャロラインは最後まであまり反省の色が無い感じでもありましたし、レイチェルの不運と両親の悲しみがただただ不憫に思えて仕方なかった・・。衝動的な犯行にも思えてどうしようもないと思いつつも、彼女の屈折した感情や家庭環境を省みると、やはりキャロラインも哀れと言いますか、複雑な気持ちになっちゃいますね(汗

それとルース・ブラッドリーは確かに迫真でございました♪恐らく実際のキャロラインをかなり研究したんじゃないかな~と。彼女の熱演もあって、これは自分もベスト候補っ、これからは彼女の出演作は出来る限り鑑賞したいものですね♪

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