【監督】デイヴィッド・イェーツ
【出演】ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/ヘレナ・ボナム=カーター/ジム・ブロードベント/レイフ・ファインズ/マイケル・ガンボン/アラン・リックマン/マギー・スミス/エマ・トンプソン/ジュリー・ウォルターズ/他
【公開日】2011/7.15
【製作】イギリス、アメリカ

【ストーリー】
友人を亡くし、多くの犠牲を払いながらもハリーたちはヴォルデモートを抹殺すべく分霊箱を探す。だが4つ目の分霊箱を手に入れた後、ヴォルデモートにその事実を察知されてしまう。そして5つ目の分霊箱が眠るホグワーツで彼らの最後の戦いが幕を開ける・・・。
 
【コメント】
シリーズ作品の完結編と言うものは原作に思い入れがあれば尚更に感慨深いとは思うのですが、そんな原作を未読とはいえ自分も一応01年公開の1作目から付き合ってきたイチ鑑賞者としては、その既読者に勝るとも劣らない感動を同様に味わえた気がするハリポタシリーズ。
足掛け実に10年。長く続いたヴォルデモートとの因縁、そしてハリー達の成長物語も丹念に描いてきたシリーズ最後の作品は、激しい魔法アクションや様々な謎に回答を提示してくれてもいた、白黒はっきり満足のいく内容で、とても面白かったと思います

ヴォルデモートの魂が収められている分霊箱探しと逃避行に終始していた前作のパート1は、正直本作の繋ぎであり、真のクライマックスに向けての準備段階という雰囲気でもあったため、どこか仕方の無い失速感も滲ませていたと思うのですが、今回のパート2はその失速を補う見所がたくさんあり、派手なアクションや映像をふんだんに盛り込んでるのもあってか非常に見応えがあって良かったですねぇ。・・しかしながら観る前に一抹の懸念が無かったわけではなく、その1つがパート1から継続している上記の分霊箱探しでもあったりする。それこそパート1を観ていた時は全部見付けるとまではいかずとも、残りあと1個みたいな感じで綺麗にパート2に持ち越すような事も考えていたのですけども、実際は『やっとこさの1つ』であり、死の秘法諸々含めてパート2へそんなにたくさん課題を残して忙しくならないかなぁ~?なんて不安を抱いてもいたんですよねぇ・・。
確かに実際観てみると忙しいw忙しいのですがっ!・・それでも駆け足という程には見えなくて、ヴォルデモートの軍勢とホグワーツで大バトルを展開しつつ分霊箱探索も同時進行させていくといった内容だったので、切羽詰った状況の中で分霊箱も破壊しなければならないと言うのは、ある意味ハラハラする緊迫感をも生み出していて、結果それが終始飽きさせない方向に向いていたから面白く観れたのかもしれない。分霊箱の器にしても全部意外性のあるものばかりだったから次はどんなものだろうか?と心なしかワクワクしてた部分もありましたし、6つ目の分霊箱は正に灯台下暗しって感じでもあって驚いてしまいました。

驚きと言えば最後の分霊箱(←これは観る前に職場の人にネタバレされたw)の存在や死の秘法の所在と、ホント色々な驚き真相が明らかになっていた本作でしたが、とりわけ気になっていたのはやはりスネイプ先生の真意でしょうか。思えば1作目からドラコ同様何かとハリーを目の敵にしてましたし、『謎のプリンス』ではダンブルドアをも殺害してしまい、自他共に認める極悪人のレッテルを貼られてしまった嫌な人ではありましたが、しかしその真実の姿はハリーの両親やシリウスと同じくらい彼を陰ながら支えていた善なる人でもあったと同時に、悲しい過去を抱えながら周囲を欺き続けてきたその生き様の全てを知った時、自分もかーなーり目頭が熱くなってしまった。逆にこの土壇場で悪人と言うか冷徹な真意を持ってたのがスネイプではなく実はダンブルドアだったというのもまたびっくり。ヴォルデモートとの決戦でも重要な要素だったニワトコの杖のカラクリ等もそうでしたが、ハリポタって登場人物だけじゃなく魔法の道具もかなり多いせいか、人物の相関や魔法の道具の設定もかなり独特なので、原作未読な自分は何かと裏を掛かれる事が多かったな~なんてことも今更ながらふと思っちゃったり。王道のようなファンタジーでもありながら意外な展開もたくさん含まれていたように思えますから、それがこの作品が世界中で愛されてる理由の1つでもあるのかもしれませんね。


ヴォルデモートらと密に関わって行くに連れてどんどんとダークな路線に向かっていた後半ではあったものの、仲間達と力を合わせて戦い抜いた最終決戦には勇気と感動を貰い、そして十数年後の時が過ぎて大人になったハリーたちの場面では、彼らの意志や精神が新たな世代へと紡がれて行くラストに清清しさを感じつつ、どこか『お疲れ様』と労いの言葉をもかけたくなってしまい、終わった後は一大ファンタジーの大団円に自然と拍手をしてしまったほど。スクリーン越しだったらきっと涙ちょちょぎれてたかもしれませんねぇ~?
年の瀬間近に観れたって事もあり、気分的には今年の映画鑑賞を締めくくるような作品になっちゃいました(まだ締めくくらないけどw)

評価:☆
観て来ました~そしてついに終わっちゃった…。ハリーたちが小さい頃からみてきて、だんだん成長して、なんだか一緒に時を重ねた分感慨深いというか、なにかしら1つの区切りがついた気分。 映画の内容としては非常に良くできていて(多少の変更はありましたけど)良かっ...
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こんにちは♪

10年...そんなに思い入れがあるわけでもないのですが終わっちゃったーとさびしい気もします。
この映画に関わった方々にはお疲れ様といいたいですね。

こんにちは!

もうDVDになったのですね~
というか、豪華版BOXが発売になってるし、チマチマ買い続けてきた消費者が不憫だったりも?(笑)

原作も7巻の前半はどん詰まり気味で、あの3人ですら不協和音を奏でるし、しかもスネイプは裏切るわ、ダンブルドアは不在だわでどうなることかと思ったけれど、パズルのピースがハマり出したらあとは止まらないような後半(パート2)でしたね。

長年付き合ってきたかいがあるというもの。
未来にも名を残すであろう大作に最初から最後までリアルタイムで付き合えた事を嬉しく思ってますw

思い入れ強く

>yukarinさん♪

3作目のアズカバン辺りまでは自分も仕方なく・・みたいな気持ちで観ていた部分も有るのですが、後半のダーク路線は結構好きでしたし、ロードショーでももう何度も放映されてはついつい観返したりもしたせいか、結果的に自分は思い入れの残る作品になりましたね。
ラドクリフくんらは、ある意味この作品に10年の青春を費やしたといっても言いくらいでしょうから、ホント良くここまでやりきったな~と感心してしまいますね。

>たいむさん♪

こういうシリーズ作品のDVDやBDって一区切り付くと決まってコンプリートやらトリロジーといったBOXセットが出る可能性が高いですから、1つずつ購入してる方にとってはなんだか釈然としないものもありますよね^^;とはいえ真のファンならばそのBOXすらも迷わず購入するツワモノもいるのでしょうけど・・(汗

原作(?)も映画も前半で色々な準備段階を踏まえ、最後で一気に見所を放出し勢いを止めずにクライマックスまで持っていく演出は確かに素晴らしかったですね♪とりわけネビルの活躍が良かったですね。あんなに小心者だったのに・・^^;

TB&コメントありがとうございました♪

こんにちはv-22

この映画のシリーズが始まった時は
どちらかと言えば
お子様向けのファンタジー映画的な印象を持ちましたが
シリーズが進むにつれてダークな物語へと変わり
この先どうなる事やら…v-12と思っていたら
最後の最後にスネイプ先生の秘められた過去に
泣かされてしまいました。

とっても長い年月をかけたシリーズ映画でしたが
これで終わりなのも少し淋しいような気がしますね。。。

1作目から10年間にわたって見続けていた自分としては、
主役の3人が誰ひとり降板することなく、
無事に終わりをむかえたことにえらく感動しました!
1人くらい不祥事やドラッグで降板するだろう!?とおもってました(苦笑
それゆえ、3人とも無事にハリポタを卒業して感動でしたわ~。

感動する観点が違ってるけど(汗

優等生な3人

>テクテクさん♪

2作目の『秘密の部屋』辺りまではハリーたちも可愛かったものですが、どんどん成長していき、デイヴィッド・イェーツ監督オンリーになってからは雰囲気もガラリと変わっちゃいましたもんねぇ・・^^;ホント、お子様向けな作品だったのに、最終的には泣かされてしまいましたし、原作が良かったと言うのも頷けますね♪

でもシリーズはこれで完結しちゃいましたけど、思えばハリポタってロードショーで年に数回放映されてるので、どこか見納めって感じがしないんですよねーw再来年くらいになれば、死の秘法も放映されるんじゃないかと予想しております。

>えふさん♪

10年と言う長い歳月ともなると、主役の3人もプライベートで大なり小なり何かしらのスキャンダルを抱えるかと思いましたけど、幸い映画に支障をきたすほどの深刻なトラブルは無かった(?)みたいで、そこは安堵ですよね^^;優等生な3人です。
とりわけ海外の子役の不祥事・ドラッグ問題は過去にもたくさんありますから、自分も正直それが一番心配でした。
まあ表立ってないってだけで、もしかしたら裏でちょっとオイタをしてる可能性がなくもないですけど、何はともあれ、折角綺麗に終わったのですから、主役の3人はこれからも汚れることなく俳優業・女優業を続けて欲しいですね♪

こちらもさすがに寒くなってきましたが、青森に比べれば遊びだと思います。お肌のお手入れ大変ですね・・・

今回はパート1をすっとばしてパート2を観るという無謀なことをしたわけですが、それでもまあまあ話はわかったかな。プー○ン首相がいきなり死んでたのに面食らったくらいで(笑)

まあやはり男泣きさせられたのはスネイプ先生ですかね。実らぬ恋心はじっと黙って墓の中へ。『ベルセルク』のジュドーを思い出しますね・・・ ハリーの息子につけられた名前にも涙でございました

こんばんは♪

コメントありがとうございました♪

映画館で見たのですけど、「終わっちゃったー!」と、まずは感慨深く、そして感動へと変わる心境でした。
キャストが(一応)10年変わらなかったこと、スタッフの映像へのこだわり、原作を脚本化する難しさ、本当に大変だったのではないでしょうか。
思えば一作目をみたときにはダイアゴン横丁をみて「これがハリポタの世界だ!」と感激したものでした。まあラストはいつも呆気ないんですけどもね(笑)

今作は音楽も感動的に作られていて、それに同調しちゃった感じもあります。ホグワーツが最高防御呪文でくるまれていく様子やなんか、胸が熱くなったものです(絶対音楽効果ですよ)

全作を映画化してもらえるファンタジー作品なんて、この先そうそうでてこないんじゃないでしょうか
なんにせよ、映画史にも残るファンタジー大作に出会えたこと、リアルタイムで見られたことに感謝、感謝です

ナルニアに頑張って欲しいw

>SGAさん♪

こちらも既に冬本番といった感じですが、幸いにもまだ積雪は浅い方で、早い内に雪かきに追われなくて少しホッとしています。変わりに乾燥肌と戦う毎日・・。自分の肌に合うクリームを早く探さないといけませんね^^;
というか、SGAさんパート1すっ飛ばしたんですか?強いですねぇ^^;でもパート1は分霊箱を1つ壊すだけでもありましたから、省略しても問題ないかも?

スネイプ先生の真意と掛けて、ベルセルクのジュドーととく、その心はどちらも『実らぬ恋』wこれは上手い♪そうそう、ジュドーもそうでしたよね。今思えば絶望真っ只中な『蝕』の中で唯一感動できたシーンかもしれません。来年公開の劇場版ではどうなるんでしょうね?

>makiさん♪

こういったシリーズ作は内容とかももちろん大事ですが、ハリーのようなメインキャラクターを演じる人だけじゃなく、脇を固めるサブキャラクターなどがなんらかの理由で1人でも欠けちゃうと途端にバランス崩れちゃうのがネックでもあるんですよねぇ。ギャラ関係にトラブル、それに訃報などで降板して別な出演者になっちゃう壮絶な違和感は他のシリーズ作品でも見受けられますから、そういう意味ではハリポタは優秀だったように思えますね。映像の凄さも1作毎にパワーアップしてましたし、本作はヴォルデモートとの総力戦も相まってかなり迫力があったと思います。

ハリポタが終了して来年以降のファンタジーの後釜となると、個人的にはナルニアに期待をしているのですが、あんまり受けは良くないですよねあのライオン映画w
何とか頑張ってもう1作作って欲しいものです^^;

こんばんはー^^

面白かったですねー^^
終わってしまったのが残念です。

わたしも10年ずっと映画館で観てきたので・・・
こんなに見続けてきた映画ってないと思います。

スネイプ先生は良かったですよね♪
ハリーがちゃんとわかってくれていて、その証拠をちゃんと残してくれているのが嬉しかったです!

親目線

>みすずさん♪

自分も狭く浅い映画歴ではありますけども、10年も根気良く付き合って鑑賞した作品は後にも先にもこのハリポタだけなんじゃないかと思いますね^^;正直原作ファンとかではないのでそこまで絶賛とかはしないのですが、毎シリーズ観る度に『おっ、久しぶりの登場♪おっ、成長したな~♪』なんて感想が出る辺り、やっぱりどこか親目線のような鑑賞になってた気がします^^;(汗

スネイプ先生は憎い存在ではありましたけど、最後にはハリーにもその隠された深い愛情を理解してもらえて、ある意味救われたとも思いますねぇ。尊敬できる人として子供へ名前を託したのも感動ポイントです♪

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