【監督】佐藤信介
【出演】二宮和也/松山ケンイチ/吉高由里子/本郷奏多/夏菜/阪田マサノブ/奥瀬繁/平野靖幸/橋本まつり/戸田菜穂/伊藤歩/田口トモロヲ/山田孝之/他
【公開日】2011/4.23
【レンタル日】2011/10.14
【製作】日本

【ストーリー】
幼馴染の玄野と加藤は、電車に轢かれてしまった事でガンツの世界に召還されてしまう。ガンツの世界で玄野ら「死んだはずの人々」はガンツに命じられた星人との戦いを続け、倒した星人によって与えられる得点を集める事でその世界からの解放を目指していたが、その戦いの中で加藤を失ってしまう。
ガンツの100点めにゅーで加藤を生き返らせる事が出来ると知った玄野は、加藤の遺志を継ぎ誰も失う事の無い戦いを続けていた。過去に100点を取り、ガンツを卒業したメンバーたちも復活。心強い仲間たちと共に得点を積み重ね、順調かに見えた玄野たち。しかし、加藤の不可解な復活とガンツメンバーの周囲をかぎまわる謎の男が出現し、ガンツの何かが狂い始めていた・・・。
 
【コメント】
映画のような漫画と原作者が公言するように、鑑賞したらやっぱしアニメよりも実写映画向きだったのかな?と自分も思えるようになってきたガンツ。パート1では不条理で残酷な星人との戦いにガンツスーツをはじめとした細かな設定が漫画とかなり忠実で掴みはOKだったもんですから、完結編となる本作もどことなく期待はしていましたが、その漫画の方が既に凄い方向に向かっているのでさすがに今回はそこまでの忠実さを望めないというのも同時に理解。ガンツワールドは本編とは別に様々な人物の視点から描いたアナザーストーリーも枝分かれの如く広がってるだけに、こういう塩梅で実写版を完結したのも下手に掘り下げなくてある意味いい纏め方にも見えてしまいました。

『おこりんぼう星人編』までを描いていた前作とは異なり、完結編に合わせるかのように元ネタのエピソードに若干の改変を加えたオリジナルな内容を盛り込んでいたのが目に見えて特徴的だったかなと思えた本作。残念ながらネギや田中といった変な星人たちの出番こそありませんでしたけど、それらに代わって今回は原作の吸血鬼集団をモチーフにした最強の黒服星人(?)たちが登場。更に多恵ちゃんがターゲットになるエピソードや、そこに死んだはずの加藤まで絡んでくる謎もはらみながらと、微妙なアレンジが加わってるだけに自分もドキワクする展開が結構あって良かったですね。多恵ちゃんがターゲットのミッションに関してもイレギュラーな所が大きかったから途中までどのようにしてくっ付けるのかちょっと分からなかったのですが、後半に玄野がぽつりともらしたセリフが多恵ちゃんの狙われた理由の1つだとするならば、確実性は無いけどそれはそれで筋が通ってる感じもして上手く繋げてるなぁなんて事もふと思っちゃったりしました。

前作からだと5ヶ月ほど月日も経過しているとの事だったので、見所である星人とのバトルも最初の玄野たちのようなあわあわおたおたしたようなガムシャラな戦いから一変して歴戦の強者を思わせる雰囲気(ただし玄野のみw)を漂わせており、それに合わせてアクションも最初から非常にスピーディで迫力はあった。敵として立ちはだかる黒服集団も今までの星人と違って見た目が人間そのものであるから、彼らとの戦いはVFXなどが際立つ戦いよりも、ワイヤーなどを駆使した生身のリアルアクションの方が映えててカッコ良かったんですよねぇ。特にニノと松ケンは見た目だけだとホント頑張ってたんじゃないかなと^^;
また、黒服集団との口火を切る電車内での大乱戦シーン以降はアクションも然る事ながら、話の方も多恵ちゃんが狙われたり生き返った加藤の正体が判明、そしてガンツチームも内部分裂が起こったりと、玄野の窮地が矢継ぎ早に起きてもいたので、ちょっとしたアンストッパブル状態にも見えちゃったり・・
ただ今回『最強の星人』が本作で出るとも聞いたので、自分はてっきりぬらりひょんとかが出ると思ったんですけどねぇ・・。フタを開けたら『あ、そうなの?』とちょっと肩透かし。強い事は強いんですけど、個人的に思ってたガンツらしい敵とはちょっと違って見えてしまいました


原作と違うオリジナルのストーリーもそうですが、タイトルにもなっている『PERFECT ANSWER(完璧な答え)』に掛けた最後の結末は前作同様多方面で賛否が激しいと聞き及ぶ辺りからすると、やはり観る人それぞれによってはあれが完璧な答えとみなされていないって事でもあるんでしょうね~?確かに自分も観た感じとして一分の隙も無い完璧な答え・・というよりは、その場凌ぎの解決策のように見えなくも無かったのですけども、それでもよくよく考えてみたりもしたら、あの状況でしかもみんな虫の息のような状態でもあったから、当の玄野本人もそこまで深く考えてなくて、終わりの無い戦いを終わらせる唯一の可能性としてああいう自己犠牲的な結論に到ったのかも?
でもその玄野もひどく重傷だったから、ひょっとしたら直ぐ寿命が来て前任のハゲガンツと同じようにまた終わりの無い戦いを始める・・・・ってのも、もしかした~ら有り得るのかもしれませんね?(汗

評価:◎
「GANTZ PERFECT ANSWER」は2011年1月に公開された「GANTZ」の続編で、戦い続ける事でしか抜ける事ができない戦いの中で大切な人がターゲットにされ思い悩みながら星人と戦い続けるス ...
11年/日本/141分/SFアクション・サスペンス/PG12/劇場公開 監督:佐藤信介 原作:奥浩哉 出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、水沢奈子、戸田菜穂、綾野剛、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之 <ストーリー> 100点を目指して順調に得...
GANTZ後編。まだ終わっていない原作とは違うラストらしいです。そして内容的にもほぼオリジナルストーリーが描かれているとか。 主演も二宮和也さんと松山ケンイチさんと変わらず、ヒロイン多恵も吉高由里子さん。 今回はアクション性が凄く高かったですね。黒服星人の?...
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守りに入った感じ?

メビウスさん、こんばんは~^^
TB&コメント有難うございました。

前篇が凄く面白くて好きだったので、この後篇にも否応なしに期待高めていたんですが、どうにも星人との戦いに迫力がなくて、かなりう~ん^^;な感じでした。

良い意味で有り得ないバカバカしさ溢れた演出が魅力的だった前篇に対し、後編は話を纏める方向に集中し過ぎたせいか、妙に地味。
ここは!と思えるようなワクワクさせられるシーンが殆どなくて残念。

それでも、映画として決着つける為には、変に有耶無耶にせずきちんと‘答え’を出していた所には好感が持てましたが。

まぁ何だかんだ思いつつも、私的には大好きな吉高さんを一杯観れたので、それだけで大満足ではあります(笑)。
何でこうも急に吉高さんを好きになったのか自分でも良く分からないのですが、多分、顔がおもいっきり好みなんでしょうね。
普段ドラマとか観ないんですけど、今週から始まった月9が楽しみで仕方がありません。

カタストロフィ編も観たかったかな?

>ヒロ之さん♪

前編の方は星人にしてもバイオレンス描写にしても、原作の忠実さを損なっていなくてとても好感触だったんですけどねぇ・・。今思うと多恵ちゃんが狙われるエピソードよりは、連載中のカタストロフィ編をいじってアクションてんこ盛りに出来なかったのかな~とも思っちゃったりで^^;
自分もヒロ之さんのようにキャスティングで好みの方がいれば、不満点を補えたかもしれないのですが、生憎とニノも松ケンも大ファンって程じゃないのが正直な所(汗
でも吉高さんは確かにカワイイですね。原作の多恵ちゃんと違い髪形もウェーブが掛かってて、好みで言えば自分も吉高多恵ちゃんかもしれませんw

わたしもこの映画で吉高さんが好きになりましたw 最後に彼女が観覧車を見上げるシーンはよかったですね~ 『カイジ2』にも出演するそうなので楽しみです

あとこの映画公開してる時に伊藤歩さんがNHKの朝のドラマ『おひさま』に出てたんですが、そちらでは癒し系な和服の先生役で、彼女の女優力の高さを感じたものでした

しかしこの映画観てはまった人が原作の今の展開を知ったらかえってひくかもしれませんね。まさか本当に宇宙人が大挙してせめてくるとは夢にも思いませんでしたから・・・まさに今のハリウッドの流行を先取りしていたんだなあ(笑)

こんばんはー!

この予想外でせつない「 PERFECT ANSWER」はやりきれなかったですが
めっちゃ惹かれてしまいました。
GANTZとは 星人とは何だったのか?
何故彼らは戦わなきゃならなかったのか?
色々と疑問は残った本作でしたが
不条理な世界の中でも何かを見いだし生きようとする彼らに
・・私たちも同じなのかもしれない。
なんて思ってしまいました--。
私はニノも松山クンも大好きなので
やっぱテンションも上がったかな--i-237

またアナザーかな?

>SGAさん♪

あらまSGAさんも吉高さんですか?前編の素っ裸シーンを観ててっきり自分と同じ夏菜派かと思ったのですが・・?(笑
でも普段ドラマを見ないだけに、自分も吉高さんの存在は本作で初めて知ったようなもので、かなり綺麗な女優さんですよねぇ。この映画以降CMでも多く見掛けるようになりましたし、ブレイクというのはどこから派生するか分かりませんねホントw
・・しっかし原作の方はどんどん収拾付かなくなっちゃってますね・・^^;玄野も分裂しちゃうし、時々読んでてどっちが本当の玄野だっけ?と困惑する時があります(汗

>くろねこさん♪

ガンツの謎を解明する『PERFECT ANSWER』だと思ってただけに、玄野の自己犠牲的な結末は自分も予想していませんでした。
でも確かに全体的に不透明というか、疑問な部分も見受けられはしましたけど、本作が公開される前週にテレビで『アナザーガンツ』なる別サイドのストーリーも展開して上手く補完していたので、もしかしたら今年の年末か来年辺りにまた同じようにロードショー放映されて謎を解明させるのかもしれませんね?

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