キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

【監督】ジョー・ジョンストン
【出演】クリス・エヴァンス/ヘイリー・アトウェル/トミー・リー・ジョーンズ/セバスチャン・スタン/ヒューゴ・ウィーヴィング
【公開日】2011/10.14
【製作】アメリカ
【ストーリー】
1942年、兵士として不適格とされた病弱なスティーブは、軍の極秘計画「スーパーソルジャー実験」に志願し、まるで別人の姿へと生まれ変わる。しかし政府は彼を兵士として認めず、星条旗デザインのコスチュームを着させ、キャプテン・アメリカという名の軍のマスコットに仕立て上げる。国中の人気を集めるものの、仲間である兵士達からは相手にもされなかった。そんな中、親友の所属する隊が全滅の危機に。実戦経験も無いまま無断で仲間の救出に向かうスティーブだが、彼の前に強大な敵が立ちはだかる・・・。
来年公開予定の『アベンジャーズ』に備えて関連キャラの作品も続々と映画化されてはいますけども、その期待がますます膨らんで大きくなってるだけに、なんだか近年公開されてるマーベル作品が『アベンジャーズの布石』という扱いにしか見えなくて、面白さに到ってはちょっと薄味


スパイダーマンやウルヴァリンといったシリーズモノの有名どこしか知らないのもあり、個人的に本作はマーベル最古のヒーローであるキャプテン・アメリカの出生と活躍を補完出来たと言うだけでもそれほど損は無かったかなとも思いますね。なにせ自分の中で覚えてるマーベルヒーローの大部分は毎度お馴染みゲームからの知識(カプコンの某格闘ゲームw)なもんですからアバウト

スティーブは『超人血清』を注射


それにマーベルの原点という部分も踏まえれば、昔ながらのヒーローアクションを再現してると取れなくもないので、往年のファンの方などにも受けは良いのではないでしょか?コミック第1巻の設定も忠実にしてるというだけはあり、全体的にレトロな雰囲気が漂ってますし、かと思えば敵対するヒドラ党なる組織の使う武器の数々が妙にハイテクじみてもいるので、完全に古臭いと思わせないバランスを保っている世界観は一応現代っ子な自分にとっても○(マル)。ヒドラ党の目的も昔の悪の組織にありがちだった『世界支配』と凄いシンプル・ザ・ベスなのも分かり易い悪事ですね

原作を知らないので再現度の確認も他情報の受け売りでしか知り得てませんが、それでもキャプテン・アメリカ単品として観るならば続編もあんまり期待出来なさそうに思えるから、自分が観たマーベル作品の中では正直ちょっと小粒かもしれない・・(汗)。やっぱり良くも悪くもアベンジャーズ繋がりとして助けられてるような気がしますし、テンション上がって興奮した所もラスト付近のこれまたアベンジャーズネタですから、強く印象に残ったのはせいぜいデジタル合成で擬似的なもやし野郎となったクリス・エヴァンスの体くらいかなと・・?3D効果

評価:○