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総楽曲数はおったまげの800曲オーバーです
 
HDを用いたリバイバル作品にPSP Engineを活用したリマスター作品などなど、過去の名作の復刻やリファイン化の話題が何かと多く耳に飛び込んできた2011年のゲーム業界でありますが、今年はゲーム音楽関連でも究極体現&節目記念として2つの名作音源集が発売されました。
1つは過去に何度かプレイした事があるけど、今じゃ記憶がほとほと薄れてしまってるゲーム、そしてもう1つは凄い大好きなジャンルのゲームではあるものの、ゲーム自体がシリーズ通して高難易度過ぎるため凄い苦手でもあるゲーム
だけどこの2作品は共通して音楽が素晴らしいので、今回個人的な理由も含めて両方の購入に踏み切った次第です。



『グラディウス アルティメットコレクション』はコナミの代表的シューティングゲーム『グラディウス』の楽曲を網羅したボックスセットで8月に購入。資格試験の勉強期間中に気分転換も兼ねてちょこちょこ聴いておりまして、9月始め辺りにようやく全て聴き終えたその内容はと言うと、『初代~Ⅴ』までのナンバリングタイトルはモチロンのこと、ゲームボーイ版の『ネメシス』にWiiの配信版である『ReBirth』、更にアーケード版や家庭用、PC版に到るまで、生誕から26年のほぼ全ての音源を余す所無く収録した8枚組、計434曲は正に『究極』と銘打っても差し支えないと思います。
地元のゲーセンは昔も今も廃れまくっており、たとえシューティングゲームがあったとしても結構外様扱いになってるせいか、自分はアーケードでグラディウスをプレイしたという記憶が全く無く、故にアーケード版の音源というのは個人的にとても新鮮な感じで聞く事が出来たのですが、それと同時にファミコン版のⅠ~Ⅱやスーファミ版のⅢの記憶もやっぱりかなり曖昧になってもいるので、家庭用の音源も久しく聴いたと言うよりは初見に近いのも正直なとこ。でも聴いてる内に記憶の方も徐々に思い出していった部分もあるので、ⅡやⅢ辺りはどこか懐かしさも感じてしまいました。
逆に鮮明に覚えてる『外伝』や『Ⅴ』は昔シューターの兄貴のプレイを横目で見ていたおかげで、自分の中でも特別気に入ってる音楽が詰まっており、外伝の『SNOWFIELD(ステージ1)』や『CEMETERY(ステージ2)』、『INSIDE MISSION(ステージ9)』などは自然と口ずさんでしまうくらい好きな曲♪未所持だった外伝のサントラも前々から欲しいなとは思ってたので、タイミング的にも今回の購入は非常に都合も良かった気がする。『Ⅴ』の方も数年前にサントラを購入したはいいものの、何時の頃からかCD本体が紛失してケースだけが残ったと言う奇妙な事が起きてしまい、そのままうやむやになったまま現在に到ってるので、このアルティメットコレクションに手を出した本当の目的もどっちかと言えば『Ⅴをもう一度聴きたい』という理由が大きいのかもしれない。Ⅴの作曲を主に担当したのはシューティングでも数多くの名曲を手掛けてる崎元仁で自分も大好きなゲーム作曲者の1人。それこそ数年前に紛失して以来だったので、『UNIVERSE(ステージ1)』を聴いた瞬間ちょっとジンワリきてしまいました
・・でも付属の小冊子にも記載されていたのですが、グラディウスサウンドにおいてその崎元氏の曲は全体的に重厚な雰囲気が漂ってるため、Ⅰ~Ⅳや外伝と比べると明らかに『異彩』を放っており、自分も聴き比べてみて改めてというよりは今更ながら感じ取る事が出来た気がする。良くも悪くも定番のグラディウスサウンドみたいなのをを壊してたんだな~なんて思うのと同時に、意欲的なサウンドにも挑戦していたのかな~なんて事も思っちゃいましたねぇ・・。



もう一つの『聖剣伝説 音楽大全集』は、スクウェア(現スクウェエニックス)のゲームソフト『聖剣伝説』シリーズが今年で生誕20周年という大きな節目を迎えたのを記念して発売された音楽大辞典(本当に辞典のようになってるw)。グラディウスのアルティメットコレクションも凄いボリュームではありますが、こちらの方もGB版の『初代』を筆頭に『2~4』、『新約』、『レジェンド~』、『チルドレン~』、『ヒーローズ~』のサントラのほか、アレンジバージョン、更に20周年記念のスペシャルDVDも含めた20枚組、計432曲とどっこいなくらいの大ボリュームになっています。
DSなどを持っていないので聖剣シリーズも全作品をプレイしてはいませんけど、それでも初代からレジェンドまではプレイしていたため、その4作品の聖剣音楽に関して言えば耳にこびりついてる曲はやはり数多く、今回再度作品毎の曲を聴くことでこれまた忘れかけていたゲームの各シーンを思い出すなんて事も出来てしまい、初代のオープニング曲である『Rising Sun』や『果てしなき戦場』なんかも『なぁぁつかしぃぃ~~っ♪と思わずほくそえんでしまったほどです。
自分がプレイした4作品の中だとゲーム的にも音楽的にも一番良かったと思ってるのは『2』なので、その2や次作3の音楽を担当した菊田裕樹が手掛けたサウンドも素晴らしいの一言っ。大全集の場合は菊田サウンド目当てな部分も無きにしも非ずなため、『天使の怖れ』等も久々に聴きながら『そうそう、ここでマナがででーんと現れてここでフラミンゴがっ』なんて18年振りのオープニングに感慨深くもなれば、3の『Rolling Cradle』も『ビル&ベンは神獣より強かった・・^^;』と色褪せていた自分のプレイの記憶もどんどこ蘇って来る始末ですw

サントラと一緒に同梱しているDISC 00『20th Anniversary Special DVD』の方は、20周年を記念したシリーズ曲のオーケストラメドレーとそのメイキング集、そして聖剣に携わったクリエイター陣のインタビューを収録している記念碑的な内容になっていて、ファンの方にとってはこの1枚だけでも購入する価値はあったかもしれない。
オーケストラメドレーは各シリーズから代表的な1曲を繋ぎ合わせて壮大な曲へと仕上げており、なまじ印象に残ってる曲も多い分、オーケストラに変わるとまた違った雰囲気が味わう事も出来てとてもイイ曲だった。それにメドレー曲でもあるのに1曲1曲が上手く繋がっててもいるようにも聴こえるから、ホント1つの長編曲のように思えてしまう。メイキングの中でイトケンさんらも『良く繋げたものだ』と驚いていました
クリエイターインタビューの方は、石井浩一、田中弘道、河津秋敏の3人のクリエーターと、伊藤賢治、菊田裕樹、下村陽子の3人の作曲家を交え、当時の聖剣シリーズの開発経緯やそれぞれの秘話が収録されており、こちらは聖剣音楽好きというよりも、イチゲーマーとしてとても貴重な話が聞けたという感じでもあった。
聖剣伝説が世に出た1991年はちょうどスクウェアのビッグタイトルでもあるファイナルファンタジー4も発売されていた時代。同じゲーム会社からの発売とはいえ知名度などを考えればやはり聖剣のデビューは懸念材料が多く、聖剣の生みの親である石井さんはそうした中でいかに聖剣をFFとは違う独立した持ち味を出すかというのに試行錯誤していたようで、その結果として打ち出した要素がA・RPG(アクションロールプレイング)というゲーム性であり、当時あまり流行らなかったというアンハッピーエンドの導入だったのだとか。そう聞くと聖剣シリーズってあんまりハッピーな終わり方しないよーな・・^^;?少なくとも自分がプレイしたシリーズはそんな気がしますけど、しかしバッドという程ひどい終わり方でもなければハッピーじゃないけどどこか前向きになれるといったラストは、確かに音楽同様に印象に残るものが多く、そういった切なさを主軸にした内容などがFFとは異なる面白さを決定付けた要因なのかもと自分も今更ながら思ってしまいますねぇ。
あとクリエイター側と作曲者側の一問一答コーナーのようなものでもなかなかにトリビアなネタが飛び交い、田中さんの『聖剣2のオープニングの冒頭で聞こえるクジラの鳴き声の意味』に対する菊田さんの回答もかなり深くて、なるほどぉと頷いてしまった。・・と言いますか自分、あの泣き声がクジラだというのも今回初めて知ったので、これまた18年越しの新事実に驚きっぱなしでございました(ただ単に自分が今まで知らなかっただけなのかもしれませんが・・


・・とまあやっぱりまともにサントラも所持しておらず、その殆どの音源がゲームをプレイして以来の視聴だったせいもあり、懐かしさと同時に感動の度合いも一際大きかったグラディウス&聖剣伝説。ゲームのクオリティアップと共にゲームミュージックも日々進化していってるこの頃ですが、今回昔の8ビット音源などもじっくり聴いてたら改めてその良さにも気付き、押入れで風呂敷包みになってるファミコン(NEW)やスーファミを無性に取り出したくもなってしまいましたねぇ(でもすんごいホコリ被ってました・・

そいえば聖剣もグラディウスも『4』と『Ⅴ』以来から正統なナンバリングが出なくなって随分経ってる気がします。どちらも長い年月を重ねてそれぞれの『伝統』を持ち合わせている故に安直に製作できる代物じゃないのもなんとなく分かりますが、両者共にそろそろ充電期間を終えてなんらかの動きを示しても欲しいところっ
その時は音楽もどういった方が担当し、そしてシリーズの伝統に負けないくらいの新しい名曲を生み出してくれるか楽しみでもありますねっ。

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