世界侵略:ロサンゼルス決戦

【監督】ジョナサン・リーベスマン
【出演】アーロン・エッカート/ミシェル・ロドリゲス/ラモン・ロドリゲス/ブリジット・モイナハン/Ne-Yo/マイケル・ペーニャ
【公開日】2011/9.17
【製作】アメリカ
【ストーリー】
1942年2月25日、アメリカ・ロサンゼルス上空。アメリカ軍のレーダーが発光しながら編隊を組む25機の飛行物体を捕捉する。しかし約1440弾の対空砲火を行うが、1機も追撃することができなかった。当時その模様はラジオで中継され、アメリカ西海岸はパニック状態に陥った。現在でも、この騒動の真相は明らかになっていない・・。そして2011年、これまで世界各地で目撃されてきたUFO事件を通して人間を観察してきたエイリアンたちは、ついに地球侵略を開始する。彼らの侵略の最初の地であり、最後の砦となったロサンゼルスを守るため、マイケル・ナンツ曹長率いる海兵隊は、壮絶な市街戦を繰り広げる・・・。
お勉強明け以来約3ヶ月ぶりの劇場鑑賞及び期待作品でもあったため、自分も待ち


しかし去年は国内で時代劇作品が多数ひしめき合っていたのが記憶に新しいですが、2011年の今年はというと過去に類を観ないってくらいSF作品の公開が目立っているようで、本作もその数ある内の一つに入っているとは思える。自分の場合本作が今年初めてのSF作品なので他の作品の良作駄作の判別こそ出来ないですけど、少なくともこのロサンゼルス決戦は今年のSF作品、ひいては今年の洋画作品の中でも個人的に良作

地球外生命体の侵略を阻止するという分かり易過ぎるストーリー、そしてその侵略者である異形のエイリアンたちの侵略目的なんかも実際結構単純なものでもあったため、自然と鑑賞中情熱を持って見入っていたのはやはりエイリアンと主人公のナンツが所属する海兵隊員たちとの壮絶な銃撃戦を於いて他に無く、戦場と化したL.A.に取り残された市民を救うため、前線真っ只中で繰り広げられるサバイバルは前評判通り終始息を飲むものばかりだった。エイリアンとの戦いなどもざっくばらんに分けてしまうと『市街戦』、『高速道路攻防戦』、『司令塔制圧戦』(←と勝手に命名w)といった大体3パートに分かれており、そのどれもが臨場感が半端


中盤の要所である『高速道路攻防戦』に到っては個人的に一番好き


そいえば去年鑑賞した『第9地区』でもこうしたSF要素にドキュメンタリー風の映像を加える事でリアリティを増していましたが、本作も手持ちカメラ(?)


物語自体はこれから反撃って言う所で終わっちゃったのでその後が非常に気になっちゃいましたが、それでもどこか希望に満ち溢れたラストにも見えた。それこそ最初はエイリアンの猛攻撃を観て『世界はもう駄目だぁっ!』なんて悲観的にもなっちゃってましたけど、ナンツ率いる2-5小隊の後ろ姿を見たら、なんかエイリアンでも勝てる気がしないようなオーラがプンプンに漂っていたので、勇ましい事この上ないですね。
評価:☆