【監督】エスペン・サンバルグ/ヨアキム・レニング
【出演】アクセル・ヘニー/ニコライ・クレーヴェ・ブロック/アグネス・キッテルセン/クヌート・ヨーネル/クリスティアン・ルーベク/ケン・デュケン/マッツ・エルドーン/キレ・ハウゲン・シドネス/他
【公開日】未公開
【レンタル美】2011/1.7
【製作】ノルウェー

【ストーリー】
1940年。青年マックス・マヌスは、反ナチスの思いから志願してフィンランドでロシアとの戦いに参加した後、ナチ占領下のノルウェーに帰郷した。そこで彼は仲間と共に、ドイツ占領下で巻き起こっていたレジスタンス≪抵抗運動≫に加わるが捕まってしまう。しかしすぐに脱出し、スコットランドで破壊工作員としての訓練を受ける事になった。その後ノルウェーに戻った彼を待ち受けていた最初の任務は、ナチス軍の補給船を攻撃することだった・・・。
 
【コメント】
ナチスドイツが台頭してた時代って表・裏舞台も含め、色んなお国の人達が密に関ってたせいか、ホント掘り下げても掘り下げてもネタが尽きませんよねぇ・・。首魁であったヒトラーの死後も生存説が囁かれたりと、真偽が定かじゃない都市伝説のような類もありますから、無駄にバックストーリーが多いのはそういったガセネタも要因なのかもしれませんね
本作もそんなナチスが他国に勢力を拡大し、ノルウェーが占領下に置かれた頃の物語。仲間と共に敵の只中に入り込み、数多くの妨害工作を行ったという実在の人物、マックス・マヌスの人生を描いております。

自分の中での工作員の大まかなイメージとしては、スパイさながらのように目標に近付いて色んな機密文書やら何やらを秘密裏に持ち去っていくみたいなのを想像してしまいますし、映画作品とも関連付かせるとジェームズ・ボンドやイーサン・ハントの存在なども思い浮かべちゃうとこもあるのですが、この頃の工作員の活動はそんな生っちょろいものではなく、一時も気を緩める事が出来ない正に死と隣り合わせのものだというを改めて実感してしまう。舞台となっているノルウェーは主人公のマックスにとっては母国ではあるものの、ドイツの占領下に置かれたため敵国も同然。常にゲシュタポらの監視の目が光っており、捕まってしまったら最後、アジトや仲間の所在を吐かせるまで辛い拷問が続けられるというのですから、おそらく工作員と言うのは戦時中では特に危険な任務の部類だったのかもしれませんね。

劇中でのマックスらの活動は主に敵の施設内に潜入し気付かれないように爆弾を設置するというちょっと地味な活動で、全体的に観れば殆ど派手なアクションシーンとかも無いため、本作でその辺りに期待をしちゃうと少々落胆してしまうかもしれない。その代わり、施設内でのスニーキングミッションなどは程良い緊張感を醸し出しており、個人的には見応えを感じましたね。後半でドイツ軍の少佐さんに呼び止められたシーンなども結構ドキドキしてしまい、かろうじて回避出来た時にはふぅ~っ・・と自分も安堵してしまいました(笑
・・しかしまあそれでもどこか難点を挙げるとしたら、時間経過が早過ぎてやや大雑把な展開も見受けられた点でしょうか?あとマックス以外の登場人物では彼の親友のグレガスも良かっただけに、出来れば個々のドラマ性も少し盛り込んで欲しかったとこもあります。


本作は昨年のアカデミー賞外国語映画賞にてノルウェー代表に選出されただけはあり、その骨太な内容は未公開にしては確かに良い方だとは思います。工作員の視点から見たお国柄の背景も何かと知る事が出来たので、少なくとも自分は損の無かった作品でしたねぇ。
それと本編に全然関係ありませんけども、主演のアクセル・ヘニーという俳優さんの顔が個性派俳優のスティーブ・ブシェミに似てたのも何かと印象に残ってしまいました

評価:○

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メビウスさん、こんにちは。
東北地方を大きな地震が襲いました。
青森も大きな被害を受けていると聞いています。
メビウスさん、メビウスさんのご親族は、ご無事でしょうか。
非常に心配しております。

>亮さんこんばんわ。

お返事の方が遅れて申し訳ありませんでした。ご承知の通り、11日に大規模な地震が発生し、太平洋沿岸から離れた自分の地元の青森の方にも少なからず影響が及びました。
幸い自分の所は両親・祖母共に無事ではあったのですが、今回の地震で特に被害の大きい場所の一つである宮城県の石巻市に実は妹が居まして、今現在連絡が困難な状況になってます。けど蛇田地区では電話等の通信手段が限定的に回復してるとの情報もありますので、気落ちせず電話が繋がるのを待っています。

でも亮さんも心配していただき、本当に有難うございます。地元の方もガソリンの不足やスーパー・コンビニ等の品不足が各町村毎で徐々に目立ってきているこの頃ではあるのですが、それでも岩手、それに福島近辺の被災した多くの方々に比べれば全然我慢できる範囲です。
物資の支援などもなかなか出来ませんけど、自分も節電や募金など身近で出来る支援を心掛けるようにしています。こういう時こその助け合いですもんね。

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