【監督】タナポン・マリワン
【出演】マイク・ B/ラッセル・ウォン/サイ・チャルンプラ/パタラワリン・ティムクン
【公開日】未公開
【レンタル日】2010/9.22
【製作】タイ

【ストーリー】
1897年、タイ国王は侵攻する諸外国からタイの領土を守るために、交渉を取りまとめてくれたアメリカへお礼として国宝である骨董品を贈呈し、またアメリカ大統領からはタイ国王へお祝いにアメリカの最新技術を駆使して作られた、マスタースワンによるタイカンフーの奥義が秘められた謎のジュエリーを贈呈している最中に事件は起きた。タイ国の最大窃盗団“Poisoned Knife(ポイズンナイフ)”は、宮殿へ侵入し、この国宝である骨董品と謎のジュエリーを盗み出そうとした。ポイズンナイフ一味は、骨董品を盗み出すことに成功したが、誰一人として生きては戻れなかった。彼らは死ぬ前に、宮殿近くのある場所に骨董品を隠した。時は現在、偶然にも寺院の改築工事をしていたマスタースワンの子孫であるクリットは、隠された骨董品をみつけてしまう・・・。
 
【コメント】
トニー・ジャー主演の『マッハ!』を皮切りにして、いまや世界中で一目置かれるくらいのアクション映画先進国となったタイですけども、個人的にタイの作品ってホラーとかも結構好きなんですけどねぇ?・・ハズレも多いですけどっ
まあ『本格』の度合いなんかで比べちゃうとアクション作品の方がレベルが格段に高い気もしますし、タイ映画の新作と聞けば自分もやはりアクションモノを楽しみにしちゃうとこがあるのもまた然り。本作もそんな期待のタイ産アクションの新作ですけども、未公開ながらアクションの質はかなり高かったです。

お話はジャッキー映画(確か『酔拳2』だったかな?)にもあった国宝奪還モノを踏襲した風になっており、その国宝を狙う悪漢から主人公のクリットが得意のムエタイで立ち向かうという非常にシンプルなストーリーになっているのですが・・・やっぱり荒唐無稽ですねぇ。タイのアクション映画って凄い迫力があるのはイイんだけど、多少強引な設定などもちらほらとあったりでそれは本作も同様だった。『何でソレを最初に出さない!』とか『何でソレに気付かない!』なんていうお決まりっぽいツッコミも多く見られますし、それにタイアクションと来れば『マッハ!』の方も何かと思い出さずにはいられないから、自分も本作をマッハと少し比較してしまい、それも『う~ん・・』と少々頭を唸る原因だったかもしれない
マッハスタント出身で本作の主演を務めているマイク・Bという俳優さんもトニー・ジャーと同じムエタイを駆使していたから、演じてるクリットもきっとムエタイの達人なんだろうな~?と思ってたのですが、これが勘違いもいいとこで弱ぇ~のなんのって!後半にかけて唐突に強くなる無理矢理感は大目に見るとしても、前半はもう悪党達にフルボッコ状態なので、ここら辺はちょっと期待感を削がれた気がする。むしろその前半部分は国宝を売り飛ばす算段を立ててる悪者役のラッセル・ウォンの方が活躍していたというあべこべさもあって苦笑してしまいました^^;

そんな感じでへんてこなストーリーの粗を探しちゃうと枚挙に暇が無いのも確かではあるのですが、それらの不満を補うかのような数々のアクションシーンだけは見応えあり♪マイク・Bのムエタイ技やダイナミックな蹴り技もカッコ良く、またムエタイだけじゃなく敵側も色んな格闘スタイルで攻め立ててくるので格闘ファンの方が観たら堪能できるかもしれない。特にラッセル・ウォンの繰り出す合気道にはすこぶるシビれてしまい、マイクの攻撃を華麗に捌くその姿はなんかセガールを彷彿とさせましたねぇ。・・でも最初は合気道どころか銃ばっかり使ってましたし、調子に乗って車を事故らせたりするマヌケな一面も覗かせていたのでつまんない役だと決め付けてたら、最後で思いっきりラスボスらしさを発揮するからそこもまたニクイw
そいえばラッセルは昔『ロミオ・マスト・ダイ』でもジェット・リーと死闘を繰り広げていましたよねぇ。どーりで強いわけです


DVDに収録されてた予告編も過剰過ぎれば、内容の方もその過剰さに見合うほど印象に残るものでは無かったというのが鑑賞して素直に思った感想ではあるものの、ことアクションに関しては手抜き感がないから、今回それを確認できただけでも収穫ありで、未公開でも損な気分は無かったですね
それにタイのアクション俳優とくれば何かとトニー・ジャーでもあり、最近だとチョコファイのジージャーも記憶に新しいとこではありますが、これからはマイク・Bの存在も覚えておいた方がいいかもしれませんね。

評価:○

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