【DVD】アンボーン

【監督】デヴィッド・S・ゴイヤー
【出演】オデット・ユーストマン/ゲイリー・オールドマン/ミーガン・グッド/キャム・ギガンデット/ジェームズ・レマー/ジェーン・アレクサンダー/イドリス・エルバ
【公開日】未公開
【レンタル日】2010/7.22
【製作】アメリカ
【ストーリー】
ある日を堺に、青い瞳の子供の霊をたびたび目にするようになったケイシー。それと時を同じくして、自分の瞳がブルーに変わってしまっていることに気づく。その後さまざまな怪奇現象が身の回りに起こり始め、自分には死んだ双子の兄がいることを知った彼女は、彼の霊が自分にとりついて代わりに生きようとしているのかと恐れ始める。しかし、背景には彼女の祖母の代から続いている忌まわしい怨念が隠されていた・・・
【コメント】
夏ド真っ盛りなこの時期は娯楽作品や話題作等がこぞって集中するからふと忘れがちになる時もあるのですが、今時期の旬の映画の1つとして外せないホラー作品
を今年はまだ1度も観ていないな~?なんて事に気付いたので、早速レンタル店に赴いて本作をチョイス。製作にあのマイケル・ベイも関ってるという本作は、不可解な夢や霊に翻弄される女子大生の恐怖体験を描いたオカルトホラーとなっております。
個人的にホラーモノは内容よりも視覚的に怖い演出を見せてくれたりしておっかなびっくり
な思いをさせてくれればそれはそれで満足ではあるものの、ジャケットを見たら本作の監督が『ダークナイト』などの脚本も手掛けたデヴィッド・S・ゴイヤーでもあったもんですから実はそこはかとない期待感も寄せていたんですよねぇ・・。けどこの手のジャンルはベイもゴイヤーも畑違い(?)だったのか、どーも突出したものが無いありきたりなホラーという印象しか無かった気がしますねぇ・・。
主な恐怖演出としては外国のホラーに良く見受けられる(?)ドッキリ系みたいなのが中心で、そこに不気味な特殊メイクやCGを加味している感じ。その辺りは全然安っぽさも無くて良かったと思うのですが、逆にドッキリさせる恐怖シーンは大分分かり易い部分が多く、自分としては直ぐ警戒できたり察知出来たりしてしまったとこが難点
と言った所でしょうか。まあ文化も違えばホラーに対する表現もまた異なるでしょうし、正直邦画の『リング』や『呪怨』のような背筋がゾゾッする怖さを望んでいたつもりは無かったのですけども、それでも出来れば突発的且つ予想外な怖さを多くして欲しかったかなぁと思ってしまった。それに異形な姿で四つん這いになりながら襲ってくるじいさんとか首がねじれてる犬とかを見ると、悪霊というよりはモンスターの類に自分は見えてしまったので、そこも微妙に『ズレ』
が生じてる気がしてイマイチ怖さを感じなかった理由かもしれません
また内容の方も個人的にはあまり魅かれるものではなく、生まれる前に死別した双子の弟の霊に苦しめられてるのでは?といった件(くだり)から過去にお家騒動的な事件や事故があったのか?とも思ってたら何故かナチ絡みの方向に進んでしまい、お家騒動どころか変に広がり過ぎな状況になってしまってた・・。にも関らず、気付けば事の発端となったナチが行ってた実験がストーリーと殆ど絡んでいないし、その実験の意図もまるでちゃらんぽらん。更にそこへディバックと呼ばれる悪霊の存在を無理矢理結び付けてもいるため、ケイシーのおばあちゃんが諸々な過去を語り始めた辺りからかなり強引過ぎな展開も目立って来てましたねぇ・・
そもそもディバックとやらが双子の身体を借りて現世に来る目的自体が不透明に思えましたし、幼少時に殺した(?)なんて言ってるケイシーのおばあちゃんもどこか物騒極まりない。『私たちは呪われてる』なんて事も言ってましたけど、それっておばあちゃんのせいなんじゃ・・・?と思わず突っ込まずに入られませんでした
蒸し暑い夏の夜だから胆の冷えるホラーなんかを観たかったんですが、どうやら逆に白けるホラー
を観てしまったようで、個人的にはちょっとハズレな本作。ケイシーを助ける神父役としてゲイリー・オールドマンが出演してるってとこが唯一の救いだったかもしれませんねぇ?
ちなみにこの作品、ジャケット裏を見たら世界興行収入が70億との事ですが、『うそーん!』って思っちゃったのは自分だけでしょうか?
評価:△
夏ド真っ盛りなこの時期は娯楽作品や話題作等がこぞって集中するからふと忘れがちになる時もあるのですが、今時期の旬の映画の1つとして外せないホラー作品

個人的にホラーモノは内容よりも視覚的に怖い演出を見せてくれたりしておっかなびっくり

主な恐怖演出としては外国のホラーに良く見受けられる(?)ドッキリ系みたいなのが中心で、そこに不気味な特殊メイクやCGを加味している感じ。その辺りは全然安っぽさも無くて良かったと思うのですが、逆にドッキリさせる恐怖シーンは大分分かり易い部分が多く、自分としては直ぐ警戒できたり察知出来たりしてしまったとこが難点



また内容の方も個人的にはあまり魅かれるものではなく、生まれる前に死別した双子の弟の霊に苦しめられてるのでは?といった件(くだり)から過去にお家騒動的な事件や事故があったのか?とも思ってたら何故かナチ絡みの方向に進んでしまい、お家騒動どころか変に広がり過ぎな状況になってしまってた・・。にも関らず、気付けば事の発端となったナチが行ってた実験がストーリーと殆ど絡んでいないし、その実験の意図もまるでちゃらんぽらん。更にそこへディバックと呼ばれる悪霊の存在を無理矢理結び付けてもいるため、ケイシーのおばあちゃんが諸々な過去を語り始めた辺りからかなり強引過ぎな展開も目立って来てましたねぇ・・

そもそもディバックとやらが双子の身体を借りて現世に来る目的自体が不透明に思えましたし、幼少時に殺した(?)なんて言ってるケイシーのおばあちゃんもどこか物騒極まりない。『私たちは呪われてる』なんて事も言ってましたけど、それっておばあちゃんのせいなんじゃ・・・?と思わず突っ込まずに入られませんでした

蒸し暑い夏の夜だから胆の冷えるホラーなんかを観たかったんですが、どうやら逆に白けるホラー

ちなみにこの作品、ジャケット裏を見たら世界興行収入が70億との事ですが、『うそーん!』って思っちゃったのは自分だけでしょうか?

評価:△