【DVD】ストームゲート

【監督】アンドレイ・マリュコフ
【出演】ミハイル・ポレチェンコフ/ヴァチェスラフ・ラズベターエフ/アナトリー・パッシニン/アンドレイ・クラスコ/イヴァン・ジトコフ/イェヴゲニー・ポタペンコ/ミハイル・イェフレモフ
【公開日】未公開
【レンタル日】2010/6.2
【製作】ロシア
【ストーリー】
1994年、第一次チェチェン紛争勃発。戦闘は泥沼化し、多くのロシアの若者たちが徴兵され、地獄の戦場に送られていた。コスチャたち新兵はドロニン中尉に率いられ、“ストームゲート”と呼ばれる峠に配備される。そこは敵と近接した最前線であり、絶対死守が使命の最終防衛ラインだった。敵ゲリラとの壮絶な白兵戦、ヘリ部隊による大規模な空爆、戦車による掃討戦。神経をすり減らす狂気と紙一重の日々。そしてついに敵の大攻勢が始まった。圧倒的な兵力差の前に守備隊は完全に孤立してしまう。死を決したドロニン中尉は、全滅を賭け最後の反撃を試みるが・・・。
【コメント】
この作品は以前『アバター・オブ・マーズ』を鑑賞した際に予告編が流れていたのですが、戦争アクションモノとしては妙に映像が凄かったので何かと印象に残っていたんですよねぇ。戦争映画は相変わらず苦手意識
が抜け切れていないのですけども、未公開であれだけの迫力ならそれほど損は無いかなとも思った次第なので、その気になってた作品を今回借りてみましたっ。
タイトルになってるストームゲート(雷雨の門)とは劇中で最も戦闘が激化する峠の名称であり最終防衛ラインとも言える場所。そのストームゲートを主な舞台にロシア軍とチェチェン反乱軍の壮絶な攻防を終始描いているのですが、やはり最前線な場所でもあるからか、過激な戦闘描写などは期待を裏切らないものがありましたね
ロシア軍が全面協力をしただけあって両軍の戦闘はかなり本格的。銃撃戦の激しさは当たり前ですし、血飛沫も思いっきり飛び散れば地雷の爆発などで人の四肢が吹っ飛ぶという酷
な描写も容赦なし。更に軍用ヘリや戦車まで駆り出してる所なんかもかなりの徹底さを感じさせます。・・まあヘリのミサイル発射とかはCGっぽさがちらついてはいましたけど、やり過ぎなくらいの爆発シーン
と相まってあまり気になる程では無かったかもしれない。あと細かい部分ではM60や年代物のライフルなんかも出て来たりしてたので、ミリタリー好きな人にももってこいかもしれませんねw
・・ただ、そんな重厚な戦闘シーンとは反比例して、登場人物たちによるドラマ性の方はあんまりグッと来るものが無かったと思う。戦闘の合間に入る回想も演出的には微妙
でしたし、その回想やドラマパートが新兵のコスチャとストームゲート死守を命じられたデロニン上級中尉だけというのも些かボリューム不足。個人的には『ロシア人らしくぶっ放す!』なんて面白いセリフを言ってくれて終始M60を乱射してたコスチャの親友や、訳アリな感じでロシア軍に協力してたシャーフという人物のエピソードを盛り込んでくれれば嬉しかったですねぇ。
実話を基にした内容とかなら好物な分多少大目にみようかなとも思ったのですが、そういった説明も無かった辺りからも、このストームゲートは単純に戦争アクション作としてしか見る事が出来なかった気がします。
リアルな戦闘シーンなどは評価できますしそれが本作最大の見所でもあるのは確かだけど、それが後半にかけてず~~~~~~っと続いてるとなると、観る人によっては『ダれて』
しまうんじゃないでしょうか?ノンフィクションじゃないのなら、せめてドラマパートにも時間を掛けて欲しかったっとこですね。
評価:○
この作品は以前『アバター・オブ・マーズ』を鑑賞した際に予告編が流れていたのですが、戦争アクションモノとしては妙に映像が凄かったので何かと印象に残っていたんですよねぇ。戦争映画は相変わらず苦手意識

タイトルになってるストームゲート(雷雨の門)とは劇中で最も戦闘が激化する峠の名称であり最終防衛ラインとも言える場所。そのストームゲートを主な舞台にロシア軍とチェチェン反乱軍の壮絶な攻防を終始描いているのですが、やはり最前線な場所でもあるからか、過激な戦闘描写などは期待を裏切らないものがありましたね

ロシア軍が全面協力をしただけあって両軍の戦闘はかなり本格的。銃撃戦の激しさは当たり前ですし、血飛沫も思いっきり飛び散れば地雷の爆発などで人の四肢が吹っ飛ぶという酷


・・ただ、そんな重厚な戦闘シーンとは反比例して、登場人物たちによるドラマ性の方はあんまりグッと来るものが無かったと思う。戦闘の合間に入る回想も演出的には微妙

実話を基にした内容とかなら好物な分多少大目にみようかなとも思ったのですが、そういった説明も無かった辺りからも、このストームゲートは単純に戦争アクション作としてしか見る事が出来なかった気がします。
リアルな戦闘シーンなどは評価できますしそれが本作最大の見所でもあるのは確かだけど、それが後半にかけてず~~~~~~っと続いてるとなると、観る人によっては『ダれて』

評価:○