【監督】アルバート・ヒューズ/アレン・ヒューズ
【出演】デンゼル・ワシントン/ゲイリー・オールドマン/ミラ・クニス/レイ・スティーブンソン/ジェニファー・ビールス/エバン・ジョーンズ/ジョー・ピング/マイケル・ガンボン/他
【公開日】2010/6.19
【製作】アメリカ

【ストーリー】
大規模な戦争により、文明が崩壊した世界。誰が名付けたか“ウォーカー”と呼ばれるその男は、30年間世界でたった1冊だけ残る“本”を運び、西へと旅を続けている。本を守るため、行く手を阻む敵は容赦なく殺す。彼の目的地は何処なのか?その本には何が記されているのか?一方、大勢の盗賊たちを率い、王国に君臨する独裁者カーネギーは、世界を支配するためにどうしても必要なその本を手に入れるため、旅を続けるウォーカーの前に立ちはだかる・・・。
【コメント】
当初の目的としては久しぶりの悪役に思えるゲイリー・オールドマン目当てなんてのもあったんですが、文明が滅んだ世界で唯一の『本』を携えながら30年間西へ西へと歩き続けるなんていうちょいと異様な設定を聞くと内容のほうも次第次第に興味津々となっていった『ザ・ウォーカー』なる本作。
・・しかしながら観てみるとアクションモノでもあるのにそれほど派手っぽさが無く、それでいて根底に宗教めいたテーマも加わっていたからか、どこか堅苦しい雰囲気も抱いてしまった。映像や演出が凝ってただけに、『惜しい』というか『勿体無い』と思わせる所が多かった気もしますねぇ

絶望感がプンプンに漂ってる世界観やキーアイテムでもある本の謎など、魅かれる要素がそこかしこに散らばっていたのですが、ソレがホントに散らばってただけだったりあっさり分かってしまうとこもあったりで、そこら辺が先ず自分が『んん?』と違和感を感じたとこかもしれない・・。
核心部分でもある『本』の内容にしてもそうで、最初自分は予言書の類とかを想像しちゃったりもすれば、なんかこう・・実は『バル○!』みたいな滅びの言葉が記されたおっかなびっくりな本で、それが元で世界が滅亡した・・・なんて無駄に深い所まで脳内妄想を張り巡らせていたものの、イーライがソラーラに発してた言葉の数々が妙に聞き覚えのあるものであったり、そのソラーラも指であんなジェスチャーまでしちゃったりなんかもすると、いくら鈍感な自分でもその本の正体は分かってしまうってもんですし、それが早い段階で理解できてしまったもんですから、その辺りが少々勿体無いと感じてしまい、もうちょっと引っ張りながら焦らして欲しかったというのもあるんですよねぇ~
だけどあそこまで荒廃して暴力や略奪が日常茶飯事なお先真っ暗な世界だと、その本の内容に救いのようなものを求めるってのも分からないでもないし、どういった本なのか理解した後、カーネギーが血眼になって探して手に入れたいと思うのもなるほどと納得してしまうとこもあった。カーネギーも大きな町とか作ってなんか支配者のように君臨してたけど、執拗なまでにあの本にこだわってた所を見ると、やっぱ彼も内心ではあの世界にかなり絶望してて、あの本の持つ言葉の力とかに自分自身がすがりたかったのかな?なんて事も考えてしまいました


本作は1シーン撮りのような斬新なカメラワークでリアルなアクションシーンもあれば、ほぼモノクロ調な映像も荒廃した世界にマッチしてる独特な雰囲気を出してたのでそれほどハズレな作品ではなかったのですが、それでも宗教的な要素を入れるとエンタメ性が削られてるような印象が拭えなかったのも正直なとこなので、楽しんで観れた作品かと言えば『否』だったりもする。物語上それほど重要な事柄ではないのか世界崩壊の原因もおざなりな気がしたから、モヤモヤした気分を残さない上でも出来る事なら世界の崩壊と本の関連をより具体的に説明して欲しかったとこもありますね。
注目してたキャスティングの方もゲイリーの悪役っぷりなどを楽しみにしてましたが、今回は意外性も踏まえてデンゼルの方が個人的には良かったかもしれない。過去にゲイリーが演じてた悪役なんかとも比べてしまうとこがあるせいか、カーネギーはちょっとカリスマ性みたいなのが足りなくて小悪党っぽくも見えちゃったんですよねぇ^^;
一方のデンゼルは大幅な減量をしての本格的な役作りもしたと聞いてますし、ナタでバッサバッサと叩き切るアクションはスタイリッシュさも滲み出ていてカッコイイシーンもあった
ラストの意外な真実も含めれば、もう一度イーライの一挙手一投足を確認したいとさえ思えちゃいます。

評価:○
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こんにちは

自分はキリスト教ではないので、
あまり、しっくりこなかったです。
どちらかというと、北斗の拳を思い出してしまった・・・
でも、文字が読めなくなるっていうのは、水がなくなるとかよりもずっと怖さを感じましたね。

宗教<北斗の拳

>亮さんこんばんわ♪

確かにこの作品の内容ってキリスト教の方には理解できる所があるのかもしれませんが、それこそ無神論者の方には『ふ~ん・・』な感じで終わってしまいそう・・。
日本だと尚更な気がしますし、むしろそんな宗教的要素よりも、亮さんの言う北斗の拳のような世紀末な世界観の方に皆さん反応してそうですねw

こんにちはー^^

デンゼル・ワシントンがかっこよかったです!
立ち回りも凄かったし^^

ゲイリーも好きだし、ラストが良かったので、面白かった~ってわたしは思えるのかもしれませんが・・・
宗教絡むとよくわかりませんわ^^;

こんばんは

TB&コメントありがとうございました。

この監督の前作『フロム・ヘル』が苦手で、今回もあまり期待していなかったからなのか、結構楽しんで見ることが出来ました。

世界崩壊の理由は具体的には説明されませんでしたが、本の正体を鑑みれば、やはり宗教戦争が激化したんでしょうね。その辺りを曖昧にした理由は案外、「聖書を人類終末の原因にするとは何たることか!」とバチカン辺りに怒られたくなかったからかもしれませんね(笑)。

むしろジョエル・シルバーw

>みすずさんこんばんわ♪

ゲイリーも捨て難いですが、個人的に今回はデンゼルに軍配ですね♪もうそれほど機敏に動けるくらい若くは無いのに頑張ってアクションしてたのが好評価♪ナタでズバズバぶった斬っていくのもなんか華麗ですよねw
これでもう少し内容が整ってれば良かったのですが・・・宗教要素が絡むとお堅いイメージが沸いてしまって自分もイマイチでした・・(汗

>えめきんさんこんばんわ♪

自分は監督の方よりもむしろジョエル・シルバーの方に釣られてしまいましたw

そいえば本編でも『この本が元で戦争が起こったともいう・・』なんて事言ってましたが、やはり宗教絡みの争いが火種となったのかもしれませんねぇ。あんなに荒廃してたもんですから、てっきり自分は『世界は核の炎に包まれた・・』なんて北斗っぽい所も妄想してしまいましたw
つくづく漫画脳ですね・・^^;

こんばんは★
TBと、お祝いコメントありがとう~!

これからも宜しくです♪

これ、普通に楽しめた感じだけど
デンゼルカッコ良かったですね

私としてはやっぱりゲイリー頑張ってほしいな。

>久しぶりの悪役に思えるG・オールドマン目当て

もしかしたら、本の正体云々よりも久々の悪役の
彼の目当ての人の方が多かったりして。
人間味のある悪役も悪くはなかったんですが、や
っぱり彼には背筋が凍るような徹底的な悪っぷり
を望んでしまいます。

>『バル○!』 ((((´`;) )))ガクガクブルブルッ
うわぁ~思いっきり爆笑してしまった!!
天才のボクは…世紀末を考えると正体はアレしかな
いと思っていたんで、観る前から本の正体に気付い
てはいましたが、実は予言書と言う線も持ってました~。

本の正体は別としても綴られ方の意外性にはビックリ
でした♪ (゚▽゚)v

サマになります

>migさんこんばんわ♪

ゲイリーは最近真っ当な役柄が目立つからか、久々の悪役である本作は個人的に『華』がちょっと足りなかった気がしましたねぇ^^;レオンとか観てるから、観る側としてはやはりどうしてもレベルの高い悪役を要求してしまう部分もありますね(汗

それとブログ5周年、改めておめでとうございます♪6年目も変わらぬお付き合いをお願い致したくでっす♪

>風情♪さんこんばんわ♪

本の正体よりもゲイリー目当てというのは自分ももちろんではありますが、自分以外にもたくさんいたであろう事は確かだと思いますねぇ。むしろそっちの方が話題性あったのではないでしょうか?^^;あんまりパッとしない役所ではありましたが、それでも彼が悪役を演じるとやっぱりサマになりますよね♪

>バ○ス

自分の場合、アニメ脳やゲーム脳、漫画脳が無駄に活性化し過ぎて↑のような突拍子も無い設定ばかり考えておりました・・。改めて思うとかなり恥ずかしいですw
でも世紀末=アレって考えはある意味基本ですよね。北斗の拳を知ってる人なら尚更かもしれません(笑

いろいろツッコミどころはありますが「本」というものが重要アイテムとなっている世界観は独特でよかったと思います
まあ日本では『デスノート』がありましたが。あんまり知らないけど『金色のガッシュ』にも「魔本」なる代物が出てくるそうで

本というものに思い入れのあるわたしとしては、読書家なイーライに親しみを感じながら見てました。メビウスさんはちゃんと本は読んでるかな!?(急に偉そうに) ま、わたしも最近は漫画を読むことの方が多いかな・・・

狭く浅く

>SGAさんこんにちは♪

デスノートにしてもガッシュにしても、その本の内容が独創的で面白かっただけに、似通ったテーマを扱ってる本作も凄い魅かれる要素がありました。ただ個人的失点としては『フタ』を開けるのがちょっと早かったかなと思っちゃったんですよねぇ。中身には驚きましたけど、無神論者の自分には今ひとつ響かなかったのも正直なとこだったりで・・(汗

ちなみに自分も漫画を愛読してるという点ではSGAさんと同じ読書家(ぇ
でも自分の場合購読してる雑誌や読む漫画が限定されてるからちょこっと範囲が狭いというのもありますね^^;
なんか面白い漫画があれば、何時か教えてくださいませ。

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