ドランのキャデラック

【監督】ジェフ・ビーズリー
【出演】クリスチャン・スレイター/ウェス・ベントリー/エマニュエル・ヴォージエ/グレッグ・ブリック/アル・サピエンツァ/
【公開日】未公開
【レンタル日】2010/6.3
【製作】イギリス、アメリカ

【ストーリー】
トム・ロビンソンは温和で善良な教師。彼の妻エリザベスはある日、偶然に殺人の現場を目撃する。犯人はラスベガスの冷酷なギャングのボス、ジェームズ・ドランだった。エリザベスはFBIからの身辺保護を条件に、ドランを告発する証言を行なうことに同意する。しかし、ドランの魔手は警護の隙をついてエリザベスを死に至らしめてしまう。ロビンソンはドランを裁判にかけるために手を尽くすが、確かな証拠がないため成功しない。打ちひしがれるロビンソンのもとへ死んだ妻の“幻影”が訪れ始める。「監視すること。機会を待つこと。そして、絶対に殺すこと―」。エリザベスが語りかける言葉に背を押されるように、ロビンソンは復讐の計画に身を投じていく・・・。
【コメント】
スティーブン・キング原作の映画作品って一般公開モノは結構観てきた気はしますが、未公開モノってのはもしかしたら初めてかもしれませんねぇ?有名な出演者や共演者で借りる事が多いように、原作の方も『キング』と聞けば取り敢えずピクッと反応してしまうやや浅はかな考えの自分だったりするわけなんですけども、この作品はクリスチャン・スレイターの存在感もあってか、なかなか面白かったとは思います。

人身売買組織のボスであるドランの殺人現場を目撃してしまったせいで最愛の妻が殺されてしまい、夫がその復讐に乗り出すという極めてシンプルな内容を描いている本作。・・だけどまあ~『復讐』っていうのはどの作品にも言える事とは思うんですけど大抵ろくでもない結末が待ってるもんですし、実際本作もあんまりスッキリしたものとは言えなかったのですが、それでもその夫のロビンソンが仕掛ける復讐方法がかなり奇抜だったせいで、気落ちするどころか個人的には途中途中で何度か笑ってしまった部分もあったんですよねぇ
最初こそダーティハリーよろしくな感じでゴツイマグナムをこさえ、ドランの目の前で勢いよくぶっ放す算段をしていたものの、持ち前(?)のヘタレ根性が災いしてかあと一歩が踏み込めず逆にドランにボコボコにされて返り討ちにされてしまう始末。そこである奇策に打って出るロビンソンなんですが、これがまた回りくどいというか手間隙かけてるというか、急に舗装工事のバイトを始めたり自宅で入念な作業をして今度はどんな手を使うんだとワクワクしてたらそんなかよっ!!と思わず一人で突っ込んでしまった
まあある意味原始的な罠であり、気付かない分だと確かに驚き通り越してメチャクチャ怖いんですけども、遠目で見てしまうとどうも日本の芸人がよくターゲットにされるドッキリの類みたいで大笑いをしてしまう。自分もそのシーンで結構笑ってしまったのですが、罠に嵌ったドランたちはというと予想以上に被害甚大で、途端に笑える範疇を超えてしまった・・(骨が飛び出てたりとか)。
罠に嵌ってからは何も出来ないドランをいい事にロビンソンも上から目線でやりたい放題ですし、ゲラゲラ笑いながら土をぶっ掛けたりもすれば、ドランに問いかける時々の質問もなんだか意地汚くて『コイツ絶対助ける気がないな・・・』と悪趣味度全開。事の発端がドランで因果応報とはいえども、ああも一方的過ぎると最後は少々同情心が芽生えてきちゃいそうになりますね・・(汗


あと今回そのドランを演じたクリスチャン・スレイターは非常で冷徹な人身売買組織のボスという役柄を熱演し、結構サマにもなってたからそこは見応えはアリロビンソンの罠に掛かってからは何が何でも助かろうと必死こいた言い訳トークにも熱が入り、狭いキャデラック内で身悶えするその狂乱ぶりも鬼気迫るものがありましたねぇ。
しかしながら意外に笑い所がある愉快痛快な復讐映画と思いたかったとこなんですが、そこはやっぱり重苦しいキング作品のオチといいますか、↑の通り後半以降はロビンソンの復讐が『ずっと俺のターン』みたいな感じで展開されるため、ぶっちゃけ観ててそれほど気分の良いもんじゃない。やられたらやり返すってのは不毛ですし、オチを観た後の気分もやっぱりクソニガシです

評価:○
【DOLAN'S CADILLAC】 2009年劇場未公開 イギリス/アメリカ 89分監督:ジェフ・ビーズリー出演:クリスチャン・スレイター、ウェス・ベントリー、エマニュエル・ヴォージエ、グレッグ・ブリック、エイダン・ディヴァイン、アル・サピエンザスティーヴン・キング原作の「?...

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こちらにも

さすがメビウスさん観てましたね^^
憎たらしいクリスチャン・スレイターが良かった~。
特に穴に落ちちゃったあたりはちょっと長さを感じましたけどトムvsドランは面白かったです。
DVDで観るにはなかなかだったかなと。

また釣られましたw

>yukarinさんこんばんわ♪

久々のクリスチャン・スレイター&キング原作という珍しい組み合わせに魅かれ、案の定自分も釣られてしまいました(笑)一般だといまひとつかもしれませんが、未公開となるとちょっとレベルの高い作品ですよねっ。
何よりスレイターとベントリーの演技が良かったですし、穴に落下した後の2人の言い合いは面白いですよね。個人的にはもうちょっとドランはしぶとくした方が見応えあったかもしれませんが、この内容でも自分も損は無かったですね♪

しかしながらキング作品のオチはやっぱりちょっと重い・・i-229

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