【監督】ウルズ・エッガー
【出演】クリストフ・ヴァルツ/ジルク・ボーデンベンダー/トビアス・モレッティ/スティーヴン・バーコフ
【公開日】未公開
【レンタル日】2010/5.7
【製作】オーストリア

【ストーリー】
トーマスの息子の死で終わったかに見えた事件だったが、諦め切れないペーターズは捜査を続けていた。やがて彼は捜査の末に古い神学校寄宿舎にたどり着き、そこで衝撃の事実を知る・・・。
【コメント】
ジャケットフェイクと主役フェイクの相乗効果も重なり、それこそ第1章はそのジャケットにデッカデカと写っていかにも主役なクリストフ・ヴァルツが目当てでもあった自分・・。けど『十戒』に見立てた連続殺人事件の内容は『セブン』好きな自分にはかなりツボにハまる要素でもあったため、本作ももはやヴァルツさん目当てと言うよりもストーリーそのものが気に入ったため完結編であるこの第2章も楽しみにしていましたし、観終わった感想としても個人的には第1章と同じくらい良く出来てる作品だったと思いますっ。

十戒の戒律に沿って殺人を繰り返していく姿無き殺人者に主人公のトーマスらが終始翻弄され、そして最終的には自身の息子までも犠牲になってしまう衝撃のシーンで幕を閉じた第1章。そして続く第2章はその十戒という最大のヒントを得たトーマスが犯人の素性や過去、関係者などを地道な捜査で徐々に洗い出しながら事件の核心へと近付いていくのですが、やっぱ1章の方でさんざん犯人に出し抜かれてましたし、なかなか進展が見られない場面にかなり歯痒い思いをしながら観てたせいか、解明編とも言える感じの本作は全体的にスッキリする部分が多かったですね。
しかしそれでも残りの十戒の見立て殺人も狡猾な犯人によって着実に行われていき、今回もまた煮え湯を飲まされてしまうトーマス。
『十戒』を題材にしてるから案の定事件の裏には宗教的な問題も絡んだりしてくるのですが、それ意外にもトーマスのトラウマでもある幼少時の過去や彼の父親の事も深く関係しており、単純な猟奇殺人ではなく実際はかなり根深くそして因縁めいたものも関っている事件だというのが次第に明らかになってくる。だから後半に入ると展開が進むにつれてどんどん引き込まれていく感じなんですが、『宗教』+『猟奇的事件』という組み合わせになった時点でカンの鋭い人だと『狂信者』という単語もすぐ閃くかもしんないですね^^;そこら辺はちょっとありきたりだったかもしれない・・。
それに犯人にしても自分は第1章ですでに目星をつけていたヘンテコヘアーな野郎がいたんですけども、本作ではトーマスにボコられて終わりと、犯人どころかなんとも冴えないチョイ役だったって事になんかショックwトーマスの息子を妬んでたってだけで犯人だと決め付けてもんですから、それこそ単純な推理でした
真犯人とおぼしき人物は度々姿を現すんですが、黒いフードで全身を覆っているから声だけではなかなか判別し辛いし、やっとその真犯人を追い詰めた!と思ったらすぐホトケさんとなって現れたりするんでもう二転三転。最終的には全くノーマークだった人が真犯人だったわけなんですが、今思うと時々出てくる劇画チックなシーンって演出狙いというよりは、むしろその真犯人を連想させるための本編最大のヒントだったのかもしれませんね~?


未公開ながら久々に本格的なサスペンス作品を観れた事や、2部構成で描かれた内容もあんまり薄っぺらさを感じさせなかったという点も良くて、結果的には1~2章とも面白く観れましたね。・・まあ正直『セブン』の二番煎じなのは否めないし、未公開になった原因の1つに多分『ソレ』も含まれてるとは思いますけども、穴だらけな駄作モノと違ってよく作りこまれていたので個人的には損の無い作品でございました♪

・・でも1つだけ残念なとこがあるとすれば、それはやっぱりヴァルツさん
本作のジャケットもいい感じでド真ん中を陣取っていますが、1章の時と同様彼は主役じゃありません。っていうかそれ以前に本作では前半辺りでお役御免となってしまうから、↑のジャケットを見るだけでなんか虚しくなってしまいますねぇ・・。
役所もトーマスの相棒と言うよりは、不倫関係に奮闘してたちょっとだらしない人だったので、キャラ的にはあまり好感持てませんでした

評価:◎
【TEN】 2008年 オーストリア 96分監督:ウルズ・エッガー出演:クリストフ・ヴァルツ、ジルク・ボーデンベンダー、トビアス・モレッティ、スティーヴン・バーコフStory:トーマスの息子の死で終わったかに見えた事件だったが、諦め切れないペーターズは捜査を続けてい...

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最終的には面白かったです。
『セブン』の二番煎じものはたくさんありますけどこの作品はちゃんと出来てたほうかなと思いますね。
でも十戒がカトリックとプロテスタントで順番が違うとは知りませんでした。

ヴァルツさん...最後はかわいそうなことになりましたね。仕方ないんですけど^^;

イマイチなヴァルツさん・・

>yukarinさんこんばんわ♪

未公開モノでセブンに似通った猟奇殺人モノってホントに多いですよね。あとソウみたいな映画もw
TENはストーリーも結構考え込まれてましたし、十戒を用いた謎や数字のカラクリ、そして犯人の凶行もかなりグロイものがあったから自分も久しぶりに本格的なサスペンススリラーを観たって感じがしましたね。
だから途中からはもうヴァルツさんがどうでもよく思えてしまって・・・i-229この作品ではちょっとイマイチな役柄でしたけど、違う未公開モノの出演作があれば、今度はそっちに期待したいですね。

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