アリス・イン・ワンダーランド

【監督】ティム・バートン
【出演】ミア・ワシコウスカ/ジョニー・デップ/アン・ハサウェイ/ヘレナ・ボナム・カーター/クリスピン・グローバー/マット・ルーカス/アラン・リックマン/スティーブン・フライ/マイケル・シーン/ティモシー・スポール/クリストファー・リー
【公開日】2010/4.17
【製作】アメリカ
【ストーリー】
アリス・キングスレー、19歳。美しく成長した彼女は、ある日求婚者から逃げ出し、誤ってうさぎ穴に落ちてしまう。その地下世界はかつて少女アリスが迷い込んだワンダーランド。だがワンダーランドでの記憶を失っている彼女には、この世界の奇妙な生き物たちがなぜ自分を知っていて、その帰還を喜ぶのか理解できなかった。だが、彼女との再会を帽子屋(マッドハッター)ほど待ち望んでいた者はいなかった。赤の女王の独裁下で、狂気を装い生き延びてきた帽子屋の唯一の希望・・・それは、いつの日か救世主アリスが再び現れることだったのだ。
自分の手にワンダーランドの運命が握られている事を、アリスはまだ知らなかった・・・。
自分は『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』も未見なもんですから、その後日談的な話にもなっているという本作にしてもちょっと敷居みたいなものを感じてしまい、凄い話題作であるのは確かなんですが個人的にはウッゴク期待してた作品でもなかったと言うのも正直なとこなんですよねぇ・・。だから内容に惹かれたというよりは、ティム・バートン&ジョニー・デップの黄金コンビのブランド力と映像美の方に魅力を感じて観たと言った方が正しいかもしれませんね、コレ

過去の作品でも個性的なキャラクターや世界観を構築して独特なファンタジー作品を描いてきたティム・バートンですが、そのイマジネーションは成長したアリスが新しい冒険を繰り広げるという本作でも如何なく発揮されていたとは思います。アリスが迷い込んだアンダーランドの世界は色鮮やかな植物や建物もあれば、珍妙な生物もたくさんいるのでパッと見はカラフルで賑やかそうな印象もあるんですけども、白の女王から玉座を奪った赤の女王がアンダーランドを支配してるという暗黒時代な設定でもあるため、空が常にどよどよな曇り空



あと過去のアリス作品を未見なせいもあるのか、『フラブシャスの日』や『アップルスヘン』という用語の数々には困惑

そのキャラクターの中ではやっぱりジョニー・デップが扮してるマッドハッターが見た目からもかなり目を引くキャラクターで印象的ではあるのですが、個人的には宙にプカプカ浮いてて突然現れては突然消えたりと正に気まぐれな性格を見せてたチェシャ猫

・・まあそんな感じで映像の素晴らしさはさすがと言った所ですし、アンダーランドのキャラクター達も見た目だけで楽しくさせてくれるのが多かったのというのも良いんですが、そのアンダーランドや現実世界であーだこーだと言うがままにされてきたアリスが自立心を高めて成長していくと言うストーリーにはそれほどのめり込むものがなかったかな~・・と


評価:○