【監督】デクラン・オブライエン
【出演】エリック・ロバーツ/ケヴィン・ステイプルトン/フリーダ・ファレル/クレイグ・アーチボルド/マイク・ストローブ/ダン・ゴールデン
【公開日】未公開
【レンタル日】2010/4.2
【製作】アメリカ

【ストーリー】
時はローマ時代。暴君として恐れられる皇帝ティベリウスのもとへ、帝国の支配を揺るがす知らせが届いた。それは伝説とされてきた一つ目の巨人サイクロプスの出現であった。怪物退治を命じられた軍人マルクスは、苦戦のすえ生け取りに成功し凱旋果たす。しかしサイクロプスは鎖を引きちぎり、市街地で暴れ出し、人々に襲いかかるのだった。再度捕らえられたサイクロプスは、コロシアムでグラディエーターと戦うことに。その相手は、妬みから投獄された英雄マルクスであった・・・。
【コメント】
映画では『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』、『タイタンの戦い』、ついででもってゲーム方面でも『ゴッド・オブ・ウォー』と言うように、最近ギリシア神話をベースにした作品が活気づいてるせいか、未公開の方でもこんなモンスターモノがリリースされていました。
一つ目巨人で有名なサイクロプスも神話上に出てくるメデューサやミノウタウロス、ゴーレムといったモンスターの代表格に挙げられると思うだけに自分の触覚もちょっと反応して手を出してみたのですが、なんと意外な事にこの作品、割と面白かったです

自分が今まで観てきた中での狭く浅い範囲でありはしますけれども、未公開系のモンスターモノってどーも作り込みがイマイチなものが大半ですし、背景や人物との合成にしても毎度毎度『浮いた』感じが抜け切れていないから、やっぱりキモでもあるVFXやCGの面で大きく落胆するのが多かったんですよねぇ。だからこのサイクロプスも最初そんな感じかなと思ったんですが、登場するや否やその出来映えの良さにちょっと驚いてしまった。思わず『おおっ♪』と嬉しい声が漏れてしまいました。
冒頭の出現こそめちゃくちゃ唐突ですが、懸念していた背景や人物との合成などは違和感感じるほど浮いてはいなかったので個人的には充分許容範囲内。怪力を誇るサイクロプスの攻撃も原始的ながらえげつないものが多く、噛みつきを筆頭に人間の四肢をまるで粘土をちぎるみたいにぶちぶち引っこ抜く姿も予想以上にエグイのです^^;たまに鮮血もドバドバ状態なので、バイオレンス描写も何かと本格的でした

ドラマ部分に関しては前半のサイクロプスの生け捕りの方より、後半のコロシアムのパートの方が好みかもしれませんね~。主人公のマルクスがサイクロプスを生け捕りにしたものの、腹黒皇帝やずる賢い上官の悪巧みによって理不尽な剣闘士送りとなってしまうのですが、そこで同情心が芽生えたのか共に見世物のような扱いにされているサイクロプスとコミュニケーションを図ろうとする所がなんかとても新しいっ!と感じてしまった。まあそのグロテスクな風貌や人を食い殺すような凶暴さを最初に見せ付けられてしまうとサーチアンドデストロイな考えを抱いてしまうのも然もありなんですが、サイクロプスは人間をむやみやたらと手に掛けていたわけではないようなので、これまた理不尽に自由を奪われて虐げられてる姿を見てしまうと、人外とはいえ確かに同情してしまいそうになってくる。たどたどしい言葉で『ニク~』『ジユウ~』と言葉を理解していく所もちょっと微笑ましいですし、マルクスとの決闘でも一時の分かち合いを思わせる描写はなんか印象的でございました。


ジャケットフェイクもなく、サイクロプスもリアル、ストーリーもローマ帝国の世界観を結構本格的に再現(?)してたから、未公開系としては全体的にクオリティも高く見えてしまい、個人的には満足出来た内容でしたねぇ。
何より一番ハズレを多く引き当ててるであろうこの手のジャンルでアタリに近い作品に出会うとやはり得した気分になってしまいます。

評価:◎

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こんばんは~!

メビウスさ~ん、こんばんは!タイトルを目にして、またまた新たなB級映画を発掘されたと知り、ワクワクしながら感想を拝読させていただきました(笑)ちなみに、わたしの方は面白いB級映画、発掘できてません~~(泣)

ギリシャ神話、ホントに今大流行りですよね!たしかに話をいくらでも拡げられるし。ハチャメチャな内容にしても大丈夫そうだし!?

でも当たりだったのですね!思わず観たくなってしまったのですが・・・鮮血ドバドバというところで腰が引けます~。TV放送されたら勇気を奮って観てみようかな!?

こんにちは。
モンスターものはあまり見ないので、なんとも言えないですが、予想を裏切る出来の作品に出会うと、うれしいものですよね!
とくに、こういった映画は、駄目な作品はとことん駄目でしょうから・・・

未公開としてはアタリ

>jojoさんこんばんわ♪

B級映画の発掘は情報があまり無い分、全ジャンル問わずワクワクよりもハラハラといった『ビビリ』が最初に来るのですが、いざ鑑賞して本作のような個人的アタリが出ると途端にハッピーな気持ちになるから、例えハズレを多く発掘したとしてもやめられないとこがあるんですよねぇ~w
でもまあ本作はそれこそ一般公開のリアルなCGモンスターと比べれば月とテナガザル(笑)ほどの差がありますけど、未公開の部類で比較すれば結構レベル高くて、自分もそこを評価しました。鮮血シーンもその評価に一役買ってたと思います。

jojoさんも発掘の際は地雷e-268ご注意です^^;

>亮さんこんばんわ♪

ホント、悪い意味などで予想を裏切られると大人気なくブチ切れv-359そうにもなりますが、本作はちょっと良い意味で裏切られた展開が多かったので、面白く観れたんですよねぇ♪
モンスターモノって内容の伴っていないものも多い気がしますし、本作も突き詰めればサイクロプスだけがメインのような感じだったんですけども、勧善懲悪なストーリーは好みだったのでそれもまた許容範囲内でございましたw

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