パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

【監督】クリス・コロンバス
【出演】ローガン・ラーマン/ブランドン・T・ジャクソン/アレクサンドラ・ダダリオ/ショーン・ビーン/ピアース・ブロスナン/スティーブ・クーガン/ロザリオ・ドーソン/ケビン・マクキッド/ユマ・サーマン/他
【公開日】2010/2.26
【製作】アメリカ
【ストーリー】
パーシー・ジャクソンは学校に溶け込めず悩む17歳の高校生。落ちこぼれだった彼の人生は、ある日突然一変する。学校の先生が突然クリーチャーに変身して襲いかかってきたのだ。危機一髪のところを救ってくれたのはブラナー先生。さらにブラナー先生は驚くべき真実を告げる。ギリシア神話に出てくる神々は今も存在しており、パーシーが神と人間の間に生まれた“デミゴッド”であるというのだ。自分の出生の秘密を知るパーシー。水を自在に操る能力を備えていた彼はこうして、半身半ヤギの親友グローバーとデミゴッドの訓練所に向かうことになるが・・。
ギリシア神話が本当の話で、その神々が今も実在していて、更にゼウス・ハデスといった有名な神様がエンパイア・ステート・ビルやハリウッドに在住してるって一体・・・

時々ワンコイン本で読んだりゲームのメガテン(女神転生)シリーズも何作かはプレイしてるので、神話の神様の事もそこそこ知ってたつもりでしたけど、この設定には自分も驚きっ。なんか『GOEMON』に近い型破りさがありましたねぇ。でもそういった型にはまっていなかった分、世界観が独創的というか斬新に見えた所もあり、個人的には結構楽しめた作品ですっ♪
元々の原作が児童文学らしいのでストーリーも複雑な方じゃなく、盗まれたゼウスの雷


・・もっとも、『俺の雷が盗まれたっ!→お前の息子に違いないっ→期日までに返せっ!』というやや一方的な展開や、雷を盗んだ犯人もどう盗んだのか不透明なので『んん?

また、神話上の神様や英雄、それに誰もが一度は聞いた事がある有名なモンスターも多数登場し、そしてそれらを現代的に上手くアレンジしてるのも本作の魅力の1つでしょうね。CGとはいえ、ケンタウロスやヒドラの暴れっぷりは迫力がありましたし、ゼウスやポセイドンといった神々の面子に扮したキャスティングも豪華ですから、特殊メイクなどで変わり映えした面々を観るだけでも何かとニヤケてしまった自分。
個人的にはやっぱりメデューサ役のユマ・サーマンでしょうかね~?蛇頭なナリがかなりインパクト大ですけど、悪女な役柄もハマり過ぎてるので、目を合わせるとホントにヤバイんじゃね?と少々背筋がゾクッ


それと時折出て来た不思議なアイテムなども、スニーカーやペンといった日用品に姿を変えてユニークに見せてるのも面白かったですし、字幕で観てたのでパーシーの『This is pen』とかはちょっと吹いちゃったりしましたねw
・・しかし最初こそクリス・コロンバスが監督でしかもこんなタイトルなもんですから、どことなくポッターさんのイメージが拭えないんじゃなかろーかと思ったのも正直なとこなんですが、その雰囲気が似てる分ポッター好きな方なら二番煎じと括らず逆に同じくらい好きになれるのではないでしょうか?アクションもそこそこありモンスターもリアルだったので視覚的にも楽しませて

ハリポタももうすぐ終わりそうなので、後釜的にもちょうどいいかも?
評価:◎