【DVD】チョコレート・ファイター

【監督】プラッチャヤー・ピンゲーオ
【出演】“ジージャー”・ヤーニン・ウィサミタナン/阿部寛/ポンパット・ワチラバンジョン/“ソム”・アラシー・シリポン/タポン・ポップワンディー/イム・スジュン/他
【公開日】2009/5.23
【製作】タイ
【ストーリー】
日本人の父とタイ人の母との間に生まれた美少女・ゼン。母に引き取られたゼンは、成長するにつれアクションのビデオを見ただけで、その技を習得できるという並はずれた能力を備えていることが分かり、密かに技を磨いていた。そんなある日、母が癌に侵されていることが発覚。ゼンは母を救うため、母から全てを奪ったマフィアとの抗争に挑む。だが、そこには生き別れになっていた父・マサシとの再会が待っていた・・・。
この作品が公開されていた時期はちょうど自分があおもり検定の勉強


思えばトニー・ジャーの超人的なアクションに、ノースタント・ノーCG・ノーワイヤーという謳いを強く押し出していたのが印象的だった『マッハ!』も凄かったもんですが、この『チョコレートファイター』はそのトニー・ジャーが見せていたアクションを女性がやっているという所からして、インパクト面



そんな男女の身体的差異などものともしないような彼女のアクションは、製氷場→配達場(?)→精肉店とステージが変わればアクションスタイルも多種多様になっていったりしてたのも素晴らしくて全然飽きなかったですねぇ。特に終盤の日本料理店みたいなとこから屋外の戦闘に移っていく場面はテンション上がりっぱなし♪


他にも敵が飛ばした包丁が跳ね返って自滅したりケツにクギが突き刺さったりと、大立ち回り中に痛みを伴うちょっとした笑いを含んでいる辺りも面白く、個人的にはジャージ姿で変な動作なのに何故か強いカポエラ使いという妙ちくりんな中ボス設定の敵役が一番笑えてしまいましたっ

・・しかしこういった見落としていた良作などを自宅鑑賞で確認すると、やっぱり映画館で観るべきものだったと軽い後悔も抱きました・・

本作で華々しいデビューを飾ったジージャーの次回作はまたアクション映画だと聞いていますけども、どうせだったら本作の内容や彼女が持つ輝かしい経歴とは真逆の作品も観てみたいなんて思いもありますねぇ。〆である痛々しいNGシーンを観ると相当無茶してましたし、この先も本気アクションを続けてたら元々良さそうに思える彼女の素材自体が削られていくように思えてどことなく心配です・・

評価:☆