ジキル博士の記憶

【監督】パオロ・バーズマン
【出演】 ダグレイ・スコット/クリスタ・ブリッジス/トム・スケリット/ダネット・マッケイ
【公開日】未公開
【レンタル日】2009/10.23
【製作】イギリス

【ストーリー】
優秀神経科医ヘンリー・ジキル氏は、新薬の実験によって自身の暗黒面の別人格を目覚めさせる。別人格のハイドは女性を次々と虐殺し、町を恐怖へと陥れていく。それに気づいたジキル医師は、弁護士のクレアに会いに行く。ジキルが凶悪な殺人犯だと信じられないクレアだったが、ハイドの目撃情報などからジキルの話が本当だと確信。二人が別人であることを証明する裁判が始まる・・・。
【コメント】
二重人格の人物として有名なジキル博士とハイド氏に関しては『ヴァン・ヘルシング』や『リーグ・オブ・レジェンド』といった作品でしか観た覚えがないのですが、本作のジキル&ハイドはそんなアクションモノに出て来た人物像とは全く異なるものになっていましたねぇ。その中身は現代のボストンを舞台にしたかなり怖~いスリラー作品となっていて、原作を知らないのもあってか自分にはかなり斬新な内容にも見えてしまいました。

自分の中のジキル博士とハイド氏といえば、温厚なジキル博士がもう1つの人格である凶暴なハイド氏に意識や体を乗っ取られてしまうと、口調はおろか体格や性格まで豹変してしまうイメージが強く、そんでもってとりわけ上記の2作品が最も印象に残ってるため、決まってハイドの姿は戸愚呂・弟が爆肉鋼体したような化け物じみた姿しか思い浮かばなかった自分なので、本作のハイドも最初観た時は変わった設定だなとも思ったんですよねぇ。優秀な医師であるヘンリー・ジキル博士が、新薬の実験で自分の中にもう1つの人格となるエドワード・ハイドを生み出してしまうのですが、体つきこそ変化しないものの性格に到ってはもう恐ろしいまでに変貌し、ハイドが表に出て来た時は自分もなんか背筋がゾゾッとする感覚を抱いてしまったほどっ。医師であり命を救う善のジキルに対しハイドは正に純粋な悪そのもので人を殺す事に全くためらいが無く、その残虐性にしてもベッドで寝たきりの人の前で生命維持装置のスイッチを1つずつ切りながら状況を詳しく説明するというなんとも反吐が出る非道さを持っており、そういうシーンを観るたび自分もなんか胸がムカムカしてきましたね・・
また、隙あらばジキルを取り込んで体を乗っ取ろうとするハイドと、それに必死で抵抗し苦悩するジキルの2つの人格を見事に演じ分けたダグレイ・スコットという俳優さんの熱演も本作の見所の1つだと思いますねっ。過去作としてはあの『M.I:2』にも出演してたらしく、え?どこにいたっけ?と思ってよく調べてみたら、そのM.I:2で悪役を演じてトムとバイクチェイスしたり決闘したりしてた人だと分かり、あ~なるほどとモヤモヤがスッキリwノーチェックな俳優さんでしたが、ジキルとハイドを交互に演じたその迫真の演技は素直に凄いと思った
それに二重人格って口で言うのは簡単ですけど、実際その役を演じるとなるとかなり難しいはずですから、そういう点を考えるとダグレイ・スコットがジキルからハイドに入れ替わる際の表情の変化など、細かい部分でもかなり二重人格者になり切っていたように感じました。


終盤にかけてはジキルがハイドになってた時に犯した殺人事件を法廷で争い、二重人格者の犯行はどう裁かれるべきか?という場面が描かれるのですが、個人的にここら辺はちょっと退屈気味だった。法廷劇にシフトした割にはちょっとシリアスな雰囲気が薄かったようにも思えますし、法廷内の論争も飛ばし気味に感じたから自分はそれほどのめり込めなかったんですよねぇ~
まあこれで法廷で決着が着いてあっさり終わるものなら評価は低めでしたけども、本作は最後で巻き返しとばかりに個人的大好物のどんでん返しな展開が盛り込まれていたので一気に好感度が上がったものの、これがまたひどく後味の悪い結末で、いくらどんでん返しが好きでもパンチが効き過ぎていて逆にげんなりしてしまった。『彼に渡されたものは捨ててくれ』っていうセリフが出た瞬間、背中に凄い寒気が走ってしまいましたよぅ・・。
一緒にいた画家のオッチャンは聞き流しておいて正解だったと心底思いますけども、弁護士のクレアだけはその後を思うと悲惨と言うほかありません。

あんなに頑張ったのに・・・

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こんばんは♪

今では二重人格のお話はめずらしくないので普通でした。
オッチャンへの手紙のシーンでもしやと思ってたらその通り(笑)。

オッチャン命拾い

>yukarinさんこんばんわ♪

本場のジキルとハイドの内容はあまり知らないんですが、その名前と設定を借りた本作は自分も無難に観れたサスペンスモノでしたねっ。
画家のオッチャンはあそこであまり深く質問せずサラッと終わってホント命拾いですよね・・。と言うことは結局ジキルの作ったあの薬は失敗作だったという事になるんでしょうか・・?

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