私の中のあなた

【監督】ニック・カサベテス
【出演】キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン/アレック・ボールドウィン/ジェイソン・パトリック/ソフィア・バジリーバ/トーマス・デッカー/ヘザー・ウォールクィスト/ジョーン・キューザック/エバン・エリングソン/デビッド・ソーントン
【公開日】2009/10.9
【製作】アメリカ

【ストーリー】
白血病の姉・ケイトを救うためにドナーとして作られて産まれた11歳の妹・アナは、ある日突然「自分の体のことは自分で決める」と臓器提供を強いる両親を相手に訴訟を起こす。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。一体なぜ、アナは突然大好きな姉を救う事をやめる決意をしたのか?そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた・・・
【コメント】
う~む・・、今にして思えばナタリー・ポートマン主演のあの映画、そして中居正広主演のあの映画も2人が大胆なスキンヘッド姿を披露したから自分も注目した部分があったと思うし観ようと思った理由の1つかもしれませんが、もしかしたら本作も最初はそれに似た感覚だったかもしれない・・。ブロンドヘアーが印象的なキャメロンが丸坊主になってしまうなんて凄いインパクトあったもんですけど、観てる内にそういう短絡な鑑賞理由を持ってた自分がちょっと恥ずかしくなってきました・・

白血病である姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって人為的に生み出された少女・・、という部分だけを見ると随分近未来的というか現実には有り得なさそうな荒唐無稽な設定だと感じてしまったのが正直なところで、しかもそんな公に出来ない行為を即答で承諾したサラにしても、倫理や道徳みたいなものを二の次にしてケイトを救う目的のみでアナを生んだという考えは、親の強い愛情ゆえの行動とはいえどうにも共感できなかった部分もあった(自分がまだ『親』という立場に立っていないからというのもあるかもしれませんけど・・)
まあだからなのかアナが臓器提供を拒否して訴訟を起こし、『自分の体は自分で守る』という理由も最初は至極真っ当な主張のように聞こえてしまいました。
でも何故アナが突然臓器提供を拒否したのか・・。そこにはドナーとしての体ではなく、一個人として自分の体をこれ以上傷つけられたくないという理由の他にもう1つ別な理由も含まれていて、その謎めいた部分も観ていて結構興味を掻き立てられるんですよねぇ。自分もどこか含みのあるアナの言葉と態度がとても不思議に思えましたけど、『臓器を提供しない』という事は『ケイトが死ぬ』という事でもあるから、そういう結果を考えるとカンのいい人はピンと来るかもしれませんね

観終わった後に深~く考えると、アナもジェシーも裁判が始まる前までは両親に言う事すら出来なかったので、それまで2人共凄い重荷みたいなのを背負っていたんだなぁと感じましたが、それは同時にケイトの事に関して両親よりもいち早く『覚悟』を持っていたようにも感じ取れた気がします。『覚悟は絶望を吹き飛ばす』なんてセリフが自分の好きな漫画のとある人物が言うんですけども、アナとジェシーの場合も覚悟する事で絶望を抑え込んで意志を強く持っていたのではないでしょうか?ケイトも自分の体の事は自分が一番良く分かってると思うだけに、死を受け入れる事が出来ない母親のサラよりもアナに頼んだんでしょうし、そう考えると子供って親が思う以上に強い意志と勇気を持ってるんだなぁというのも感じてしまいますね


今回自分はニック・カサヴェテス監督の映画作品を初めてお目にかけたんですけども、時間を前後しながら家族それぞれの視点で進行していく内容は最初こそ困惑したものの、家族がお互いに思いやる気持ちや苦悩などが場面ごとに良く伝わるから上手い演出方法だとも思いましたねぇ。回想を入れながら進んでいく展開もなんか『スラムドッグ$ミリオネア』に似たような見せ方で好感が持てた♪
上手いと言えば出演してる人たちもサラ役のキャメロン・ディアスを筆頭に皆さんがホント上手いです。ガチで坊主頭にしちゃうキャメロンの女優魂も凄いけど、エキセントリック気味な行動やケイトの死をようやく受け入れようとした時の号泣などは、これまでのラブコメ作品で見せたのとは全然違う迫真の演技で自分もかなり見入ってしまいましたし、アナ役のアビゲイル・ブレスリンも子役ながらキャメロンに負けず劣らずの演技を見せてくれてこれまた凄かった。わずか10歳で助演女優賞にノミネートされた実力は伊達じゃないと今更ながらに思い、こんな事なら『リトル・ミス・サンシャイン』を事前に観ておけば良かったな~と後悔もしちゃったりです・・

『私の中のあなた』公式サイト

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もし単なる難病系の可哀相な映画だったら最初から敬遠するところだけど、まず第一に白血病の姉の為に生まれてきた妹という設定と、その妹がドナーを拒否する為に両親を相手に訴訟を起こすという突飛な話に興味がそそ
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両親を訴えたアナ。そこに隠された切なすぎる物語に涙。
□作品オフィシャルサイト 「私の中のあなた」□監督・脚本 ニック・カサヴェテス □原作 ジョディ・ピコー □キャスト キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック ソフィア・ヴァジリーヴァ、トーマス・デッ...
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最近「わたし」とか「あなた」とか「君」とか「ぼく」とか付いた映画多いですよね。で
私の中のあなた 288本目 2009-48 上映時間 1時間50分 監督 ニック・カサヴェテス 出演 キャメロン・ディアス アビゲイル・ブレスリン アレック・ボールドウィン ジェイソン・パトリック ソフィア・ヴァジリーヴァ エヴァン・エリングソン 会場 TOHOシネマズ ?...
なんともたまらない・・ 心、かき乱されました。そして温かな気持ちも・・
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MY SISTER'S KEEPER 2009年:アメリカ 原作:ジョディ・ピコー 監督:ニック・カサヴェテス 出演:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイ ...

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本当

アビゲイルちゃんってイヤミがなく上手いんですよね~。
子供らしい可愛らしさもあって「リトル・ミス・サンシャイン」の彼女も
良かったですよ~♪
キャメロンもこれまでにはないようなキャラでしたし、
母親ってのも初めてだったそうですが、良かったですよね。
とても素敵なお話でしたよね。

あれ?

メビウスさん、こんにちは。
親が思っている以上に子供は成長している。特に、特殊な事情を抱えていると尚更に、って感じでしたね。
覚悟とは何かを塗り替えてしまうパワーを持っていたりしますよね。
なんの漫画かちょっと気になります(笑)

あれ?「君に読む物語」は見てませんでしたか!
この作品を見ると、、不可解な謎解きのようなつくりがスゴク納得出来るるかもしれません。

サイン以来

>miyuさんこんばんわ♪

『リトル~』は未見なものの、自分がアビゲイルちゃんをスクリーンで観たのはもしかしたら『サイン』以来かもしれませんwあの時と今を比べると凄い変わりようだと思いますね~。名優に囲まれて演技をしていく内に上達して行ったのかも?自分も近い内に『リトル~』観ないといけませんねぇ。
キャメロンも予想以上に母親役がハマっていましたし、これはオスカー候補も有り得るんじゃないでしょうか?

>たいむさんこんばんわ♪

自分の家族は重い病気持ちの人がいないので普通に当たり前の生活を送ってはいますが、サラのような家族の場合だと生活も含め色々な制限が掛かってしまうからか、子供も無意識に親や家庭が抱える苦労を敏感に察知してしまう所があるのかもしれませんね。おそらく訴訟を起こす前はアナもケイトのドナー役を無理強いではなく、他にやる人がいないから我慢してたとこもあったんじゃないかと思いますねぇ。

あ・・、そいえば「君に読む物語」もまだ観てませんでした・・。カサヴェテス監督って本作のような時間軸を前後しながらの内容が持ち味なんでしょうか?

もうひとつの理由を知ったとき、
親よりも子供たちのほうが覚悟ができていたんだな~
とつくづく涙してしまいました。
キャメロン・ディアスの母親役はとてもよかったですね。
新境地を開拓した!ってかんじです。

こんにちは。
この映画、観ました。
久しぶりに涙が溢れましたよ。
人を思う気持ちっていうのは、それぞれですよね。
特に家族。
死というものを受け入れる・・・
自分も経験があるのですが、家族の中では意見が分かれるところです。
でも、それでも、バラバラにならないから、家族なんだと思います。

子供は強し

>えふさんこんばんわ♪

こういう難病の問題ともなると子供は何も出来ないから無力感を感じる気がしますけど、アナとジェシーは強かったですよね。恐らく本当の事をすぐにでもサラたちに言いたかったはずなのに、サラが頑なに死を拒むから言いたくても言えなかったという事実がまた切なかったですよねぇ。
キャメロンに関しては正直ラブコメモノしか鑑賞してなかったので、母親役ってどうなんだろうと半信半疑でしたが、それもまた杞憂でしたね。母性愛とヒステリックな態度が何とも印象的でした(笑

>亮さんこんばんわ♪

死は身内だけじゃなく誰に降り掛かったとしても悲しいものですし、それが家族に及ぶとなるとサラのようにがむしゃらにどうにかしようと思うのは誰でも考える事だと思いますね。だから方法こそ行き過ぎだったもののサラの気持ちも分かるし、また誰にでも何時かは来る死を受け入れたケイトの気持ちと家族を思う心情も理解できるから、どっちが悪いかじゃなくどっちも正しいから切なくなっちゃうんですよねぇ~。そんな気持ちで観ちゃったせいか、自分の涙腺はあまり脆くならなかったんですよねぇ。
やっぱり前半のサラの態度と言動が尾を引いてしまったのかも・・?(汗

こんばんは!

同じ母として彼女の行動は賛同できない思いもありましたけど
子が母を思い抱擁する。
もはや母と子供が逆転してしまうこのラストに号泣でした。
ソレはみんながサラの頑張りをわかってくれてたからですよね。
この優しい子供達に・・感謝したい気持ちになりました。
悲しいけれど、暖かい思いが残るいい作品だったと思います。

お涙ちょうだいで終わらない

>くろねこさんこんばんわ♪

この映画が単なるお涙ちょうだい映画で終わらないのは、親が子を想うと同時に子も親を想い、それぞれが悩みを抱えながらも目の前の現実にきちんと向き合っていく姿が観る人に凄く共感出来るからというのがあるからかもしれませんね。
自分はまだ親と言う立場ではないので観た当初はサラにあまり賛同できなかったんですが、ケイトの覚悟やアナの事実を知った後だと、彼女のなりふり構わずだった日々もまた覚悟を胸に秘めた決意あっての行動だと思えてしまいます。

おめでとうござります

遅れましたが五周年おめでとうございます。これからも仲良くしていただければうれしゅうございます

さて、この手の映画をメビウスさんが劇場で見るなんて珍しい・・・と思ったら、そういう理由でしたか! まあわたしもあんまし人のことは言えないけど(^^;

『少林サッカー』のヴィッキー・チャオがそうでしたが、きれいな人っていうのは丸坊主になってもやっぱり美しいんですよね。そこいくとキャメロンは・・・ 少しお笑いの人っぽかったような(笑)

アナちゃん役の子は堂々たるものでしたね。もう眼差しがすっかり大人のそれになってると思いました

お祝い有難うございます♪

>SGAさんこんばんわ♪

お祝いの言葉有難うございます♪6年目ももっさりマイペースですが、SGAさんとは映画だけじゃなく、仮面ライダー談義でもまた盛り上がりたいですね。こちらこそ宜しくお願い致します。

でも確かにこの手のジャンルの作品は苦手と言うか敬遠をする方なので自分でも珍しいと思うのですが、キャメロンの坊主頭目当てのほかにも、これを観ようと思った時他に鑑賞しようと思った作品が無かったというのもありますね。だから個人的にはタナボタな映画だったのかもしれませんけども、結果的には自分も感動できて全然損は無かった作品でした♪

メビウスさん、こんにちは☆^^

これ、やっぱり涙がじわじわ何度も出てきてしまいました。
それぞれの人たちの心がよく分かって、あなたも、そしてあなたも、みんな正しいよと思えて、いろいろ考えさせられたし、心打たれました。
そして、案外子供っていろいろ考えてるんだなぁって思ったし、ある意味大人よりも”わかって”ることがあるんだなぁって感じました。

一番良かったのはお父さんの立ち位置。
彼の心情、彼の行動、彼の言葉が一番衣装に残ったかも。
それに、メビウスさんが記事に書いてくださってる、”覚悟は絶望を吹き飛ばす”って良いですね~!
今、モードがじんわり繊細モードになってるので(^^ゞ その言葉を読んだだけでも、なんだかじんわり涙が出てきそうな私です。
その言葉、私もいただいて(?)いいですか~?
心に刻みつけておきたいと思います。

心情が丁寧

>メルさんこんばんわ♪

メルさんもこの作品観ましたかっ。ありがちな難病モノと違い、感動するのも然る事ながら、家族の心情が観る者にも良く伝わる場面とかが多いので、自分も観ててかなり切なくなってしまったんですよね~。
お父さん役のジェイソン・パトリックも妻と子供、どちらの理屈も理解している分難しい立ち位置にも思えましたが、常に見てるだけだったという彼の心情が現れる場面もグッと来るので、印象に残る人は多いと思いますね~(自分はリアルでも同じような立場にある弟くんが印象に残っちゃいましたけど・・i-202


※あ、ちなみに↑の『覚悟は絶望を吹き飛ばす』という言葉なんですが、このセリフを言ってる人物は、引用した漫画の中では物凄く邪悪な存在だったりしますi-229
でも覚悟という言葉は一見すると追い詰められた感じを抱く言葉にも聞こえますが、逆にひとつの物事などに対して光明や決意を見出す勇気の言葉でもあると自分は思いますねぇ。

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