ノウイング(評価:○)

【監督】アレックス・プロヤス
【出演】ニコラス・ケイジ/ローズ・バーン/チャンドラー・カンタベリー/ララ・ロビンソン/ベン・メンデルスゾーン/ナディア・タウンゼント/アラン・ホップグッド/ダニエル・カーター
【公開日】2009/7.11
【製作】アメリカ
【ストーリー】
50年前に埋められたタイムカプセル掘り起こす記念式典が小学校で催され、収められていた当時の生徒たちが創造する未来図が在校生に配られた。MIT宇宙物理学者のジョンの一人息子・ケイレブが持ち帰ったのは、子供が書いたものとは想像しがたい不可解な数字だけが羅列されたものだった。数列には一定の法則があるのではないかと仮説を持ったジョンは、様々な角度から検証していく中で『299691101』というブロックに目が留まる。それはアメリカ同時多発テロが起きた日付と、2996人と言う犠牲者の数と一致していたのだった・・・
ニコケイ出演作の鑑賞はなんか久々な感じがしますねぇ。そう思って映画記事を遡ってみたらなんと『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』以来と、久々どころか凄いブランクがあった自分

だからたまには彼の頭の後退具合などもデカイスクリーンで確認しなきゃという理由も込みで本作を鑑賞しましたが、逆に彼の薄毛以上にビックリさせられてしまった災害映像の数々に背筋がゾゾッとさせられてしまいました・・。
過去にも巨大隕石の衝突(アルマゲドン)やら核の停止(ザ・コア)やらと、これまでにも何度と無く地球滅亡の作品は観てきましたが、今度の滅亡の布石となるのは『予言』。50年前に埋められたタイムカプセルの中から発見された数字の羅列

でもその圧倒された災害のシーンは凄い迫力があった反面、目の前で事故が起きた後の人々の動揺や阿鼻叫喚がこだまするシーンなどは正に地獄絵図そのもの。中盤の飛行機



また、数字から導き出された惨事がことごとく的中するなか、主人公のジョンが予言の謎を追い求めてどんどん真相に近付いていく辺りも見応えはあったんですが、その結末が昨今のディザスター系には観られなかった(?)なんとも仰天なオチでこれには驚いてしまった

黒い石をケイレブに渡した怪しい男達にしても、最初はFBIかCIAの諜報員の類かなとも考えてたんですけど、口から怪光線出した辺りで『あっ、やっぱりソッチ系の人達・・・』と確定できてしまい、途中で一気に非現実色が濃くなってしまった感じがする。・・まあそこは映画の中ですから大目に見れるとしても、個人的にやっぱりあのオチはちょっと切なかった・・

しかし本作で最大の惨劇とされていた大規模な太陽フレアによる地球滅亡は一見大袈裟なものにも見えましたけど、この大規模フレアはなんか太陽


しかもその2012年は、かのマヤ文明が人類の終末を予言した年とも一致してるみたいなので、これらを踏まえると『ノウイング』で描かれていた地球消滅の内容は果たして映画の中の話だけで収めていいものか?とも思えてしまい、映画観終わって『たけしのエックスファイル』なる番組も見てしばらくした後感化されてしまったのか、相当ビビってしまった自分

これを絵空事と見るか、それとも現実的な警告と見るか、そこもまた人それぞれかもしれませんねぇ。
『ノウイング』公式サイト

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