レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-(評価:◎)

【監督】ジョン・ウー
【出演】トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/チャン・チェン/ビッキー・チャオ/フー・ジュン/中村獅童/リン・チーリン/ユウ・ヨン/ホウ・ヨン/トン・ダーウェイ/ソン・ジア/バーサンジャブ/ザン・ジンシェン/チャン・サン
【公開日】2009/4.10
【製作】アメリカ、中国、日本、台湾、韓国
【ストーリー】
"赤壁の戦い”は目前に迫っていた。だが、曹操軍で発生した疫病が曹操の策によって連合軍にも蔓延し、苦しむ民と兵のため劉備は撤退を決意する。それでも周瑜は戦いを諦めず、そして軍師の孔明は劉備の復帰を信じて打倒曹操の秘策を練る。そして、連合軍の窮地を救おうと女達も立ち上がり、いよいよ史上最大の決戦が幕を開ける・・・
【コメント】
パートⅡになってもやはり解説の方は分かり易かった
前作も三国志の世界観を知らない人にだいたい1分くらいでざっくばらんに理解できる冒頭の解説が良い配慮でしたけど、本作では世界観を知らない人のみならず前作を観てない人にも助かる部分があるのではないでしょうかね~?今度は日本語吹き替え版と間違えなかったぞw
しかしパート1も今回の赤壁の大合戦に向けてかなり長い準備期間を要していたような内容でしたけど、なんか本作の前半部でもどことな~く引っ張っていたような感じがありましたねぇ
開戦直前になっての突然の劉備軍の撤退、そして男装をして曹操軍の本陣に潜り込む尚香と敵兵との友情(?)を決戦前に描いていましたが、早くに合戦の展開になだれ込むと思っていた自分にはちょっと焦らされた所もあったかも
・・けど何事にも順序は必要ですから、尚香と敵兵の淑材との偽りの友情を深める場面も淑材の最後の結末を思うと少し切ないもんもありましたし、同盟をふいにして撤退したと思われた劉備の本当の目的なども周瑜と孔明の策に見事してやられた気がしましたから、決戦前のサイドなストーリーも決して余計なものではなかったです。
その周瑜と孔明が見せる秘策・奇策の数々は本作でも健在であり、特に孔明が仕掛けた『3日で弓矢10万本集め作戦』はとても奇抜な方法で調達をして中々面白かった♪水軍の指揮に長けた敵武将2人を倒すと言う周瑜の秘策とも上手く連携し、一挙両得を得る作戦はお見事と言うほか無し。まあ成功しなければお互い首が飛ぶ覚悟
だったから気合も入ってたんでしょうけども、その2人の作戦に嵌められた周瑜の幼馴染と濡れ衣を着せられた敵武将の2人は、少し可哀そうに思えてきちゃいましたねぇ・・
最大の見所である赤壁の戦いもパート1の時から楽しみにしてただけはあり、80万の曹操軍対5万の連合軍の大群ひしめき合う合戦シーンやアクションは期待を裏切らない圧倒的な迫力っ
火や爆薬なんて惜しげも無く使用してるので、ド派手な映像にもかなり引き付けられてしまいます。また、前作の戦いで用いられた『九官八卦陣』のような陣形を活かした巧みな戦術も見応えたっぷりで、盾を隠れ蓑にしながら猛火
や弓矢
を遮り微速前進していく戦法等も相変わらずの斬新さ♪趙雲や関羽といったおなじみの猛将たちの見せ場も後半でたくさんありましたし、本作で描かれる赤壁の戦いは正に2部作のメイン
を飾るに相応しい大合戦だったと思います。
『赤壁の戦いじゃねーじゃん!』とパート1で憤った人も多いと思うし正直自分もその1人だったものの、本作でそのパート1をも超える壮大なスケールで見事なエンタメ三国志として世に放ってくれたジョン・ウー監督には素直に拍手を贈りたいものですねっ♪
軽快なテンポで始まるメインテーマも最近かなり口ずさんじゃってる辺り、なんだかんだで自分も凄く楽しめた作品だった・・・・のですが、それでも個人的に絶賛!!という所まで実は今一歩及ばず・・(ぇ
確かに周瑜と孔明の策の張り巡らし合いや一騎当千の武将達の活躍も素晴らしかったんですが、その素晴らしい面の殆どが連合軍側の人達ばかりだったもんだから、逆の曹操軍には今一つ『華』みたいなものが少なくて妙な偏りがあった気がします。パート1の時の記事でも言ったんですが、やっぱり曹操軍にも勇猛な武将とかをもう少し加えて欲しかったんですよね~
男と男のガチンコ対決もウー作品の醍醐味だと思いますし、連合軍の趙雲とかと死闘を演じる強い武将なども観てみたかっただけに少々残念・・
でも実はラスボスらしく曹操がすんげー強いのかも!?と最後の最後で淡い期待を込めてたんですが、結局はそれも願い届かずでした・・
『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』公式サイト

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パートⅡになってもやはり解説の方は分かり易かった

前作も三国志の世界観を知らない人にだいたい1分くらいでざっくばらんに理解できる冒頭の解説が良い配慮でしたけど、本作では世界観を知らない人のみならず前作を観てない人にも助かる部分があるのではないでしょうかね~?今度は日本語吹き替え版と間違えなかったぞw
しかしパート1も今回の赤壁の大合戦に向けてかなり長い準備期間を要していたような内容でしたけど、なんか本作の前半部でもどことな~く引っ張っていたような感じがありましたねぇ

開戦直前になっての突然の劉備軍の撤退、そして男装をして曹操軍の本陣に潜り込む尚香と敵兵との友情(?)を決戦前に描いていましたが、早くに合戦の展開になだれ込むと思っていた自分にはちょっと焦らされた所もあったかも

その周瑜と孔明が見せる秘策・奇策の数々は本作でも健在であり、特に孔明が仕掛けた『3日で弓矢10万本集め作戦』はとても奇抜な方法で調達をして中々面白かった♪水軍の指揮に長けた敵武将2人を倒すと言う周瑜の秘策とも上手く連携し、一挙両得を得る作戦はお見事と言うほか無し。まあ成功しなければお互い首が飛ぶ覚悟


最大の見所である赤壁の戦いもパート1の時から楽しみにしてただけはあり、80万の曹操軍対5万の連合軍の大群ひしめき合う合戦シーンやアクションは期待を裏切らない圧倒的な迫力っ




『赤壁の戦いじゃねーじゃん!』とパート1で憤った人も多いと思うし正直自分もその1人だったものの、本作でそのパート1をも超える壮大なスケールで見事なエンタメ三国志として世に放ってくれたジョン・ウー監督には素直に拍手を贈りたいものですねっ♪

確かに周瑜と孔明の策の張り巡らし合いや一騎当千の武将達の活躍も素晴らしかったんですが、その素晴らしい面の殆どが連合軍側の人達ばかりだったもんだから、逆の曹操軍には今一つ『華』みたいなものが少なくて妙な偏りがあった気がします。パート1の時の記事でも言ったんですが、やっぱり曹操軍にも勇猛な武将とかをもう少し加えて欲しかったんですよね~


でも実はラスボスらしく曹操がすんげー強いのかも!?と最後の最後で淡い期待を込めてたんですが、結局はそれも願い届かずでした・・

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