デイ・オブ・デスティニー
【監督】ピーター・ケグレヴィック
【出演】ティム・ベルクマン/ゾフィ・フォン・ケッセル/ヨハネス・ブランドルプ/ヘルベルト・クナウプ/ローラ・トンケ/ハンス・ツィッシュラー
【公開日】未公開
【レンタル日】2008/8.2
【製作】ドイツ

【ストーリー】
スペイン、タラゴナ。地中海に面した美しいリゾート地はバカンス・シーズンを迎え、ヨーロッパ各地から集まった観光客で賑わっていた。家族連れ、恋人たち。しかし休暇を楽しむ人々に、恐るべき運命の瞬間が近づいていた。液化ガスを満載したタンクローリーが横転、キャンプ場に突っ込んだタンクに積まれていた可燃性ガスは大爆発を起こし、灼熱の炎が数千名の観光客を襲う。熱波が過ぎ去った時、平和なビーチは阿鼻叫喚の地獄に姿を変えていた。傷つき、苦痛に呻く者。愛する者の名を叫び、焼け跡をさまよう者。だが彼らの生と死を分かつ運命のドラマは、まだ始まったばかりだった・・・
【コメント】
事実を基に製作した事件・事故はリアリティもあってか、やはりその原因となるシーンになると嫌でも悲痛な気持ちになってしまう・・。『マーシャルの奇跡』で飛行機が墜落した際の遺族の悲しみは計り知れないものだと感じたように、本作で描かれていた悲劇もまた同様だった。この『デイ・オブ・デスティニー』も実際に起こった出来事を描いており、1978年にスペインのリゾート地に液化ガスを積んだタンクローリーが横転、大爆発を引き起こし、大勢の観光客らを犠牲にしたという『ロス・アルファケスの大災害』をリアルに再現したパニック・サスペンスです。

それこそ最初は惨事とは無縁ともいうべきリゾート地で楽しい日々を過ごす人々や、事故に巻き込まれる登場人物たちの相関関係が色々な側面から映し出されているのですが、それと同時にタンクの運転手側の視点も一緒に映しているので、これから起こるであろう未曾有の災害が刻一刻と迫る恐怖感みたいなものも伝わってくるんですよね。その辺り、パニックモノとしては結構ウマイ演出に見えてしまいました。
・・しかしこの事故の原因が極めて偶発的なものだったら仕方がないと割り切れる部分もありますけども、元を辿るとそれらが液化ガスを運搬する会社に務める社員の怠慢や注意力不足。そして会社側のずさんな管理態勢などが最大の要因なので、観てる側としても憤りは隠せなかったですね。リゾート一帯を焼き尽くし、阿鼻叫喚が響き渡る凄惨な状況を観ると尚更です。

また、本作は爆発事故が起きてからの悲愴感や絶望感より、その後の生と死を分かつ様々な人間ドラマも凄い見応えがある。家族のため、子供のため、友人のため。事故に巻き込まれた人達の思いが色んな場面で交錯し、そしてその中では感動もあれば非情な現実もありと、こちらも徹底したリアリティを追及してるのだと感じさせます。
自分が特に印象に残ったのは休暇でロス・アルファケスに訪れたディートマル家族。本当の父親じゃないから長女のティミーとギクシャクした関係なものの、災害が起きてからは家族の為になりふり構わず行動するディートマルの姿は正に父親の鏡。それに比べてティミーが慕う前パパといったらひどいものです(--;)
でもこの作品、観た感じだとディートマルが凄い目立ってたから↑のパッケージも彼を載せれば良かったのに、何故かそのパッケージのど真ん中に写ってるのはガールフレンドと一緒にリゾートにやって来たミヒャエルという人物。正直ミヒャエルはあんまり目立ってなかったんですけどね~?特別主人公らしい人がいなかったから誰でも良かったんでしょうか?


30年も前の出来事なので、正直どこまで忠実でどこまで脚色なのかは分かりませんが、実話モノ大好物な自分にはとても良く出来た作品に思えて損はありませんでしたね。最後は少々あっさりし過ぎてるような感じも受けましたが、ティミーがディートマルに笑い顔を見せた事で、家族としての絆が深まったようにも見えて、ちょっと微笑ましいラストでした。

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1978年7月、スペインのリゾート地タラゴナ。ここにはヨーロッパ各国から集まった 海水浴とキャンピングカーで賑わっていた。液化ガスを積載オーバーしたタンクローリーが 事故を起こし、キャンプ場に直撃。爆発した可燃性ガスは灼熱の炎と化し、数千人の観光客を 襲?...

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こんにちは~♪

私はコメント残さずきてしまったのに(^^;;)
TB,それにコメントまで頂いて、どうもありがとうございましたm(_ _)m
メビウスさんも実話もの好きなんですね。私もです^^

これはちょっとした不注意(といっても、あれは許されない
不注意と怠慢さでしたが)で、こんな大惨事になるんですよね~・・。
日常のちょっとしたことでも、危険につながるかもしれないってことを肝に銘じて生活しなくっちゃなぁ~・・なんて事も思いました。
事故の映像もすごかったですが、これはその後の人たちの
人間ドラマに重きが置かれてましたよね。
おっしゃる通り、群像劇ではあったけどディートマルたちが
主人公のような感じだったので、ジャケットも彼の写真を載せた方が良かったと言う意見に賛成です。
彼ら家族(母は可哀想でしたが・・)には、ちょっとした希望も見えたラストだったので、その点良かったなぁって思いました。

いたたまれない・・

>メルさんこんばんわ♪

いえいえ、TBだけでも有難いので全然問題ありませんよ。未公開作品は観る方が少ないので、同じのを鑑賞してる方からトラバされるとやはり嬉しいですw

液化ガスは非常に危険なシロモノのため、それを運搬し扱う者としてはあれらのミスは決して注意不足などの言葉で片付けられるものではありませんね。タンクの積載オーバーも問題ですが、それ以前に横転したタンクローリーの整備や点検もちゃんとやっていたんでしょうか?
色んなマイナス要素が積み重なった悲劇的な事故だったものの、注意を怠らなければ全て回避できた事だっただけに、居た堪れないですね・・

お邪魔しました(^^)

こんにちは(^^)
今日は朝から天気が悪いので、遊びには行かず
家で仕事しながら、1歳の娘とPC覗いていました(^^)
時間があるときに、またゆっくり寄らせていただきます。
ブログ応援してます(^_^)/
ブログお互いがんばりましょう!!
それでは。失礼します。

初めましてです♪

>★KEEP BLUE★さんこんばんわ♪

そいえば自分んとこの地域も昨日今日と寒波が襲い掛かってきて、また冬に逆戻りになってしまいました。こんな寒い日はホントどこにも行かないで家でヌクヌク過ごしたいものですw

それと訪問コメントも有難うございます♪応援の言葉もなんだかとても励みになります♪★KEEP BLUE★さんも体調などに気を付けて、ブログを継続していってくださいませ♪

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