マーシャルの奇跡

【監督】マックG
【出演】マシュー・マコノヒー/マシュー・フォックス/アンソニー・マッキー/ケイト・マーラ
【公開日】未公開
【レンタル日】2008/5.8
【製作】アメリカ

【ストーリー】
ウエストバージニア州ハンティントンにあるマーシャル大学。アメリカンフットボールで全国的に有名な大学があるこの町では、地元の人々にとってアメリカンフットボールは単なるスポーツではなく日々の生活の一部ともいえるものであった。そんな彼らを突然の悲劇が襲う。1970年、マーシャル大学アメリカンフットボールチーム「Thundering Herd」は、遠征先のノースカロライナからハンティントンへの帰途、飛行機事故に遭い、選手、コーチら75名の尊い命が失われる。町中が失意に陥ったなか、若き新監督レンゲルは残されたチームを率いて、彼らを立派なアメフトチームに育て上げる事を決意する・・・
【コメント】
本作は1970年にアメリカのハンティントンの町にあるマーシャル大学のアメフト・チームを乗せた飛行機が突然墜落し、コーチを含む75名の命が失われたという実話を基にした作品。町中が悲しみに沈む中、1人の熱血新人コーチが素人同然のチームを率いてアメフトの試合に挑む再生の物語です。
なんか最近こういった実話を元、或いは題材にした作品ばかりしか観ていなくてかなり偏ってるこの頃ですけど、その実話系の中でも本作は個人的に今年一番の作品かもしれないですねぇ、暫定的ですけど。絶望の淵から奇跡のカムバックを果たすような内容はあまり真新しくないですが、それでもやはり観る度感動してしまう展開です。

正直アメフトの事は全然分からないんですが、アメリカではどの地域にも1つ1つチームがあるという事を初めて知りまして、その事からもアメフトの人気の高さや地元住民が注ぐ愛情の深さなども感じる事が出来た自分。マーシャル大学のアメフトチームも例外ではなく、冒頭で試合に負けてしまったものの、次の試合では必ず勝つという意気込みを込め、飛行機で地元に戻ろうとした際の突然の悪夢が襲うシーンは正に一瞬で呆然となる。その後の炎上した飛行機を見つめるハンティントン住民の悲しみにくれる表情も、観ていてとても辛いシーンでした

そんな町の誇りであるアメフトを再建するべく新監督を引き受ける事になったレンゲルだけど、ゼロからのスタートでもあるため、当然監督就任早々苦難の日々が続いていく。
レンゲル以外にもチームを託されたという『責任』を背負った者、皆と一緒に飛行機に乗るはずだったのに些細な理由で乗り遅れ自責の念に捉われる者、フィアンセ、そして息子を失った者など、飛行機事故の傷が癒えない人々とレンゲルとの微妙な温度差や、そこから生まれる深い人間ドラマはアメフトの試合シーンよりも見応えがあり、チームの問題ではなく町全体の問題だと言う部分を上手く描いていたように思えました。
レンゲル役を演じたマシュー・マコノヒーは『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』以来だったので、自分にとってはかなりご無沙汰な俳優さんw肉体誇示の冒険野郎や『評決のとき』の堅物っぽい役、そして本作の熱血コーチのレンゲルだったりと、多彩な役柄を演じてて改めてイイ俳優さんだと感じてしまった。
でもそのレンゲルは熱血と言うよりも、どこかおちゃらけてて掴み所の無い人物のようにも見えましたね。最初はこんな人がコーチで大丈夫かなと心配になりましたけど、チームのメンバー1人1人を気に掛けたりする面や、言葉1つにとってもなんか『重み』みたいなものが伝わってくるんですよねぇ。75名が眠る墓地の前でチームに熱く語りかけるシーンが個人的に凄く印象的な場面でした。


アメフトチームを見事復活させたレンゲルだけど、彼が監督を務めていた時のチームの通算成績は9勝33敗と、あまりいい結果を残したとは言えないのですが、それでもどんな時もあきらめない、『やってみなければ分からない』という不屈の精神、そしてチームのメンバーや町の人々を次第に惹き付けていった彼の人望は素晴らしく、名監督と呼んでも恥じないかと思いますね。
その後のマーシャルは1984年に20年来の最多勝記録、タイトル8回、ボウルゲーム5連覇、全国制覇も2度成し遂げたりと、タイトル通り奇跡の復活を果たしたとの事です。

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