2008年03月30日
【DVD】カニング・キラー 殺戮の沼(評価:◎)

【監督】マイケル・ケイトルマン
【出演】ドミニク・パーセル/ブルック・ラングドン/オーランド・ジョーンズ/ユルゲン・プルホノフ/ギデオン・エメリー/ガブリエル・マレマ
【公開日】未公開
【レンタル日】2008/3.19
【製作】アメリカ
【ストーリー】
NYのテレビ局の報道部で敏腕プロデューサーとして働くティムは、ある失敗をきっかけに自分の興味の全く無い仕事を引き受けることになった。それは白人女性を殺した“謎の巨大爬虫類”を探し出し、捕獲するというドキュメンタリー番組を制作すること。嫌々ながらも上司の命令に逆らう事もできず、動物レポーターのアビバとカメラマンのスティーブンを伴い、アフリカの奥地、ブルンジ共和国へ向かった。しかし、そこには想像を絶する凶暴な殺戮の世界が待っていたのだった・・・
【コメント】
ワニが大暴れする単純な作品かと思ったのですが、民族紛争や内戦といったアフリカの暗部も背景にあり意外とストーリーが深かった気がする。B級作品として観ても出来は中々良くて損はありませんでした。
本作はアフリカのルシジ川という場所で実際に300人以上も襲ったという人食いワニ、そして国内紛争による虐殺という2つの実話を基にしており、そしてそれらをうまく繋げたモンスター・パニックムービーとなっています。
全米
大ヒットの言葉も確かに頷ける迫力と緊迫感があって、水中では『グスタヴ』と呼ばれ恐れられているワニが跋扈(ばっこ)し、そして地上ではそのグスタヴを肖った『リトル・グスタヴ』という謎の人物が支配しており、主人公のティム達はその二重の恐怖に常に付きまとわれながら決死の逃走を図るので、結構スリリングな展開も味わえますね。
しかしこういう未公開モノのモンスター作品はCGなどが『浮いて』たり、動きがぎこちなくて安っぽい作りに見えてしまうのも多いですけど、本作に出てくるワニのグスタヴは全然安っぽくなくて、オールCGですが凄い本物に見えてしまう。メイキングでもその造形の凝り様が分かるのでかなり本格的なのが伺えました。
人間を見つけたらその巨体を思い切り揺らしながら猛スピード
で見境無く襲ってくる姿も脅威の一言で、鋼鉄製の檻や車をぶっ壊すのもなんのそのなパワーだから、どこかで聞いた事がある『ワニが地球上で最強の生物』と言う説も信じたくなっちゃいますね。
また、ワニが頻繁に人を襲うと言う部分にもちゃんとした理由付けがされていて、納得が出来た反面複雑な所もありましたね。
ルワンダ紛争の事が本編でもちょこっとだけ出て来たのですが、アフリカでは民族間同士の紛争や内戦、それに伴う虐殺が絶え間なかったため、人間の死体が湖や川といった場所にも放置され、そしてそれを野生のワニが食べて次第に人間の肉の味を覚えてしまい人間を襲う原因になってしまったというのですから、これほど皮肉な事はないかもしれない・・。しかもそのワニの犠牲になるのが川の近隣で生活をしている善良な民の人達が殆どおっかぶるわけなんですから、これもまた理不尽な話です。
本作は単純に娯楽映画として観ても良いかもしれませんが、個人的には何だか人間の愚かな行為などによって動物の生態系が崩れているのを懸念させるような部分も見せてくれたような気がします。環境破壊などによって動物の食物連鎖にも変化が起きていると前にテレビで見た事ありますが、人間の争いの不始末によっても、ワニのような肉食動物の種類に変化が起きているんだと思うと恐ろしい・・・
それにルシジ川に生息している『グスタヴ』はどうやらまだ生存しているそうなので、自分たちが娯楽映画として観てる間にも、地元の人達がまだ恐怖に晒されている・・・・・と思うと、これまた素直に楽しく鑑賞できなかった部分もあるわけで・・・(汗
高評価なのは、そんな深い視点で鑑賞した結果です。(深く観すぎかもしれませんけど・・
)
『カニング・キラー 殺戮の沼』公式サイト

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ワニが大暴れする単純な作品かと思ったのですが、民族紛争や内戦といったアフリカの暗部も背景にあり意外とストーリーが深かった気がする。B級作品として観ても出来は中々良くて損はありませんでした。
本作はアフリカのルシジ川という場所で実際に300人以上も襲ったという人食いワニ、そして国内紛争による虐殺という2つの実話を基にしており、そしてそれらをうまく繋げたモンスター・パニックムービーとなっています。
全米
大ヒットの言葉も確かに頷ける迫力と緊迫感があって、水中では『グスタヴ』と呼ばれ恐れられているワニが跋扈(ばっこ)し、そして地上ではそのグスタヴを肖った『リトル・グスタヴ』という謎の人物が支配しており、主人公のティム達はその二重の恐怖に常に付きまとわれながら決死の逃走を図るので、結構スリリングな展開も味わえますね。しかしこういう未公開モノのモンスター作品はCGなどが『浮いて』たり、動きがぎこちなくて安っぽい作りに見えてしまうのも多いですけど、本作に出てくるワニのグスタヴは全然安っぽくなくて、オールCGですが凄い本物に見えてしまう。メイキングでもその造形の凝り様が分かるのでかなり本格的なのが伺えました。
人間を見つけたらその巨体を思い切り揺らしながら猛スピード

で見境無く襲ってくる姿も脅威の一言で、鋼鉄製の檻や車をぶっ壊すのもなんのそのなパワーだから、どこかで聞いた事がある『ワニが地球上で最強の生物』と言う説も信じたくなっちゃいますね。また、ワニが頻繁に人を襲うと言う部分にもちゃんとした理由付けがされていて、納得が出来た反面複雑な所もありましたね。
ルワンダ紛争の事が本編でもちょこっとだけ出て来たのですが、アフリカでは民族間同士の紛争や内戦、それに伴う虐殺が絶え間なかったため、人間の死体が湖や川といった場所にも放置され、そしてそれを野生のワニが食べて次第に人間の肉の味を覚えてしまい人間を襲う原因になってしまったというのですから、これほど皮肉な事はないかもしれない・・。しかもそのワニの犠牲になるのが川の近隣で生活をしている善良な民の人達が殆どおっかぶるわけなんですから、これもまた理不尽な話です。
本作は単純に娯楽映画として観ても良いかもしれませんが、個人的には何だか人間の愚かな行為などによって動物の生態系が崩れているのを懸念させるような部分も見せてくれたような気がします。環境破壊などによって動物の食物連鎖にも変化が起きていると前にテレビで見た事ありますが、人間の争いの不始末によっても、ワニのような肉食動物の種類に変化が起きているんだと思うと恐ろしい・・・
それにルシジ川に生息している『グスタヴ』はどうやらまだ生存しているそうなので、自分たちが娯楽映画として観てる間にも、地元の人達がまだ恐怖に晒されている・・・・・と思うと、これまた素直に楽しく鑑賞できなかった部分もあるわけで・・・(汗
高評価なのは、そんな深い視点で鑑賞した結果です。(深く観すぎかもしれませんけど・・
)『カニング・キラー 殺戮の沼』公式サイト

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| か〜こ | 19時43分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑
