ジャンパー(評価:○)

【監督】ダグ・リーマン
【出演】ヘイデン・クリステンセン/サミュエル・L・ジャクソン/ジェイミー・ベル/ダイアン・レイン/レイチェル・ビルソン/マイケル・ルーカー/アンナソフィア・ロブ/マックス・シエリオット/クリステン・スチュワート
【公開日】2008/3.7
【製作】アメリカ
【ストーリー】
母が家を出て行き、父親と2人暮らしの少年デヴィッドは、ある日自分が空間をジャンプするテレポート能力を持つ“ジャンパー”であることを知る。その能力を活かし、世界中を飛び回り自由気ままな生活を送っていたデヴィッドだったが、もう1人の“ジャンパー”であるグリフィンという男から、ジャンパーの抹殺を使命とする組織“パラディン”に命を狙われている事を知るのだった・・・
デヴィッドは15歳の時にジャンプを経験してましたけど、自分も齢2○歳でジャンプを経験。デヴィッドとミリーがカフェのような場所でくつろいでるシーンで急に映画が止まってしまうトラブルが起きてしまい、その数分後に再び上映が開始されたと思ったら、いきなりグリフィンに『新米め』と言われてふざけんなと思いました。
間に重要なシーンがあったんじゃないかと思うと、お詫びの映画招待券1枚だけではとても穴埋めにはならんとですよっ。
何とも最悪なジャンプでした・・・

しかしチョイワルオヤジではないですが、ヘイデン・クリステンセンって好青年だけどどこか1つ悪っぽい部分がある役所ばかりのような気がするんですよねぇ(^^;)。スターウォーズのアナキンのイメージがまだ抜け切れてないからかもしれませんが、本作の主人公のデヴィッドもジャンパーの能力に目覚めた途端、銀行から大金

・・でもあの能力を持ったらデヴィッドのように自身の欲の為に使用する人は圧倒的に多いでしょうし、実際自分ももし持てたら飛行機が凄い苦手だから、能力フル活用して海外旅行に行きまくりたいとか考えてしまっている辺り、デヴィッドの行いを強く否定出来ない所もありますね。
それにそういう人が絶対出てくると分かってるから、パラディンの人達もジャンパーを必死にハントしてるんでしょうけど、しかし中には悪い事に使わずスーパーマンのように善行のためだけに使うジャンパーも少なからずいるんじゃないか?と思うと、ジャンパーを全て狩ると言うパラディンの行動も一概に正義とは呼べない気もするんですよねぇ?グリフィンだけじゃなく、もう1人善人のジャンパーみたいなキャラクターがいればもっと面白い展開になっていたかもしれません。
ジャンパーの瞬間移動のシーンも今までに無かった斬新な映像を見せてくれて、改めて不可能を可能にするVFX技術の凄さを思い知らされた気がする。ジャンプを連続的に使ったアクションは凄いカッコ良くて、パラディンとの戦いでも激しいアクションが見応えたっぷりだったんですけど、ジャンプの回数に比例するかのようにシーンもコロコロと早く切り替わったりして観辛いという印象も抱いてしまいます。動体視力

あと、何だかやたら目立つ場所でジャンプしてたシーンも多く、人目気にしなくていいの?という疑問もありましたね。
劇場内のトラブルがあり途中から不機嫌な鑑賞になってしまったものの、後半に集中していた派手なジャンプアクションなどで気分もちょっと上機嫌に戻り、一応本作は楽しく鑑賞出来ました。
手堅い面白さでしたし、個人的にはこれで終わってもいいと思ってるんですが、パラディンの組織の事やグリフィンの過去といった部分がさわり程度しか描かれていなかった様にも見えたから、その辺りを深く掘って行けば今流行り(?)のシリーズモノに持って行く事も可能かもしれませんね~。
でも余計に掘り過ぎると駄作一直線

『ジャンパー』公式サイト

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