デイズ・オブ・グローリー

【監督】ラシッド・ブシャール
【出演】ジャメル・ドゥブーズ/サミー・ナセリ/ロシュディ・ゼム/サミ・ブアジラ/ベルナール・ブランカン
【公開日】未公開
【レンタル日】2008/2.2
【製作】フランス、アルジェリア、ベルギー、モロッコ

【ストーリー】
1943年、第二次世界大戦の渦中。ドイツ軍に侵攻されたフランスを解放すべく、アフリカ大陸のフランス植民地諸国から13万人の現地人部隊が徴用された。彼らは未踏の祖国フランスの為に、過酷な状況下にある最前線へと送られた。しかし彼らの奮闘にもかかわらず、植民地出身の現地人部隊は軍部の中で評価されることはなく、出兵先、昇進、食事など全てにおいてフランス人と差別されていた。そして総攻撃を控えた1945年、彼らは最も戦火が激しい地域への進駐を命じられる・・・

【コメント】
以前観た『ファイナル・ソルジャー』もそうでしたが、外国の戦争の背景は自分の知らない部分がまだまだたくさんあり、観てると知識を得たり勉強になる所がたくさんありますね。この『デイズ・オブ・グローリー』その1つ。ストーリーも骨太で見応えアリでした。

フランスでは興行収入1位を記録し、2006年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた本作。ドイツ軍からフランスを解放すべく、アルジェリアやモロッコといった仏植民地諸国から駆り出された現地人部隊4人の青年の視点から描かれており、戦争を通して植民地出身の軍人とフランス軍人との間にある差別問題を浮き彫りにしています。

ドイツ軍とフランス軍が激突する場面では、銃や爆弾で腕や足が吹き飛ばされたり、大量の血が流れるといった酷な描写は若干抑えられているものの、戦闘シーンは中々本格的。たった4人で前線を死守する後半部分は自分もかなり見入ってしまいました。
しかしその戦闘シーンは本作ではさほど盛り込まれておらず、骨太だけど淡々とした内容は飽きる部分もあるかもしれない。・・・けど軍内部での植民地軍人に対する待遇差別や、フランス軍人との隔たりが本作の焦点でもあるから、ややまったりとしてるのも致し方無いかもしれません。

食事のトマト1個にしても、愛する人に贈る手紙1枚にしても、到る所で差別の矛先が当てられており、更にどんなに戦場で武勲を挙げても、植民地出身の軍人は黙殺同然の扱いを受け、フランス人ばかりがどんどん昇進していくと言う理不尽さも見え隠れしている。登場人物の中にはアラブ出身だという事を隠し、フランス人と偽りながら出世する人もいましたが、そうでもしないと彼らは出世どころか行賞も与えられず、一生報われ無かった事が分かりますね。
・・・・しかし見て思ったのですが、こういう軍内の待遇差別って戦時中はフランスに限った事じゃないかもしれませんね。色々な国の一部の軍人も同じ境遇を味わっていたのかもしれない。・・・・・・もしかしたら今でもそうかも?


本作は本国で大ヒットした影響もあり、フランスのシラク元大統領が植民地出身の退役軍人への恩給の見直しを発表した・・・・・なんていうバックストーリーもあったから興味を持って見たのもありますが、正直言うと自分は主演のジャメル・ドゥブーズを見たかったと言うのがありますね(笑)
『アンジェラ』以来ご無沙汰でしたが、やっぱりジャメルは特徴のある俳優さんですね。本作でも右手はずっとポケットの中。でも演技は上手い♪
もっとメジャーな作品に出演しないものでしょうかね?密かに応援してるんですけど。

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