トランスフォーマー(評価:◎)

【監督】マイケル・ベイ
【出演】シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス/タイリース・ギブソン/ジョシュ・デュアメル/レイチェル・テイラー/ジョン・タトゥーロ/ジョン・ヴォイド
【公開日】2007/8.4
【製作】アメリカ
【ストーリー】
2003年、火星探査機のビークル2号が突如通信不能になる事故が起きる。その事故の裏にはNASAが封印した最後の交信として残された映像があり、そしてそれこそが人類への唯一の警告だった。現代、未知の惑星からあらゆるテクノロジー機器に姿を変えられる金属生命体が地球に到達し、ある目的の為に一斉にトランスフォーム(変身)を始めた。
多種多様なマシーンに変身していた彼らは、やがて攻撃的なロボット状の形へと姿を変え、目的を果たすために人類への攻撃を開始する・・・
【コメント】
ここまでリアルで迫力があると、もはや驚きを通り越して唖然ですね。観てる最中妙に喉が渇いていたのも、アホみたいに口をぽかんと開けていたからでしょうか?その位驚愕させられた映像でした。
本作と同じくロボットモノで『アーマード・コア』っていうゲームもあるんですけど、この『トランスフォーマー』を観たらそれすら実現可能なレベルに見えてしまい、実写化を切望せずにいられないです。ベイに任せたら、取り敢えずぐだぐだなストーリーになっても早く作ってくれそうな感じがしますねw
しかし戦闘ヘリが変形し、米軍の基地で暴れまわる最初のシーンからロボットダイスキーな自分のツボは押されまくりでした。たった1体の機械生命体の攻撃で全てが破壊され、戦車なども面白いようにポンポン吹き飛ばされていくのを見ると、悪者側とは言えちょっとした爽快感のようなものも込み上げてきました(^^;)
全体的なストーリーとしては、その機械生命体が『キューブ』と言う物質を追って地球でドンパチをやらかしちゃうわけなんですが、並行して何をやってもダメダメな主人公・サムもその機械生命体と出会い、バンブルビーとの友情やミカエラとのロマンスを経て、大きく成長していく姿も描かれている。
けど個人的には善のオートボット軍団と悪のディセプティコン軍団とのド派手なロボットバトルのみが目当ての鑑賞でもあったので、正直そういったヒューマンドラマは時折ウザイと感じる所もありましたね

キューブを巡る攻防はハイウェイでの戦いから市街地へと移り、戦争さながらに激しさを増して一気にヒートアップする後半が正に本作一番の見所♪街の中や空で激しい戦いを長丁場で繰り広げるシーンは圧巻です。
それにロボットだからただ足を止めてその場で無骨に銃やらミサイルやら撃ちまくるだけじゃなく、滑らかなトランスフォームを繰り返して街中を走ったり飛び回ったりしますし、オートボット軍のアイアンハイドのようにきりもみ回転しながらグレネードぶっ放したりと、ロボットとは思えないダイナミックな動きも見せてくれるから興奮も冷めやりませんね。
ただスピーディなアクションが時によっては仇になってるのではないでしょうか?ややアップな画面でハイスピードバトルが展開されるといまいち状況が掴みづらいですし、ただでさえ形状が複雑なトランスフォーマー達だから、バンブルビーとバリケードの取っ組合いなんかも鉄の塊がゴロンゴロンと転がっているように見えて、正直観辛い部分もありました。
確かに凄い面白かったんですが、自分にとってそれはロボットバトルのみ。登場人物たちは明らかにCG負けをしている印象も受け、やはり本作は謳い文句だった映像革命に酔いしれるだけの作品だったようにも思えてなりません。DVDが出ても恐らく自分は全編通しで観るのは1~2回くらいで、後はチャプターでずっとロボットバトルばかり鑑賞しそうな予感がします。
すでに決定していると言う続編でも新たなキャラクターやトランスフォーマー達が出て来ると思いますし、サム達もその新キャラ達に負けない魅力を早く持ってもらいたいですね。
でも続編で今度は一体どんなものがトランスフォームするんでしょうかね?その辺も今から楽しみでムクムクと期待感が膨らみます♪
個人的には『伝説の勇者ダ・ガーン』のジャンボセイバーみたいに、飛行機

『トランスフォーマー』公式サイト
