世界最速のインディアン(評価:☆)

【監督】ロジャー・ドナルドソン
【出演】アンソニー・ホプキンス/クリス・ローフォード/アーロン・マーフィ/クリス・ウィリアムズ/ダイアン・ラッド/パトリック・フリューガー
【公開日】2007/2.3
【製作】アメリカ、ニュージーランド
【ストーリー】
63歳のバート・マンローは、若くもないし金も無い。しかし彼には愛するバイク『インディアン』と、誰にも負けない情熱があった。
21歳の時に出会ったインディアンと言う名のバイクに惚れ込み、以来40年以上もかけて独力で改良し続けてきたマンロー。しかし速度計さえ付いていないこの中古マシンが一体何キロ出せるのか?愛するマシンの実力をどうしても知りたい彼は、ライダーの聖地であるアメリカ、ユタ州ボンヌヴィルの『スピードウィーク』を目指し、はるかなる旅を決意する・・・
【コメント】
還暦を過ぎた高齢ながら、1000ccバイクの世界最速記録を打ち出した老ライダー、バート・マンローの実話に基づいた作品である本作。ひたむきな心で夢を諦めないマンローじいちゃんに今年一番の元気を頂いた気がしますっ♪
最初この映画のタイトルを見た時は、アンソニー・ホプキンス演じるマンローがアメリカ先住民の血を引いてて、そのインディアンな男が世界最速に挑むなんて言う発想をしてしまったわけなのですが、インディアンっていう名前のオートバイだったのですね・・(^▽^;)(汗
そしてそのインディアンなんですがボロイ!ひたすらボロイ!!年季もかなり入ってて、オイルタンクの栓はブランデーのコルクだし、台所のドアまで再利用するという手作りパーツの数々。操縦する本人も60歳超えており、尚且つ狭心症の発作まであるオマケ付きw
とにかくハンディキャップがあり過ぎで、とても世界最速はと思うのですが、前半で出てきたヤンキー軍団との勝負でその不安が杞憂とも言える程のぶっちぎりなスピードを見せてくれるのだから凄いですっ♪
また、世界最速記録を打ち立てるために、故郷のニュージーランドからアメリカ・ユタ州にあるボンヌヴィルに辿り着くまでのマンローの1人旅も中々面白い♪ちょっとダルイ所もあるんですけど、色々な人達と交流を深め、そして時にはハプニングに見舞われながらも目的地を目指すその姿にはちょっとハラハラドキドキしてしまう。ボンヌヴィルに無事着いた時は自分もホッとした感じです(^^;)(笑
それとキャストの中では主役のアンソニー・ホプキンス以外あまり知らない役者さんばかりだったので(汗)、なんか彼ばかりに注目してましたね。
やっぱりホプキンスはレクター博士の印象が強いし、自分もその印象持ってる1人なのですが、本作のマンローも凄くハマッてたと思いますね♪マイペースで世間知らずだけど憎めないマンローじいさんを楽しく演じていました♪
全体的に観ると非常に良く出来た真実のロードムービーで、観終わった後はホント清々しい気分になる事うけ合いなんですけど、ただ1つだけ・・・・ボンヌヴィルは神聖な場所だってマンロー自身が言ってたのに、その場所で用を足すってのはどうかと思うのですが・・(^^;)ボンヌヴィルはレモンの木じゃありませんw
『世界最速のインディアン』公式サイト
