幸せのちから(評価:○)

【監督】ガブリエレ・ムッチーノ
【出演】ウィル・スミス/ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス/タンディ・ニュートン/ブライアン・ホウ/ジェームズ・カレン
【公開日】2007/1.27
【製作】アメリカ
【ストーリー】
サンフランシスコで医療機器のセールスマンをしているクリスは、努力家で誰からも好かれる性格。家族の未来も豊かで幸せなはずだったが、世間が不景気なこともあり、高価な医療機器を買う人は誰もいなかった。収入も減り、税金や家賃も払えない毎日に妻のリンダも嫌気がさし、家を出て行ってしまう。
そんなどん底の状況からクリスが選んだ最後の道は、一流証券会社へと入社する事だった・・
【コメント】
好きジャンルの実話モノというのもありますが、ウィル・スミスと息子のジェイデンくんの親子共演と言う話題性の方に惹かれた感の方が強いですね。本物の親子だから劇中で見せる親子の絆も正に本物でした。
『幸せのちから』は全財産21ドルのどん底から、一流企業の証券会社への採用試験に合格し、夢を実現させた実在の人物、クリス・ガードナーと言う人の実話の物語。貧しさに耐えながらも、夢を実現させる為幼い息子を抱えながら必死に努力をする姿を、ウィル・スミスが熱演しています。
予告編観た時から、また泣かされるかな?と思いましたけど、実際はそう目頭が熱くならなかったですね。やっぱり採用になるっていう『結果』を知ってましたし、公式ホームページを見ると研修中は実際無給じゃなかったり、ガードナーさん自身ルービックキューブが得意じゃなかったりと、脚色が結構加えられていたのもあって感動が半減したのかもしれませんね~・・(^~^;)
証券会社への採用試験に奮闘する傍ら、売れない医療機器を売り捌く毎日にも奮闘するのですが、面白い事にこの医療機器、売れる事よりも盗まれる事の方が多いって所も面白い♪タクシーのおっちゃんにしつこく追いかけられるシーンも結構笑えて、苦しい生活と並行してユーモアにも溢れていた気がする。息子のクリストファーとのやり取りも微笑ましかったし、駅でのタイムマシンごっこは一番好きな場面ですね♪
後、今回のウィル・スミスの演技はイイっすね♪

息子のジェイデンくんもウィルのコネでこの役をゲットしたわけではないらしいので、その才能もオヤジ譲りといった感じでしょうか?でも本作で初めてジェイデンくん見ましたけど、子供であのアフロは凄くない?なんかコスモみたいだw(イ○オン○ーーード!!!
タンディ・ニュートンが演じたリンダの存在はフィクションらしいですが、ガードナー家の貧しさや辛さが一層強調されている感じで前半部分ではこれまたイイ役所だと思う♪だけどウィル・スミスにジェイデンくんもいるんだから、そのリンダ役にジェイダン・ピンケット・スミスを起用した方がもっと面白かったんじゃないでしょうか?貧乏なスミス一家ってのにも興味あります♪(笑
映画の内容自体は、アメリカン・ドリームを掴み取るまでのガードナーの半世記を綴ったシンプルな内容なので観易かったけど、自分はお涙頂戴とまでは行かなかったですね。ただウィル・スミスの演技は見応えアリ♪主演男優賞にノミネートされただけはあり、イイオヤジ演ってました

『幸せのちから』公式サイト
