007/カジノロワイヤル(評価:☆)

【監督】マーティン・キャンベル
【出演】ダニエル・クレイグ/エヴァ・グリーン/マッツ・ミケルセン/カテリーナ・ムリーノ/ジュディ・デンチ/ジェフリー・ライト
【公開日】2006/12.1
【製作】米、英、独、他
【ストーリー】
英国諜報機関MI6は、世界中のテロリストに資金提供を行っている国際金融業者ル・シッフルが、資金調達の為に大規模な賭博を行う情報をキャッチする。若き諜報員ジェイムズ・ボンドは、1500万ドルもの国家予算を賭けてル・シッフルを対峙、勝利を収めるが、ボンドの監視役であるヴェスパーが拉致されてしまう。彼女を救うためにボンドは危険な罠へと身を投じる・・
【コメント】
冒頭のオープニングで字幕歌詞が付くのは凄く邪魔っす!!(`皿´ )カッコいい映像と音楽がマッチしてて、今回はかなり好きなオープニングだったのにいきなり凹んだな~・・・
でもその後で盛り返したから良いけど、個人的に主題歌等が流れてる最中に字幕歌詞はいらない派です自分(とさりげなく主張)
今回で通算21作目とある007シリーズ。本作の『カジノロワイヤル』は、ジェイムズ・ボンドが如何にして英国諜報部員007になったのかが描かれる原点のようなストーリーになっています。
007シリーズはそれこそ5代目ボンドのピアース・ブロスナンから本格的に見始めた方なので、自分の中ではジェイムズ・ボンドってどこかクールで知的なイメージに見えるんですけども、殺しのライセンスを得る前の本作のボンドはどこかワイルドでワルっぽい印象を感じ、最初のモノクロ映像では感情的に相手をボコボコにして、その後の爆弾犯を追い掛けるシーンでも荒っぽく仕事をこなしたりと、どこか無鉄砲さも滲み出ている若かりし日のボンドは観ていて新鮮です(と言うか若くないですけど・・(^^;))
その爆弾犯を追い掛ける前半の最初の部分ですけど、初っ端からいきなり目が釘付けになるほどの激しいアクションシーンが展開される。
迫る障害物も軽々と乗り越え、ワイヤーをえいほえいほと上り、40m以上の高さの鉄骨の上でファイトしたりと、縦横無尽にボンドと爆弾犯が駆け巡る。
そしてここではボンドよりもむしろ追われている爆弾犯の方ばかりに注目してしまい、演じているセバスチャン・フォーカンと言う方の超人的な身体能力にかなり驚かされてしまいます。てっきりYAMAKASIのメンバーの1人かとも思っちゃいましたし・・(^▽^;)(笑
逆に後半部分はド派手なアクションが盛り込まれた前半部分とは異なり、悪役ル・シッフルとの心理戦が冴え渡るポーカーゲームが大半を占める。
相手の手を読み、ブラフ(ハッタリ)を使ったりしながらポーカーゲーム独特の緊張感を醸し出しながらの静かな戦いは見応えありますけど、本格的なポーカーのルールって自分もそう詳しく知ってる方ではないので、そう言う人達から観れば後半はちょっとつまらなく見えてしまう恐れもあるんじゃないかとも思いますね。
後キャストに到っては、やはり今回6代目ボンドに抜擢されたダニエル・クレイグが一番の見所っ。それこそボンド役に抜擢された当初は多方面で非難轟々でしたけど、実際見てみると素晴らしいじゃないですかっ♪007シリーズあまり観てないから言える事ですけど、その非難の対象でもあった金髪碧眼も個人的にはあまり気になりませんでしたし、ムキムキマッチョボンド

とまあ、観終わってみると個人的には5代目のピアースボンドよりも断然楽しめた本作。
やはり脚本が良かったからでしょうか?後から気付いたんですけどポール・ハギスだったんですね(汗
007の最初の物語ですけど、ダニエル・クレイグには出来れば次回作にも出て欲しいものがありますね。シリーズを重ねれば、多くの人も金髪ボンドには慣れる事でしょう♪
『007/カジノロワイヤル』公式サイト
