X-MEN ファイナルディシジョン(評価:◎)

【監督】ブレット・ラトナー
【出演】ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/ファムケ・ヤンセン/イアン・マッケラン/パトリック・スチュワート/他
【公開日】2006/9.9
【製作】アメリカ
【ストーリー】
人間との共存を願うミュータントの組織X-MENが弱体化する中、仲間を救うために死んだジーン・グレイが復活。その一方で、ミュータントを人間に変える新薬“キュア”が開発され、ウルヴァリンやストームらミュータント達は『人間かミュータントか』と言う究極の選択を迫られる事になる。
しかし“キュア”を否定するマグニートーは、ミュータント集団ブラザーフッドを伴い、その開発を阻止すべく一斉蜂起を開始。新薬の元を断つ為アルカトラズ島へ向かう。X-MENの面々は“キュア”の存在に迷いながらも、マグニートーの野望を阻止するべくこれに立ち上がる・・
【コメント】
プロフェッサーの論理の授業をちゃんと聞いてて良かったー(^▽^;)あのシーンをちゃんと観てなかったら、エンドロール後のラストシーンは『え?何?』って感じだったかも・・・
公開の1週間前に日曜ロードショーで『1』が放映され、今週には『2』も放映と、予備知識万全で観れる人がかなり多そうな『X-MEN ファイナルディシジョン』。
自分も先週1を久々に観て『あっ、そう言えばローグって言うかなり地味なミュータントがいたな~』と、ウルヴァリンの如く過去の記憶が蘇って来ました。そんなローグは本作でも変わり無く地味でしたけど・・・(汗
ミュータントの能力を抑える事で普通の人間に戻す新薬が開発され、『人間になるかミュータントのままでいるか』と言う最大の選択を迫られる中、前作で死んだはずのジーンも復活したりと、完結編に相応しい内容いっぱい盛り沢山な展開が目白押し。
でも見せ場や本作初登場のミュータントも多くて、旧キャラ(特にサイクロップス)がスグやられちゃったり、新キャラの紹介も『取り敢えず能力だけ把握しておいてちょうだい』みたいな扱いが淡白に見えたのも否めませんでした。個人的にはキュアストーリー1本道でも良かった気がするんですけどね。ジーンは無理にカムバックせず前作であのまま水に飲まれても問題なかったのでは?(^▽^;)とも思ってしまい、ストーリーの面白さはむしろウルヴァリンの過去を絡めた『2』の方が良かったです。
だけどストーリーに満足出来なかった分、ミュータント同士の激しいアクションシーンには満足出来るものがありました♪面子もかなり多くなったので、研究所前で繰り広げられるX-メン対ブラザーフッドの集団戦等は見所の1つですね。
本作で初登場のミュータント達の能力も、凄いものがあれば変わってるものも多く、物質透過や金属変化、ハリネズミ男に『仮面ライダーカブト』のクロックアップを駆使する女ミュータント。更には『ファイナルファンタジー10』のロンゾ族を思わせるミュータント省長官まで出て来たりと、新キャラは旧キャラよりも魅力的に見えてしまいます。
そうそう魅力的といえば変身能力を持つミスティーク!べっぴんさんだぁ~~♪手ブラもかなりイイですよっ!!!(//▽//)b☆(グッ!
しかしこれだけ色々詰め込んでしかも最終作なんですから、上映時間もボリュームたっぷりの2時間半でも良かったんじゃないでしょうか?104分と短めな時間が今回はやや不服。後1時間以上あればサイクロップスも少しくらい活躍して逝けたはずです(--;)
『X-MEN ファイナルディシジョン』公式サイト
