UDON(評価:◎)

【監督】本広克行
【出演】ユースケ・サンタマリア/小西真奈美/トータス松本/鈴木京香/升毅/片桐仁/要潤/小日向文世/木場勝己/他
【公開日】2006/8.26
【製作】日本
【ストーリー】
BIG!になるため故郷の讃岐からNYへ飛び出した松井香助。しかし夢半ばで挫折し、借金を背負ったまま帰国してしまう。昔の仲間に暖かく歓迎されるも、頑固な父親からは逆に一喝されてしまう香助。取り敢えず借金を返すため、親友の庄介の紹介でタウン誌で働く事になるが・・・
【コメント】
『うどん屋を探すなら煙突を探せ・・・』。そんな分かり易い見分け方があったなんてっ?!( ̄▽ ̄;)田中要次の豆知識で知恵が1上がってしまいました♪香川を訪れた際には是非実践してみたいものですね♪
本広監督の記念すべき10作品目である本作は、『うどん』をテーマに主人公・松井香助と、彼を取り巻く人々との暖かい交流を描いた何ともハートフルな物語。
つい最近観た『かもめ食堂』の鑑賞後と同じ気持ちになってしまうのですが、この映画も観た後、なんだか無性にうどんが食べたくなってしまいますね~。しかも何も乗っけていない『素うどん』をズゾゾゾ~!!と豪快に音を立てて食べたくなっちゃうような気分です(^^;)
劇中に出てくるうどんはシンプルなものが多かったですが、地元の人達の食べ方が多種多様で凄く面白かったし、逆に食欲もそそります。どんぶりを使わず、無造作に袋に入れて食べる姿は正に地元ならではって感じですね。
ストーリーに関しては前半は観ていてちょっとだるかったですね。香助と恭子が山中で遭難する時に出てきた熊があからさまに安っぽくてとても痛かった・・(--;)むしろ後半のうどんブームの到来とその衰退の様や、香助と拓富の親子の確執等はお涙頂戴で結構見応えがありました。
また本作は本広監督の10作目という節目のようなものであるせいか、監督の過去の作品に出演した人達が多数出ていて、ちょっとした集大成のようにも見えます。
キャプテンUDONに出て来た悪者みたいな役をしていたのは、寺島進と石井正則で『交渉人 真下正義』からでしたし、長蛇の列でバタッと倒れた男は『踊るムービー1』で青島を刺した坂下始。
そして『サマータイムマシンブルース』からはヴィダルサスーンの新美に、『・・と言いつつ♪』で笑わせてくれた石松と小泉のボケボケ3人組。佐々木蔵之介が演じていたホセも少し出ていましたが、相変わらず自分の説明を聞いてもらえていない所にまた笑ってしまいました♪
あとウッチャンナンチャンの南原や大泉洋も出演していたのには意外でしたね。でも南原は香川県出身だから関連性は分かるとしても、大泉洋って北海道出身のはずじゃ?・・・とまあ自分はこれだけ探せたんですが、もしかしたらもっといたかもしれませんね。本編よりもゲストキャラを探す方が面白いかも?(汗
それにしても小学校の給食に出て来たあのうどん、懐かしかったなぁ~♪そばとうどんが出る日は妙に嬉しかったんですよね。休んでいる人の分のうどんが余ると、欲しい人同士でサバイバルジャンケンをしていたのを思い出してしまいました(デザートも然り)(笑
『UDON』公式サイト
