M:i:III(評価:○)

【監督】J.J.エイブラムズ
【出演】トム・クルーズ/フィリップ・シーモア・ホフマン/ヴィング・レイムス/ビリー・クラダップ/ミシェル・モナハン/ローレンス・フィッシュバーン
【公開日】2006/7.8
【製作】アメリカ
【ストーリー】
IMFのトップエージェントであるイーサン・ハントは現役から退き、現在は後進の指導を行いながら婚約者であるジュリアと幸福な生活を過ごしていた。しかしある日、自分の教え子の女性エージェントのリンゼイが国際的な武器商人デイヴィアンの捕獲作戦に失敗し、拉致されてしまう。彼女を救助するためにIMFのチーム達と共にベルリンへ飛んだハントたちだが・・・
【コメント】
世間をお騒がせしているトムですが、映画ではやはりキチッと魅せてくれますね。今回も前2作同様体張っております。
監督が次々と降板して製作前から雲行きが怪しかった『M:i:III』。そしてやっとの思いで見つかった本作の監督さんは、劇場映画初監督のJJエイブラムスと言う人らしいのですが、1作目のブライアン・デ・パルマ、そして2作目のジョン・ウーの時と比べると、スパイアクションの他にもドラマ性を強めたと言った感じに見えました。
イーサンが既に現役を引退し、婚約者のジュリアと言う存在がいるため、彼のプライベートなシーンが結構描かれているんですよね~。TVドラマで実力を積んで来たエイブラムス監督らしいと言えばらしい描き方なのかもしれません。
そして毎度御馴染みM:iシリーズの見所とも言える、スタント無しのトムアクションもモチロン健在。
壊れた橋の上からばびょーーんとジャンプしたり、高層ビルの屋上からダイビングしたりと、『まだまだ俺は現役だ!!』と世界にアピールな43歳です。・・・と言うかトムって四十路超えとはあまり思えないですね。

潜入シーンに関しても、今回はルーサーの他にデクランとツェンの2人のエージェントも加わり、連携プレーで潜入をする所も面白い♪デイヴィアンを拉致るシーンが個人的には好きですね。しかしそれ以外は潜入方法が端折られている感が見られていて、少し物足りなかったのもあります。

話題作でもあるので今回は先々行上映でいち早く観たんですけど、正直に言えばそれほど急いで観る必見作とも呼べない気がします・・・(汗
人間ドラマよりもアクション性を期待していたので、自分はやっぱりジョン・ウー監督の『M:i:II』の方が好きかなと(^~^;)
それに肝心の『ラビットフット』の正体も分からず終いだったので、変に『しこり』のようなものも残ってしまいました・・・
