DEATH NOTE デスノート(評価:○)

【監督】金子修介
【出演】藤原竜也/松山ケンイチ/瀬戸朝香/香椎由宇/細川茂樹/戸田恵梨香/藤村俊二/鹿賀丈史
【公開日】2006/6.17
【製作】日本
【ストーリー】
退屈な死神が人間界に1冊のノートを落とし、退屈な天才がそのノートを拾った。<このノートに名前を書かれた人間は死ぬ>・・・・それは文字通り、人の死を決定づける『デスノート』だった。神だけに許された究極の道具を手に入れたエリート大学生の夜神月は、犯罪の無い理想の世界を築く事を決意し、自らの手で世界中の犯罪者を裁き始めていった・・・
【コメント】
劇中で藤原がyahooを検索して1番上に出た『救世主キラ伝説』というのが気になって、自分も試しに『キラ』と検索したら、一番上に出て来たのはキラ・ヤマトでした・・( ̄▽ ̄;)
種(seed)はやっぱり強いと再認識(笑
さて言わずと知れたモンスターコミック『デスノート』の実写映画版ですが、自分がこの漫画を初めて読んだのは4月の始めでまだ日が浅く、世間で言う所のいわゆる『なんちゃってファン』ってやつです(^▽^;)ですが大丈夫です、これからファンになるのです!!(遅っ
ですがあの緻密なストーリーや、マンガのコマが膨大な活字で埋め尽くされる程の独白シーンをどうやって映像表現するのかなと思ったら、なんか普通に纏まってて普通に面白かったんです。
難しいデスノートの使用方法も最低限覚えておけばいいものだけ説明されていましたし、秋野詩織と言うオリジナルキャラも加わった事でマンガを読んでる人、読んでない人でも楽しめるようにしたんでしょうね。
バスジャックシーンや、地下鉄でレイと対峙するシーン、そして自分も好きだった部屋で監視されるシーンなど、実写で表現するのが難しそうな場面も結構忠実でファンには嬉しい。
※そう言えばポテチの中に小さなテレビとデスノートの切れ端を隠しているシーンが現れた瞬間、後ろで『凄い・・』と囁いている女性の声を聞いたのがちょっと印象的です(笑
後、自分が一番気になっていたフルCGで表現される死神リュークなんですが、これはちょっと驚きました。違和感があまり感じられなかった事に。背景やそこにいる人物と照らし合わせるとやっぱり『浮く』かな~と半分不安だったんですが、それ程気にもならなくて嬉しい誤算といった感じですね♪
声の担当も色々な雑誌で伏せられていて、エンドロール観るまで分からないとか言ってましたけど、公開前にジャンプがネタバレしてたのを思い出してちょっと怒りがこみ上げてきました。や、でも実際聞いてみたら中々合ってました♪
合っていたと言えば、キャスティングも結構マッチしている人もいれば逆にミスマッチな人もいましたけど、ドハマり役だったのはワタリを演じた藤村俊二でしょうかね~。どこを指摘したらいいのか分からないくらいのワタリっぷりで何も言う事ありません(^m^)
逆にかなりミスマッチだと思ったのが、レイを演じていた細川茂樹。・・と言うかこの人、自分の中ではまだ仮面ライダー響鬼なんですよ(汗)FBIの証明手帳よりも、音撃棒を持っていた方がずっとサマになっています。
しかし全体的に観てイマイチ盛り上がりのようなものが見当たらないのは、やはりマンガを読んでて見所を知っていたからなんでしょうか?
原作とかを先に読んでると、どうしてもその原作と比べてしまう確認観賞のような形になってしまうのはやはり否めないような気がします。
後半も楽しみではありますが、主演の藤原竜也はその後半までにもう少し目付きを厳しくしてもらいたいです。
『DEATH NOTE デスノート』公式サイト
