ポセイドン(評価:◎)

【監督】ウォルフガング・ペーターゼン
【出演】ジョシュ・ルーカス/カート・ラッセル/エミー・ロッサム/リチャード・ドレイファス/ジャシンダ・バレット/マイク・ボーゲル/ジミー・ベネット/他
【公開日】2006/6.3
【製作】アメリカ
【ストーリー】
大晦日の夜。豪華客船・ポセイドン号では、新年を迎えるため華やかなパーティーが開催され、人々は思い思いに豪華な船上パーティーを楽しんでいた。しかしその時、巨大な津波がポセイドン号を一瞬にして飲み込んでしまう。船は完全に転覆し、乗客たちは上下反転した船の中に閉じ込められてしまった・・・
【コメント】
バラストタンクが一杯になり扉が開くまで、ずっと息を止めていた人は多分自分だけじゃないはずです。『LIMIT OF LOVE 海猿』でも同じ事やりましたけど、どっちも耐える事が出来ませんでした( ̄▽ ̄;)(汗
この映画は72年の『ポセイドン・アドベンチャー』のリメイク作品。名前は聞いた事はあるんですが、オリジナルは観た事がなく比較できなかったんですけど、ウォルフガング監督のコメントによるとオリジナルから引っ張ったのは『船が大津波で転覆し、何人かの乗客が脱出を試みる』と言う背骨の部分のみらしく、登場人物やドラマの方は一新したとの事。
オリジナルが好きな人も当然いると思うので、そこで賛否が分かれると思いますが、リメイクはやはり最新のCGも盛り込んでいて、迫力や緊迫感が違うと思いますね。
監督の海洋3部作(『Uボート(81)』『パーフェクト・ストーム(00)』『ポセイドン』)の締めくくりかのように力の入った映像技術も圧巻ですし、何よりも船内に猛烈な勢いで押し寄せる水の恐怖が観る側にも伝わってくる。
脱出の際、巨大な密室状態となったポセイドン号から何とか脱出しようと限られた空間を必死に進む中、更に畳み掛けるように水も執拗に追い掛けてくるので、凄い圧迫感のようなものも感じてしまいます。
後、船内も大津波のせいで逆さまになり、煌びやかな豪華客船とは全く違う様相を呈する所も面白いです。
かなり前に『悪魔城ドラキュラⅩ 月下の夜想曲』と言うゲームがあったんですが、このゲームでも『逆さドラキュラ城』なるものが出てきて見慣れた景色が一変するのが面白かったんですけど、あれに近いものがありましたね。ちょっと話ずれちゃいましたけど(^^;)
ただ、いきなりポセイドン号から始まらず、登場人物たちが船内に乗船する理由とかそれぞれの背景をある程度晒してからポセイドン号出港、みたいな始まり方の方が良いと思うんですけどね~。10~15分くらい増やして、人物背景に回して欲しかったのもあります。
しかし全編通してハラハラドキドキの連続が続きますし、パニック映画としては手堅く楽しめる作品だと思いました♪
※それと劇中でグローリアとかいう赤いドレスに着た歌手みたいな人がいましたが、あの人って凄いですね。・・・・・・・・谷間が♪
『ポセイドン』公式サイト
