アンジェラ(評価:○)

【監督】リュック・ベッソン
【出演】ジャメル・ドゥブーズ/リー・ラスムッセン/ジルベール・メルキ/セルジュ・リアブキン
【公開日】2006/5.13
【製作】フランス
【ストーリー】
最悪な人生に絶望し、セーヌ河への身投げを決意したアンドレ。ところが金髪の謎の美女が、アンドレより先に河に身を投げ出してしまう。咄嗟に飛び込み彼女を救い出したアンドレだったが、先に飛び込んだ女性・アンジェラにだんだんと心惹かれていくようになる。命をとりとめた2人はパリをさまよい、そこから奇妙な一夜を過ごしていく・・・
【コメント】
リュック・ベッソン監督の6年ぶりの新作であり、記念すべき10作目でもある本作。そしてこれを機に引退と言う話もほのめかされているだけに、リュック・ベッソンファンにとっては必見な映画かもしれませんけど・・・
う~~ん・・・・(--;)しかし自分が思っていたものとは明らかに違っていましたこの映画。リュック・ベッソン=レオンに毒され過ぎ?
『アンジェラ』はパリを舞台にした1組の男女の純愛物語で、借金まみれで最悪な人生に終止符を打とうと自殺を試みたアンドレの前に、謎の美女アンジェラが現れ、そこから2人で『愛とは何ぞや?』みたいな事を語ったりするわけなんですが・・・
単純なラブストーリーだと思ったらかなり奥の深い内容のように感じ、リュック・ベッソン監督がこの映画を通して伝えたい事がかなり盛り込まれている映画なんだと思いました。しかし、1回観ただけでそれを理解するのはちょっと難しいのではないかとも感じてしまい、多分何回も観ればこの作品の良さや伝えたいものが分かってくるのではないでしょうか?
最初はアンジェラの突然の登場が突発的だったためか、ストーリーに乗っかかり難かったですけど、後から判明するアンジェラの非現実的な要素も考慮すると、成る程♪とちょっと納得(タイトルでバレバレですけど)。それをアンドレに説明する喫茶店のシーンがちょっと面白かったんですよね♪そこからこの映画は見応えが出てきました。
魅力的でミステリアスなアンジェラを演じたリー・ラスムッセンは、やはりモデルだけあってナイスプロポーションですね♪
ジャメル・ドゥブーズより頭1つ分デカイ長身で金髪も似合うし、何よりあの超ミニの服装はヤバイですね~~♪(//▽//)アレで自分は評価+1ですよまったくもう♪(馬鹿
そして借金まみれで自分に自信が持てないダメダメ男アンドレを演じたジャメル・ドゥブーズも中々良かった。
全然知らない俳優さんでしたが、『アメリ』にも出ていたんですね。・・・・・・ってドコデ?(´▽`;)(汗
それにコメディアンだと言う事も初めて知ったんですが、彼を知ってる人から見れば、このアンドレと言う役所はかなり新鮮に見えるのではないでしょうかね?
でも劇中でアンドレは何故右手をポケットに閉まったままなのか疑問だったんですが、gooのアンジェラ特集によると、何でも8歳の時に鉄道事故で右手を失ったからなのだとか。些細な事ですが、出来れば劇中でもそれを説明して欲しかったものです。
観ていて退屈はしませんでしたが、盛り上がりが少なかったので個人的にはイマイチだった作品。好みが分かれる映画だとも思いますね。
全編通してのモノクロ映像も、何か意味合いがあっての事でしょうけど、そういうのを抜きにして自分はカラーでも良かったかな?(^▽^;)
『アンジェラ』公式サイト
