機動戦士ガンダムSEED FREEDOM



【監督】福田己津央
【声の出演】保志総一朗/田中理恵/石田彰/森なな子/鈴村健一/坂本真綾/折笠富美子/三石琴乃/子安武人/関智一/笹沼晃/桑島法子/他
【公開日】2024年1月26日
【製作】日本

【ストーリー】
C.E.75、戦いはまだ続いていた。独立運動、ブルーコスモスによる侵攻。事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として各地の戦闘に介入していた。そんな折、新興国・ファウンデーション王国からブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される・・・。
 
【感想】
制作発表から実に18年が経過し、今年ようやく満を持しての公開となったガンダムSEEDの劇場版。ガンダムシリーズが好きな自分も長年心待ちにし続け、リアルタイム視聴していたかつての青年ももう完全にオッサンになってしまったものの、待望の劇場版はそんなリアルタイム視聴していた頃の興奮と感動を再び与えてくれており、イチファンとしてとても素晴らしい内容且つお腹一杯にさせてくれた作品だったなと思います^^

デスティニーの2年後が舞台なので続編の位置付けではあるものの、観た感じ劇場版は新キャラクターの比率の方がかなり多かったので、本作からSEEDの世界に入ってもなんだかあんまり問題ないような印象も先ず感じましたね。オルフェをはじめとしたファウンデーション側の面々もその正体はともかく敵としては分かり易すぎるほど胡散臭いから、そんな捻り無しの単純明快さも自分にとっては都合が良かったかもしれない。前作でデュランダル議長のデスティニープランを否定して自由な選択の社会を選んだものの、各地の火種は収まらず平和維持の難しさを痛感するキラ達のドラマ・・・というよりはキラとラクスを主軸にした物語もテレビシリーズとはまた違った面が見れて個人的には見応えがあった次第。
自分が記憶してる限りだとキラとラクスは相思相愛ですが、テレビシリーズでは立場上もあってか割と控えめな感情表現のようにも見えたんですよねぇ。でも本作ではそんな二人の愛情がとてもストレートに表現されているようにも見えましたし、ラクスはオルフェ達に愛の説法を、そしてキラはキラでオルフェの策略でラクスが自分から離れかけるとかなり自暴自棄になってアスランと取っ組み合いになったりと、かなり感情を爆発させていたのでそこら辺はもう観ててとても楽しかった(笑)『デスティニー』辺りからは落ち着いた面持ちにもなっていたので、スーパーコーディネイターという作られた存在としてではなく一人の人間として悩みや愛を声高々にぶっちゃける本作のキラはとても人間味にあふれていて好きでしたね^^

まああと上記で本作は初めての方でも問題ないかなとは言いましたが、それでもこのシリーズを知ってれば知ってるだけ、やはり本作の随所に盛り込まれていたサプライズの数々にはイチファンなら興奮を隠せないと思いますね。本作は予告編を見ても大分内容を伏せられていた部分が見受けられましたし、それでいざ本編を見たら予想外な展開が多すぎて驚きまくったりしてたんですよねぇ。見所でもあるMSにしてもテレビシリーズだと彼があの機体に乗ってたから今回も乗るでしょうなんていう固定観念が一種のミスリードのようにもなり、実際はMSの乗り換えが結構慌ただしかったのでその意外性みたいなのが結果的に本作の面白さに一役買っていたんじゃないかなとも思う。アスランなんて普通にドラグーンぶっ放してましたし、ズゴックパージからのジャスティスという外連味も披露してくれる辺り、本作を大いに盛り上げてくれた功労者の一人として間違いなく名前が挙がるはず。妄想カガリに加え、闇ステラだったりシンのラッキースケベだったりと、シリアスな戦闘シーンにもプッとさせる脱力を加えてユーモアを持たせてるのも好感持てたし、終盤に格納庫でフリーダム、ジャスティス、デスティニーの3機が並んでる場面を見たときなんかも、涙腺が脆くなるくらい感動もしてしまった。他にも圧巻のMS戦、戦艦戦、オマージュ(?)のような新武装、カメオなシリーズ登場キャラクターの出演わらわらわらと、まあ好きをあげたらもうキリがない。作り手もおそらく18年分の思いが詰まってるはずですから、ここまで待ってくれたファンへの感謝と大盤振る舞いさが洪水のように押し寄せる初回鑑賞はその情報量の多ささえもどこか心地良かった・・それくらいイチファンの自分にとっても大満足だった劇場版。情報整理&リピート特典も含めての再鑑賞もあと3~4回くらい行っても飽きない気がしますね^^
 

0 Comments

Leave a comment