アントマン&ワスプ クアントマニア

【監督】ペイトン・リード
【出演】ポール・ラッド/エバンジェリン・リリー/ジョナサン・メジャース/ミシェル・ファイファー/マイケル・ダグラス/キャスリン・ニュートン
【公開日】2023年2月17日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
かつてアベンジャーズの仲間とともに世界の危機を救ったアントマンことスコット・ラングは、最愛の女性にして頼れる相棒のワスプや愛娘のキャシーとともに幸せな日々を過ごしていた。しかし、キャシーが作った人類を救うための装置が暴走し、彼らはミクロよりも小さな量子世界へ引きずり込まれてしまう。そこには、過去・現在・未来の全ての時間を操る能力を持つ征服者カーンが待ち受けていた・・・。
【感想】
『ワカンダ・フォーエヴァー』・・フェーズ4終結の余韻が未だ少し残る中でいよいよ幕を開けるフェーズ5ですが、その先陣を切る本作は前作の『アントマン&ワスプ』で少し触れていた量子世界(クアントマニア)の更に奥深くへと入り込んでいく物語。舞台は極最小ながらそこで繰り広げられる内容はとても壮大なスケールにもなっているという結構真逆な設定に加え、今までにない強大なヴィラン・征服者カーンにスコット達が家族総出で立ち向かっていく過程も個人的には面白かった次第ですね^^
自分はそれこそ今回のヴィランであるカーン、ドラマシリーズ『ロキ』の中で『在り続ける者』として初めて登場を果たした時点ではあのサノスを凌ぐほどには正直あんまり見えなかったのですが、ただ本作ではかなり一変して冷徹で強面な一面が見て取れ、確かにフェーズ5のスーパーヴィランとしての威圧感というか凄みのような存在感が映像から滲み出ていた感じは見受けられました。マルチバース間の時間軸を自由に操作できるらしい能力?技術?・・は本作ではあまり明確には分からなかったものの、それでも無数のカーン変異体がこれまた無数のマルチバースに存在している事も確認できるので、サノスのように単体で圧倒的な強さを保持してるというより、もしかすると何度倒してもその都度また別な時間軸のカーン変異体が立ちはだかってくるんじゃなかろーかみたいな流れも何となく想像出来ちゃう辺り、カーンはMCUでこれから主流になるであろうマルチバースならではの強敵とも言えそうな気がしますね。ロキの時とは全然異なるキャラクター性でもありましたから、個人的に本作ではかなり魅かれる人物の一人でもありました。
魅かれるといえばアントマン=スコットも、今回は娘のキャシーが新たに加わった事で『アントマンってやっぱりカッコイイヒーローだなぁ』なんてことを改めて思わせてくれるようなシーンが多かったのも良かったかなと。『能力が無いヒーロー』だとか『普通過ぎるヒーロー』だとかあんまりパッとしない呼び名が公開されるたびに付け加えられている気がしますけど、それでも本作でスコットは巨悪のカーンに対して臆せず真っ向から立ち向かう勇姿を見せてくれる。そうやって彼を度々奮い立たせてくれているのは他でもないキャシーの存在があるからでしょうし、劇中での可能性の中の無数のスコット達が一致団結なんかしたのもやはり愛娘への想いが全員共通だったからだとも思う。たとえ何の能力が無くともキャシーの為ならばどんな危険にも身を賭して戦う・・・そんな親子愛こそが、他のヒーローにも負けないアントマンが持つ力なのかもと鑑賞して思ったのでした^^
色んな部族(?)がわちゃわちゃひしめいてる量子世界もSWよろしくとばかりな雰囲気ではあるものの、それでも極小世界の中で形成された独特な文化は興味深かったし、ほんやくこんにゃくみたいな液体飲まされて悶えたり心を頻繁に読まれたりと、スコット達が繰り広げる可笑しなやり取りに色々と笑わせてもらい面白かったのも確か。マーベル作品は毎回映像その他諸々含めて常に高いクオリティを求められてる分、なんか鑑賞側の自分たちも無意識に目が肥えちゃってる部分もあるでしょうから、多少の既視感に関しては今回のスコットの大奮闘などに免じて少し大目にも見たい所^^;
ただまあ欲を言えば・・・やっぱりマイケル・ペーニャが演じてたルイスには本作でも何かの形で出て欲しかったかもですね(汗
『ワカンダ・フォーエヴァー』・・フェーズ4終結の余韻が未だ少し残る中でいよいよ幕を開けるフェーズ5ですが、その先陣を切る本作は前作の『アントマン&ワスプ』で少し触れていた量子世界(クアントマニア)の更に奥深くへと入り込んでいく物語。舞台は極最小ながらそこで繰り広げられる内容はとても壮大なスケールにもなっているという結構真逆な設定に加え、今までにない強大なヴィラン・征服者カーンにスコット達が家族総出で立ち向かっていく過程も個人的には面白かった次第ですね^^
自分はそれこそ今回のヴィランであるカーン、ドラマシリーズ『ロキ』の中で『在り続ける者』として初めて登場を果たした時点ではあのサノスを凌ぐほどには正直あんまり見えなかったのですが、ただ本作ではかなり一変して冷徹で強面な一面が見て取れ、確かにフェーズ5のスーパーヴィランとしての威圧感というか凄みのような存在感が映像から滲み出ていた感じは見受けられました。マルチバース間の時間軸を自由に操作できるらしい能力?技術?・・は本作ではあまり明確には分からなかったものの、それでも無数のカーン変異体がこれまた無数のマルチバースに存在している事も確認できるので、サノスのように単体で圧倒的な強さを保持してるというより、もしかすると何度倒してもその都度また別な時間軸のカーン変異体が立ちはだかってくるんじゃなかろーかみたいな流れも何となく想像出来ちゃう辺り、カーンはMCUでこれから主流になるであろうマルチバースならではの強敵とも言えそうな気がしますね。ロキの時とは全然異なるキャラクター性でもありましたから、個人的に本作ではかなり魅かれる人物の一人でもありました。
魅かれるといえばアントマン=スコットも、今回は娘のキャシーが新たに加わった事で『アントマンってやっぱりカッコイイヒーローだなぁ』なんてことを改めて思わせてくれるようなシーンが多かったのも良かったかなと。『能力が無いヒーロー』だとか『普通過ぎるヒーロー』だとかあんまりパッとしない呼び名が公開されるたびに付け加えられている気がしますけど、それでも本作でスコットは巨悪のカーンに対して臆せず真っ向から立ち向かう勇姿を見せてくれる。そうやって彼を度々奮い立たせてくれているのは他でもないキャシーの存在があるからでしょうし、劇中での可能性の中の無数のスコット達が一致団結なんかしたのもやはり愛娘への想いが全員共通だったからだとも思う。たとえ何の能力が無くともキャシーの為ならばどんな危険にも身を賭して戦う・・・そんな親子愛こそが、他のヒーローにも負けないアントマンが持つ力なのかもと鑑賞して思ったのでした^^
色んな部族(?)がわちゃわちゃひしめいてる量子世界もSWよろしくとばかりな雰囲気ではあるものの、それでも極小世界の中で形成された独特な文化は興味深かったし、ほんやくこんにゃくみたいな液体飲まされて悶えたり心を頻繁に読まれたりと、スコット達が繰り広げる可笑しなやり取りに色々と笑わせてもらい面白かったのも確か。マーベル作品は毎回映像その他諸々含めて常に高いクオリティを求められてる分、なんか鑑賞側の自分たちも無意識に目が肥えちゃってる部分もあるでしょうから、多少の既視感に関しては今回のスコットの大奮闘などに免じて少し大目にも見たい所^^;
ただまあ欲を言えば・・・やっぱりマイケル・ペーニャが演じてたルイスには本作でも何かの形で出て欲しかったかもですね(汗