ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密



【監督】デビッド・イェーツ
【出演】エディ・レッドメイン/ジュード・ロウ/マッツ・ミケルセン/アリソン・スドル/ダン・フォグラー/エズラ・ミラー/ジェシカ・ウィリアムズ/カラム・ターナー
【公開日】2022年4月8日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドアや魔法使いの仲間達とマグルからなる寄せ集めのデコボコチームを結成。史上最悪の魔法使い、グリンデルバルドに立ち向かう。そして明かされる、ダンブルドアの過去に隠された誰も知らない秘密とは・・・。
 
【簡略感想】
前作の『黒い魔法使い~』が進行上シリアス寄りにもなってしまったせいか、二作目にして正直面白味が薄くなってしまって今後が少し心配にもなったものの、それでも幸い本作では上手く盛り返した印象がありましたね。笑って少しホロッとしてそしてスカッともさせてと、ハリポタワールドに見合うファンタジーストーリーを再び堪能できた次第。
グリンデルバルドが表立って出てくるようになってからは闇の魔法使いとの対立構造もだんだんとストーリーの主軸になってきてダークな雰囲気も幾分漂わせてはいるものの、それでも個人的にこのファンタビシリーズは一作目で見せたようなニュートと魔法動物たちとの関わり合いなどがとても見応えがあるので、その点で言えば本作は自分はとても良かったかなと思う。新たに登場するキリンは重要な役割を担った魔法動物でしたし、マンティコアの群れはニュート達のカニダンスも相まってか気持ち悪さと可愛さが同居しててなんか笑ってしまったwピケットとテディの二匹に関してはももう完全にニュートの助手というか仲間で、今回も随所で好プレーを披露してるのも面白かったですね^^
グリンデルバルド討伐と並行してのダンブルドアの秘密・・・というよりもダンブルドア家の秘密といった方が早いですが、彼の事もホグワーツの校長だったり高い能力を持つ魔法使いといったワードでしか自分は殆ど知りえていないだけに、グリンデルバルドとの関係だけじゃなく、家族との関係についても本作では結構深く知ることが出来たので、ハリポタワールドの人物像を補完する意味としても見応えはあったかなと思う。クリーデンスの事も前作まではグリンデルバルドの思惑が勝っていたので先の絶望感が透けて見えて嫌だったんですが、そこら辺もダンブルドアがちゃんと説得してくれるし、終盤の派手派手バトルもこれまたダンブルドアが魅せてくれるので、やっぱりなんだかんだで今回はダンブルドア先生がニュートよりも見せ場をもぎ取っていた気もしますね^^;


2 Comments

ここなつ  

こんにちは

こんにちは。
弊ブログにコメントをくださってありがとうございました。

>ダンブルドア先生がニュートよりも見せ場をもぎ取っていた
正に正に。もういっそのこと「ファンタスティック・ビースト」のタイトル取っ払っても良いかもです。

私はニュートと魔法動物の絡みがもっともっと見たいんじゃ。

2022/05/23 (Mon) 11:46 | EDIT | REPLY |   
メビウス
メビウス  

>ここなつさん♪

お返事が遅くなりました^^;
一作目ならまだ魔法動物たちの騒動が目立っていたのでニュートも活躍していましたが、やっぱりグリンデルバルドの存在が目立ってくると、必然的に彼と因縁のあるダンブルドアの見せ場の方が心なしか多くなってる気もしますね。ジュード・ロウですからカッコイイですしw
まだシリーズが作られるなら、原点回帰とは行かずともまた魔法動物たちとニュートが中心にもなって欲しいですねぇ。

2022/06/13 (Mon) 20:57 | EDIT | REPLY |   

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  •  「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」
  • もうこの作品は「ファンタスティック・ビースト」とは名乗らず、「ハリー・ポッタースピンオフ【副題】ダンブルドアの秘密」とでもした方が良いと思う。 作品そのものは結構面白くはあったのだけれど、前作から続いていた「ハリー・ポッターシリーズ」を前面に押し出す展開に、もう「ファンタスティック・ビースト」は名乗って欲しくないな、と思った。ファンタスティックなビーストが殆ど出てこない「ファンタスティック・...
  • 2022.05.18 (Wed) 10:45 | ここなつ映画レビュー