ヒックとドラゴン 聖地への冒険



【監督】ディーン・デュボア
【声の出演】ジェイ・バルチェル/アメリカ・フェレーラ/ケイト・ブランシェット/ジェラルド・バトラー/F・マーレイ・エイブラハム/クレイグ・ファーガソン
【公開日】2019年12月20日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
かつてドラゴンは人間の敵だった。弱虫のバイキングの少年“ヒック”と、傷ついたドラゴン“トゥース”の活躍で彼らは共存する道を選び、バーク島で平和に暮らしていた。だがドラゴンが増え続けたバーク島は定員オーバーになってしまう。亡き父の跡を継ぎ若きリーダーに成長したヒックは、島を旅立ち、みんなと新天地を探し求める決断をする。目指すはヒックがかつて父から聞いた地図に載らない“幻の聖地”。この場所さえ探し出せればきっと平和に暮らせるはずだ。しかし大移動の旅の途中、最凶のドラゴンハンター、グリメルに命を狙われ、“トゥース”の前には白い謎のドラゴン“ライト・フューリー”が姿を現す・・・。
 
【感想】
一作目の評判の良さを聞いて後追いの形で鑑賞し、以降は自分もとても好きになりファンの一人にもなったヒックとドラゴン。主人公の成長物語や家族愛・友情・絆と普遍的なテーマを毎回とても分かり易く丁寧に描き、且つドラゴンアクションも爽快なもんですから前2作ともに秀逸の太鼓判押しだったのですが、最新作の本作もシリーズ屈指の感動作にも仕上がっていて期待以上だった次第♪

増えすぎたドラゴン達や前作のドラゴ以上に狡猾なドラゴンハンターであるグリメルの脅威の問題を解決する策として幻の新天地への移住に希望を見出したヒック達の新しい冒険は、若き長としての彼の様々な苦悩に加えアスティとの関係の進展、更に今回は真っ白なライト・フューリーの登場によってトゥースのロマンスも物語の中心に添えられていたりしたのが個人的にも見応えがあった部分の一つで良かったですね。・・・まあドラゴンですので言語での表現こそは無理ですけど、ただその分トゥースが体全体を使ってライト・フューリーにどうにか振り向いてもらおうと猛アピールしていく姿はユーモアに溢れておりまして、あれにはニヤけてしまう事請け合いwドラゴンのリーダーにはなっても時折ああいう子供っぽい仕草が出てしまう辺りなどはいつ見ても面白かったりはします^^
・・けどそうした愛する人や守るべき存在といったものも今回は前作以上に明確に示されていた分、ヒックとトゥース双方が将来への生き方を考えていく過程などもよりドラマチックになってましたし、ドラゴンと人間もお互いが共存し仲良く暮らせる道が確かにベストな選択なれど、大切に思うがゆえに本来の場所へと解き放つ結末にもやはり涙を堪える事は出きませんでしたねぇ。前2作の鑑賞でヒックとトゥースももう一緒にいる事が当たり前のようにも思っちゃってたとこもあるせいか、その別れの場面では凄く悲しくなってしまったのもこれまた正直な所ですが、でも同時に彼らの種族を超えた深い絆も最後のハグで改めて感じ取ることも出来て、なんだか幸せな気持ちにもなってしまったのでした^^


互いに強く敵対していた人間とドラゴンの関係性などもかけがいのないパートナーのような存在同士になり、そして当初とてもひ弱で頼りなくへっぽこだったヒックも見終ってみれば見違えるほどの成長を遂げてと、シリーズの有終の美を飾るに相応しい帰結にもなっていた本作。まあ国内では未公開にもなってしまったりと歯がゆい時期もあったりはしたものの、それでもTVシリーズも含めてここまで夢中になったCGアニメーションもあまり無かったので、自分にとっても本当に素晴らしい作品となった気がしますね。

0 Comments

Leave a comment