キャプテン・マーベル

【監督】アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
【出演】ブリー・ラーソン/サミュエル・L・ジャクソン/ベン・メンデルソーン/ジャイモン・フンスー/リー・ペイス/ラシャナ・リンチ/ジェンマ・チャン/アネット・ベニング/クラーク・グレッグ/ジュード・ロウ
【公開日】2019年3月15日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩む一人の女性。彼女の名はキャプテン・マーベル。事故で過去の記憶を失った代償に強大な力を得て、地球から遠く離れたクリー帝国のエリート・ソルジャーとして活躍していた。だがあるミッション中に不時着した地球で、彼女の運命は大きく動き出す・・・。
原作コミックこそ未読ではあるものの、まあそれでも自分も一応MCUの作品群は一作目から追い続けてきた一応のファンでもありますので、それこそマーベルというものの語源であったり、ニック・フューリーのアイパッチの謎とかだったり、アベンジャーズの由来などなどといったものもいつか機会があれば知りたいなとは思っていたので、そういった大なり小なりのホワイ?を補完する意味でも本作はやはり面白かったですね^^
新たに登場した新ヒーローのキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースが抱える記憶の謎を探る今回の物語は、外宇宙に存在する脅威が当然ながらサノス以外にも無数にある事を改めて知ると共に、クリ―帝国の侵略やそれに反旗を翻したキャロルの動向といったものも今後のMCUストーリーの根幹になっていくのかなぁと思うと、一つ一つの細かな事柄もどこか興味深く鑑賞出来た次第。それぞれのキャラクターの魅力も立っており、フォトンブラストというスーパーパワーを駆使するキャロルはアイアンマンのように両手から強力なビームを出す見た目の強さも然る事ながら、幾度の窮地でも不屈の心で立ち上がる精神の強さも併せ持っていたので、その名前から察するにキャプテン・アメリカのようなヒーロー達の中心的存在になる雰囲気も持ってて終始カッコ良かった。主人公無双とかも大好物なので、終盤の彼女の大暴れも個人的には痛快の一言で好きでしたね♪あとバディ的立ち位置のニック・フューリーもMCUではもうお馴染みの存在ですけど、今回はハゲてもいないし両目もあるしユーモアも全開だったから、見知ったあのアベンジャーズの司令官とはまた違う顔をのぞかせていましたね。・・まあ上記でも言ってるアイパッチを装着する事になった理由がちょっとアホっぽかったですが、その経緯も含めて本作で一番ビックらこいたのが猫のグースだったかもしれない。単なるマスコットキャラのような猫ちゃんだと思ったんですけど、その正体を知ってもう開いた口が塞がらなかったのでした^^;(汗
新たなMCUの歴史を担うキャラクターの誕生物語&ヒーロー活劇としても当然面白かったですし、同時にその要所要所には4月公開予定の大作『アベンジャーズ エンドゲーム』の伏線も盛り込んでいれば『インフィニティ・ウォー』でニックが用いたポケベル風の端末やキャロルがその時いなかった疑問などもきちんと氷解させてくれましたので、観終ったあとは結構スカッとした気持ちにもさせてくれた本作♪
『エンドゲーム』の前座になりそう・・なんて当初の考えは何とも杞憂で、個人的には非常に楽しかったビギンズ作品でした。