【監督】ジョセフ・コシンスキー
【出演】ジョシュ・ブローリン/マイルズ・テラー/ジェームズ・バッジ・デール/ジェフ・ブリッジス/テイラー・キッチュ/ジェニファー・コネリー
【公開日】2018年6月22日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
堕落した日々を過ごしていたブレンダンは、恋人が妊娠したことをきっかけに生まれ変わる決意をし、地元の森林消防団に入隊。地獄のような訓練の毎日を過ごしながらも、仲間と絆を深めチームを率いるマーシュとの信頼を築き、彼らの支えの中で少しずつ成長していくブレンダン。しかしそんな彼を待ち受けていたのは、山を丸ごと飲み込むような巨大山火事だった・・・。
 
【感想】
この作品の題材にもなっている2013年に起こったアリゾナ州の山火事は当時ニュース等で大規模な被害に発展しているとかそういう報道を確か自分も見聞きしていたので、記憶には留めていた出来事ですね。しかしながら知り得ているのはやはりそういった表面上の報道ばかりでしたので、その裏で『ホットショット』と呼ばれる特殊な訓練を受けた精鋭消防士たちが最前線で活躍してたと言う事実は知らなかった次第。

自分の知ってる消防士ってそれこそ放水用のホースを持って消火活動にあたる姿とかを先ず真っ先に思い浮かべますが、山火事のエキスパートであるホットショットの活動はそれとはなんか少し違ってたんですよね。山火事は広範囲に及ぶことがあるため、自分が良く知っている放水で火を絶つのではなく、防火帯と呼ばれるものを作るために火災の燃料となる森林を伐採したり、風向きを読みながら退避ルートを確保したりと、一見地味に思える作業でも観るととても過酷なのが理解できる。中でも映像を見て個人的に驚いたというか目からうろこ的だったのが『迎え火』と呼ばれていた消火作業で、火元を敢えて作る事によって向かってくる山火事を火で抑え込むと言う方法は本作を見て初めて知った方法。山火事の対処を熟知したホットショットの優れた技術を垣間見れる部分も本作にはありましたね。

それとストーリーの方ですが、こっちは結構キツかったなぁ。内容が面白くなくてキツいとかそういうのではなく、結末がとにかく重苦しくて、当時のニュースでも多数の消防士たちが犠牲になったのは覚えていますが、まさかその犠牲になったのが本作に出て来るプレスコット市のホットショット隊員を描いていたとは思わなかった。マイルズ・テラーが扮しているブレンダン・マウドナウがこのプレスコット・ホットショット隊の唯一の生き残りだそうで、彼が消防団に入隊し様々な経験を経て仲間の隊員たちと絆を徐々に深めていく過程が丁寧に描かれていただけに、終盤のヤーネルヒル火災の惨劇の結末は観ててとても辛く、彼が遺族の前に現れた瞬間の皆の視線なども更に追い打ちをかけて心が締め付けられるようだった。その場でアマンダの救いの言葉も無かったら、観てた自分もかなり気持ちが沈んでいたと思います。


・・まあこういった実話を基にしてる事件や災害を扱った作品は作り手も真摯に取り組んでいる所があるでしょうから、その内容も当時の状況の忠実な再現がどこか優先といった所もあり、映画的な盛り上げは逆に少なくて正直本作もそれは例外ではありませんでした。けど自分もまだ実際に遭遇したことがない森林火災の恐ろしさといったものを改めて認識できましたし、その最前線で命を懸けて火災に立ち向かっていた人達のドラマも良く知る事が出来たので、悲しい結末ではあった反面観て良かったとも思えた作品でした。
 
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「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキー監督が、巨大山火事に命懸けで立ち向かった消防士たちの実話をもとに映画化した人間ドラマ。キャストには「ノーカントリー」のジョシュ・ブローリン、「セッション」のマイルズ・テラー、「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジス、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリーら実力派が集結。あらすじ:学生寮で堕落した日々を送っていた青年ブレンダンは、恋人の妊...

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