【監督】アンジェラ・ロビンソン
【出演】ルーク・エヴァンス/レベッカ・ホール/ベラ・ヒースコート/コニー・ブリットン/JJ・フィールド/オリヴァー・プラット
【公開日】未公開
【製作】アメリカ

【ストーリー】
1920年代、心理学の教授であるウィリアム・モールトン・マーストンは、授業を受けていた学生のオリーブ・バーンに惹かれ、彼女を助手にする。彼と共に研究をしていた妻のエリザベスは当初オリーブへの嫌悪感を示すが、彼女もまた徐々にオリーブに惹かれていく。3人は共同で嘘発見器の発明に向けて研究に没頭するが、ある時その関係が明るみになり大学を追い出されてしまう。大学を出て3人で共同生活をする中、2人の進歩的な女性に触発され、マーストンはワンダー・ウーマンという新たなヒロインを産み出す・・・。
 
【感想】
最近ではマーベルヒーロー作品と同じ・・・かどうかは分かりませんが(汗)、そのマーベルと同じく関連作をどんどこ打ち出し、2017年には『ジャスティス・リーグ』も公開されたDC作品。その中でもワンダー・ウーマンという女性ヒーローはガル・ガドットのパワフルさと美貌もあってか、自分も今の所DC作品の中で特に好きなキャラクターでもあるだけに、その出生にまつわるエピソードは是非とも知りたかったとこなので本作を鑑賞した次第です。

原作本も読んだことが無ければウィキなどの纏めサイトも見てはいないので、自分の中のワンダー・ウーマンは昨年公開されたガル・ガドット主演の実写作品のイメージ・・・それこそパラダイス島という場所に住んでいて超人的なパワーを駆使し、盾や剣、そして真実を話す不思議な縄を所持している女性ヒーロー、そういったカッコイイイメージだけなんですよね。まあ実際映画を観るだけならそういう風に捉えても別に問題はないと思うのですが、でも彼女のそういった姿形が構築された裏側にはある心理学者とその妻、そしてその愛人三人の普通の人達とは違うある関係性があったわけでして、本作ではそのワンダーウーマンの誕生と並行して当時の三人の愛の物語なども赤裸々に描かれていました。
なんでもワンダー・ウーマンは支配、服従、誘因、承諾といった4つの行動によって人が分類されるというマーストン教授が打ち立てた理論の証明と普及を目的として生まれたのがきっかけらしく、そしてそれらの行動を完璧に表現しているのがちょっとアングラなSMプレイだったというのが先ず驚きでしたね^^;体を緊縛する縄や露出の高いボンテージな服装と、言われてみればワンダーウーマンの出で立ちに随分と当てはまる部分が多かったですし、縛られると真実のみを喋ってしまう投げ縄もおそらくそのSMとマーストン夫妻が当時開発していた世界初のウソ発見器からインスパイアされたものでしょうから、何というかそういう意外過ぎる所からあの屈強なヒーローの起源が生まれたのか思うと、観てて非常に興味深かったですね。
あと興味深かったのはマーストン教授もそうでして、正確にはマーストンと妻のエリザベス、そして助手のオリーブで、この三人の親交も観てて本当に奇妙だった。夫妻は互いにオリーブを愛するようになり、そんなオリーブも夫妻二人の愛を受け入れたりと、自由恋愛などが今より認知されていなかったと思う当時にこういった関係を共有するというのはある意味凄いことなのかもしれない?・・まあ三人の関係がバレて順風な人生が一気にお先真っ暗になってしまったのは、単に羽目を外し過ぎて注意を怠ったゆえの自業自得のように思えなくもないんですけどねぇ。自宅で三人仲良くコスチュームプレイしてるのを見てしまうと、自分もちょっと苦笑気味になってしまったものですから・・・(汗


本作は伝記ドラマですので正直そこまで面白い内容で無かったのも否めないものの、ただそれでも個人的に好きになったヒーローの誕生秘話や経緯を脳内補完した事によってより一層ワンダーウーマンに対しての愛着と言いますか、キャラクターとしての魅力も深く知る事が出来た気がしますし、また生みの親や彼に尽くした二人の女性にしても世間からはあまり認められなかった生き方なれど、自分自身が思い続けたことなどを決して曲げず最後まで貫き通したその信念はとても力強いものを感じましたね。

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こんにちは

これゲオに置いてあったものの、借りずじまい。
こんな話だったんですねえ。
3人の関係が、現代だって珍しいようなものだから、
当時としては相当…だったんでしょうね
でも、あの健康美!なガル様のワンダーウーマンの
誕生秘話が、SMとか(ある意味で納得するけれども)
ちょっとおどろきーでしたね

破天荒

>makiさん♪

海外のコミック関係の事は殆ど知らなかっただけに、本作で描かれてるワンダーウーマンの誕生秘話は自分も色々驚かされましたね。作った人もコミック業界の関係者なのかなぁとも思ったんですけど、実際は全く畑違いな人が意外な理由で考案したわけですからちょっと可笑しくあったりで・・^^;

生みの親であるマーストン教授もかなり破天荒な人生だったようで、彼を支えた妻と愛人の関係も含めて見応えはありました。

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