【監督】ライアン・クーグラー
【出演】チャドウィック・ボーズマン/マイケル・B・ジョーダン/ルピタ・ニョンゴ/ダナイ・グリラ/マーティン・フリーマン/ダニエル・カルーヤ/レティーシャ・ライト/ウィンストン・デューク/アンジェラ・バセット/フォレスト・ウィテカー/アンディ・サーキス
【公開日】2018年3月1日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
若き国王ティ・チャラ、またの名を漆黒のヒーロー・ブラックパンサー。2つの顔を持つ彼の使命は、祖国である超文明国家ワカンダの秘密・・・“ヴィブラニウム”を守ること。それは世界を破壊するほどのパワーを秘めた鉱石だった。突然の父の死によって王位を継いだティ・チャラは、人類の未来をも脅かすこの国の“秘密”を守る使命を負う事となる・・・。
 
【感想】
MCUは関連作品の伏線もどんどん積み重なってきてあまり余裕のある鑑賞がぁ~っみたいなことを新作公開されるたびにグチグチ言ってはいますが、今年の話題作の一つでもある『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』がすぐ後続に控えてもいる以上、そこに至るまでの経緯を繋ぐこの『ブラックパンサー』の鑑賞もやはりどうしても観なければ行けないとこがあったりはするんですよね。やや義務的なれど・・(汗
まあそれでもマーベル作品にはなんだか珍しい(?)黒人のヒーローの活躍はどうにも興味深いところでして、ワカンダの超文明世界と若き国王のヒーロー活劇は個人的に見応えはあった次第^^

『シビル・ウォー』で登場を果たしていたので既出のマーベルヒーローとはいえども、その背景に関してはあんまり語られていなかった感じがしましたし、また新しいアベンジャーズシリーズにも繋げるための重要な作品であるとも聞き及んでいたので、ブラックパンサーはそういった自分のまだ知らぬミステリアスな部分も鑑賞前から興味深かったというのもありましたね。・・・・そしてなるほど、舞台となるワカンダ国というのは他のマーベル作品でもちらほら耳にしたあの万能金属ヴィブラニウムの鉱石が取れる唯一の産出国だったわけで、確かにこれは後の色々なシリーズに深く関わってきそうですし、これまでのMCUの事柄とも照らし合わせると結構重要な位置にある作品なのも理解できる気はします。
で、当然ながらその貴重な資源であるヴィブラニウムを巡っての争いが起きるわけですが、今回のストーリーは個人的にキャプテンアメリカのシリーズ作品とも少し雰囲気が似通っているような印象もあったかなといったところ。ウィンター・ソルジャーやシビル・ウォーほど複雑な情勢を含んではいなかったものの、ヒーロー作品などに欠かせない(?)勧善懲悪な展開を成していなかったといいますか・・・悪の存在を倒してめでたしではなく、敵として対立する側にもどこか説得力のある言い分があったり、観てる側としてもこれでは恨まれても仕方がないみたいな気持ちも抱く正当性のようなものが込められていたようにも見えましたし、あと他にもヴィブラニウムという架空レアメタルから見た現代の資源問題にも通じる警鐘めいたものも感じた辺りから、社会性のある深いテーマも盛り込んでいるように見えた気もします。
・・でもまあ個人的には上記でも言っている勧善懲悪のような単純明快な方が正直言うと好みな展開ではあるのですが、ただ結構ユーモアも随所に取り入れていましたからお堅いテーマに見えてもそれほど拒否反応は出ませんでしたし、それにティ・チャラ陛下とキルモンガーのいとこ同士の対立もソーとロキ兄弟の当初のいがみ合いを思わせるものがあって良かったですから、ああいう因縁めいた対決もドラマチックでその辺りは自分も好きでしたね^^


007やキングスマンさながらのスパイ風ガジェットも豊富でしたし、そういった超ハイテクアイテムを駆使したブラックパンサーのアクションなども攻撃を吸収し反撃に応用するという他のマーベルヒーローにはない独特な戦闘スタイルで面白く、そしてそれをカッコよく魅せるクオリティも申し分なかったのですが・・・質より量を好む自分としましては、ティ・チャラがブラックパンサーとして戦うアクションのボリュームがちょっと物足りなかったかなぁと言うのが個人的な唯一の不満だったりもするわけで・・(汗
本作は観た感じアクションよりヴィヴラニウムを巡る争いやティ・チャラの王としての葛藤の方が重厚にも見えましたし、他にもワカンダの超文明の詳細や挑戦の儀式と言った独自の文化にも多く時間を割いていた感じもしたので、ブラックパンサーアクションでお腹いっぱいになれなかったのもまあしょうがないのかなぁと・・。
むしろそのアクション面ですとブラックパンサーのティ・チャラよりもワカンダの親衛隊長であるオコエさんの方が逆に凄く、体術・槍術を駆使してバッタバッタとなぎ倒していく無双ぶりには自分も驚き(笑)。ひょっとしたら生身でアベンジャーズの面々とも渡り合えるんじゃないかと思ってしまうので、出来ればインフィニティー・ウォーでも彼女は大活躍して欲しいもんですね。・・・もちろん陛下も^^;
 
強き女性。
♪乾いた土地の 片隅で お前は何を 探すのか (略) 男の怒りか 男のアフリカ
勝手な擦り込みかもしれないけれど、なぜかディズニー映画感が半端ない。 それだけに今までのアベンジャーズのメンバーとは一線を画している☆ 宇宙っぽさや近未来とは全く無縁の雄大なアフリカの大自然、そこに隠された繁栄した都市と、トニー・スターク真っ青の超ハイテク技術の共存がなかなかに面白い。
<マーベル・シネマティック・ユニバース>の18作目。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でデビューした、若きワカンダの国王にしてヒーローのブラックパンサー、ティ・チャラを主人公に据えた作品。前半は武器商人ユリシーズ・クロウを追っての「007」の如きスパイ・アクション物のテイスト、そして後半はその背後に見え隠れしていた存在――かつてティ・チャラの父である先王ティ・チャカによって裏切り者とし...
もっと猫科の猛獣っぽいのかと思っていたら、割と人間でした。車に乗るブラックパンサー↓のシーンは秀逸。運転するんじゃなくて、そういう乗り方も黒豹ならではなんでしょうね。ゴリラがカッコ良かったので彼に★を進呈してヒゲハゲ満足度5点満点の4★★★★☆ <公式サイトはコチラ> アメリカという国に何が足りないか、わざわざ他人が指摘しなくても当人たちは重々承知しているんだな、とこの作品を...

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こんにちは

アメリカの評価サイトで100%面白いとなっていたので
気になっていました。
でも、観る前の感じでは全員黒人ってのもなんだかなあという感じもしてたりで(偏見じゃないですよ)
アメコミ味付けだしどうなってるのやらと思えば、
やっぱり、そうですよね 100%面白いなんて、ないですよね
バーフバリだって100%になってたけど、好き好きがあるし。

ところで
何度も済みません。
お手数をおかけしますがリンクの張り替えを
お願いできますでしょうか。FC2になりました。
大変申し訳ありませんが
宜しくお願い致します。

すこぶる高評価

>makiさん♪

評価サイトの方もすこぶる高評価ですし、最近だと確か北米の歴代興行収入のトップ10にも入ったと聞いていますから凄い快進撃ですよね。自分の好きな勧善懲悪モノだったら先ずこうはなっていなかったでしょうねぇ~w

あとそういえばインド映画のバーフバリの快進撃は自分も聞いています。普通これだけ人気もあると地元でも拡大やってくれるんじゃないかと思ってたのですが、どうやらそれらしい動きは無いようで・・(汗)。自分はレンタル待ちでしょうかね~^^;

それとリンクの件の方も了解しました。後程こちらで修正させていただきますね。

そうそう、

ブラックパンサーとしてのアクションは少なかったような。
かえって、女子のほうがアクション目立っていましたよね。

女性強し

>ボーさん♪

親衛隊長のオコエさんに、科学者の妹、スパイの元カノと、ワカンダの女性たちはそれぞれの魅力があって良かったですよね。まあ陛下が駄目だったわけではないんですけど・・・活躍はやはりインフィニティ・ウォーに持ち越しかもしれませんね?

No title

おいそがしい中義務鑑賞おつかれさまでしたw
ティチャラ陛下、シビルウォーでは無鉄砲さが目立ちましたがこちらではわりと良識派でしたね。いろいろ学んだのかな?
キルモンガー氏は凶悪ながらも魅力的なキャラだったので1作こっきりで退場というのはもったいないなあ。なんらかの形で復活希望です

身内同士の闘い

メビウスさん☆
いとこ同士で戦うなど確かに「マイティーソー」っぽかったですね。私はアフリカ舞台のターンがどうしてもライオンキングっぽく思えてました(笑)
衝撃吸収の凄いスーツは、今後色々と活躍してくれそうですよね☆

いささか勿体なく

>SGAさん♪

シビル・ウォーではやはり父王を無慈悲に、しかも目の前で殺されてしまったので感情がセーブ出来ていない状態だったのかもしれませんね?本作ではその騒動も収まって一国王らしい威厳もありましたから随分とカッコ良かった気がします。女性家臣たちに色々イジられてはいますけど(汗
でもキルモンガーもその生い立ちからかなりグッとくるヴィランでしたので、これっきりだったのは確かに勿体なかったですよねぇ。バッキーみたいに後から実は・・的な展開にならないかなぁと^^;


>まだ~むさん♪

身内同士の戦いはやはり因縁も深いだけに自分はドラマチックに見えてしまいました。けどマーベル作品結構こういうの多い気もしますね^^;
そういえばアベンジャーズ最新作の予告編でキャプテンがブラックパンサーと同じような黒いスーツを着込んでたのですが、あれもまたワカンダ製の超ハイテクスーツなのかもしれませんね。

こんにちは!

メビウスさん、こんにちは!
ブラックパンサーの大きな活躍、というか目を見張るようなアクションが少ないのが残念でした。
韓国でのカーチェイスシーンは凄く映像が凝っていて面白かったのに、他はそうでもなかったんですよねぇ。
ああいうのをもっと全体的に散りばめて欲しかったです。

少し抑え目だったかと・・

>ヒロ之さん♪

予告編でもあの韓国でのカーチェイスが大々的に映っていたので自分もてっきりアクションが豊富かと思ったんですよねぇ。実際はアクションが少しおざなりになっていた感じで、マーベル作品では少し珍しい気もしましたけど、でも折角ハイテクなスパイガジェットなどもあったので、ああいったのももっといっぱい使ってほしかったですね^^;

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