【監督】マシュー・ボーン
【出演】コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/タロン・エガートン/マーク・ストロング/ハル・ベリー/エルトン・ジョン/チャニング・テイタム/ジェフ・ブリッジス/ソフィー・クックソン/ペドロ・パスカル/エドワード・ホルクロフト
【公開日】2018年1月5日
【製作】イギリス

【ストーリー】
世界的麻薬組織、ゴールデン・サークルの攻撃により壊滅したキングスマン。残された2人、エグジーとマーリンは、バーボン・ウイスキーの蒸留所を経営するコテコテにアメリカンな同盟スパイ機関:ステイツマンと合流。更に彼らの前には死んだはずのハリーまで現れる。一方、上品な見た目に反して超サイコなゴールデン・サークルのボス・ポピーは、世界中の麻薬使用者を人質にした驚愕の陰謀を始動させていた・・・。
 
【感想】
表向きは高級テーラー、でもその本当の姿は独立した諜報機関であるイギリスのスパイ組織『キングスマン』。英国紳士たる洗練された立ち振る舞いを見せながらも豪快に繰り出される過激アクションや奇抜ガジェット、そして魅力的なキャラにストーリーと、新時代のスパイアクションムービーとして二年くらい前に自分もかなりドハマリした記憶が思い出されます。そして本作は待ちに待ったその続編ですがいやはや、やはり面白かった♪前作の色々な結び付きも踏まえつつニューカマーも盛り沢山で、今年最初の映画鑑賞としてもピッタリなエンタメ作品でしたねこれは。

共にキングスマンの座を争っていたかつての候補生の突然の来訪、そしてすぐさまのバトル&カーチェイスと、有無を言わさずのような怒涛のスピード感で始まる内容に『早い早いw』といきなりツッコミたくもなるものの、キレ・テンポ・カメラワーク三拍子が合致した秀逸な紳士アクションで魅せる展開には多分誰もが釘付けになるでしょうから、正に掴みはオッケーといった所。すっかりキングスマンのエースとなったエグジーの逞しさなどもその間で感じられたりしましたので、前作でゴタゴタだった組織の内部もこれで大分落ち着くのかなぁと思ったらこれまたすぐさまそのキングスマンのアジトも木端微塵になるもんですから、まるで前作の事なんかもういいやと言わんばかりの前半の大胆な捨てっぷりはある意味驚いてしまいましたね・・^^;

でも代わりに本作でクローズアップされるのはイギリスを遠く離れた新天地アメリカに、そこを拠点とするキングスマンと同盟関係にある新たな諜報組織ステイツマンで、英国紳士を体現したのがキングスマンならステイツマンはコッテコテなアメリカンカウボーイを地で行っており、酒の名前にあてがったメンバーのコードネームやワイルドな立ち振る舞いなどなど、キングスマンとは対称的な所が多いのも視覚的な意味で十分に楽しませてくれる面子ばかりだった。
ステイツマンたちは前作で凶弾に倒れて殉職したと思われたハリーの件にも若干関わっており、その裏話もなるほどと思った同時にこの作品に出て来るハイテクガジェットってやっぱ凄過ぎるなとやや苦笑いも・・^^;ハリーも本作では少々ブランクがあるせいか紳士とは程遠い絶不調ぶりなどにもこれまた都度笑ったりしましたが、それでもエグジーにはない熟練した観察眼はさすがと言った感じ。前作の教会で見せたハリー無双とまではいかないけど、エグジーと一緒に繰り広げる敵との大立ち回りも大いに見応えがありましたね。
あとその敵と言えば、今回の麻薬組織のボスであるポピーもまた強烈なキャラクター。前作でサミュエル・L・ジャクソンが演じていた敵は極論なエコロジー思想を持つなんともクレイジーなキャラでしたけど、その悪事に関してはなんというか一部筋が通ってる物言いだっただけにでもでも・・・と観る者に釈然としない気持ちや考えを抱かせてくれてたんですよねぇ。麻薬組織が麻薬使用者を犠牲にするというポピーにしてもやはり一見クレイジーな陰謀のようにも見えたのですが、でもそこからなーんか透けて見えてくるのは大麻使用などが一部合法化もされているアメリカならではのドラッグ事情のようにも見えてしまい、薬物のせいで家族を失い使用者は絶対悪だと言い張る者もいれば、常日頃の激務でクスリが無ければ身が持たなかったと言う止む無しな者もいたりなので、この善悪としてどこかスッパリと決められない複雑な気持ちを抱かせるストーリー展開が今回も上手かったように自分は思えたのでした^^


・・とまあそういった皮肉めいた内容も個人的には観てて面白かったですし、様々なスパイガジェットを用いたアクションも相変わらずの派手さやダイナミックさもあって好きだった今回のゴールデンサークル。キングスマンとなったものの任務と恋の板挟みで何かと苦悩するエグジーの新たな成長物語も良かったし、教官マーリンもまあ・・・ああいった結末は意外ではありましたけど、それでも彼のシーンは本作でも特に印象に残るものとはなったは確か
ステイツマン側は投げ縄達人のウイスキー以外ちょっと目立っていなかったようにも思えましたが、チャニング・テイタムが演じてたテキーラがキングスマンの店に訪れていた場面も見る限りですと、次のステージを見据えての敢えてな感もあるので、ハル・ベリーの新生ウイスキーも含めて期待が残るラストではありましたね。・・・それに最先端のロボット技術や蘇生させるスパイガジェットもあるくらいですから、もしかしたら次はマーリンも全身サイボーグで・・・・はさすがにないか(笑
 
ごめん、ちょっと飽きたかも。
「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督と原作者のマーク・ミラーが再びタッグを組み、世界最強のスパイ組織“キングスマン”の活躍を描いて世界的大ヒットを飛ばした痛快スパイ・アクションの続編。一人前のスパイに成長したエグジーを主人公に、アメリカの同盟組織と手を組み、新たな敵に立ち向かうキングスマンの戦いの行方を、スタイリッシュにして過激なアクション満載に描く。出演はコリン・ファース、タロン・エガ...
今年一番最初に観る作品はこれにしようとだいぶ前から決めていた。前作の「キングスマン」が大変面白かったことと、何と言っても愛しのチャニング・テイタムが出演しているから。年初めを大好きな俳優を観て迎えるのは、眼福以外の何物でもない。だけど…。まあ、面白かった。だが、期待した程では無かった。っていうか、期待外れだったことは否めない。チャニング・テイタムも私基準ではあんまり活躍していなかったし(でも...
  キングスマン ゴールデン・サークル(2017)イギリス 原題:Kingsman Golden Circle 監督:マシュー・ボーン 出演:タロン・エガートン/コリン・ファース/マーク・ストロング/ジュリアン・ムーア/ペドロ・パスカル/ ハル・ベリー 【あらすじ】 ロンドンの本社が破壊され、残されたキングスマンのメンバーは世界中のドラッグ使用者が人質状態だと知る...

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飽きっぽいワタシ

「捨てっぷり」の良さはいいのですが、ロキシーまで吹っ飛ばすとは許せん! なんてプンスカしましたが、次作があれば、ちゃっかり登場するかも?(希望的観測)
私は早くも飽きてきたかも。

常に新鮮

>ボーさん♪

ロキシーもそうですがマーリンも吹っ飛んじゃったりと、主要キャラが立て続けに退場するのはびっくりですねホントw3作目あたりなら分からなくもないですが、マシュー・ボーン監督には愛着と言うものがないのかも?(汗
・・でもまあ見方を変えれば、キャラも舞台も一新だから常に新鮮な気持ちで観る事が出来るのかもしれませんね^^;

こんにちは

こんにちは。
>もしかしたら次はマーリンも全身サイボーグで・・・・
は、もしかでなくてあるかも、ですよ。っていうか、コリン・ファースが生きていた位なのですからね!!何が起こってもおかしくないです。

ご都合主義

>ここなつさん♪

普通脳天に銃弾食らえば即死でもおかしくないはずですのに、万能のスパイグッズで見事復活って辺りはご都合主義ですよね^^;
マーリンはさすがに無理でしょ・・と言いつつも、前作のハリーもそんな感じだったので、ホント何が起こるか復活するとしてもどういった強引な手法でやるのか気になりますね(笑

No title

お久しぶりです。
「大胆な捨てっぷり」確かに~(笑)
アクションは相変わらず派手で、しょっぱなからテンション上がりますね。
個人的には前作の英国紳士なノリがお気に入りだったので、やや期待外れな部分はありました。


報告が遅くなりましたが、gooブログに引っ越しました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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ノリが薄味

>pu-koさん♪

前作の英国紳士的なノリは殆どハリーが行っていた感じもしますから、今回はブランクもあって残念ながら・・でしたね。キングスマンの本部も木端微塵になっちゃいましたから尚更だったかも・・^^;
マシュー・ボーン監督の大胆な切り捨ては英断な部分もあれど勿体ないと思わせる所もあったので、なんか諸刃の剣っぽいですね(汗

こんにちは!

メビウスさん、こんにちは!
エルトン・ジョンをあそこまで活躍させるとは思ってもいませんでした(笑)。
監督が大ファンらしいですけど、エルトン本人も要望に応えてノリノリに演技したんでしょうね。
楽しんでいるなという雰囲気は凄く伝わってきました。
確かにウイスキー以外のキャラクターの存在が少し薄いのが惜しい部分ではありました。
折角のハリーも途中まで記憶喪失という有様でしたしねぇ。
前作同等にガツガツ来る展開を期待してたのですが、個人的には物足りなさを抱いてしまいました。

主役以上

>ヒロ之さん♪

エルトン・ジョンはストーリーにそれほど深く関わってたいませんでしたが、エグジーの敵地侵入と同時に自分も見張りを倒しちゃったりしてましたから、意外(?)に見せ場が多かったですよね^^;自虐も多かったですし、なんだかんだで主人公のエグジーより印象に残るキャラクターだったかもしれませんね(笑

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